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ピストンエンジンは永遠か!な?

バイクを中心に話題を紹介します

これは?

2006年10月01日 | 吸気系

人気blogランキングへ  天気予報がピッタリ当たりで、昨日から考えられない大雨が・・・。

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何やら懐かしのキャブレターシリーズのようで・・・。

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例のナニですか?多分そうだと思います。

機能美がありますね。

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ホンダの純レースキャブレターとして誕生したCRキャブレターは、低速系が追加されてCRスペシャルとして市販されたと記憶していますが、生まれが違うのか育ちが違うのか、同時代のS&Sキャブとは趣が随分違います。

MADE IN JAPANの面目躍如と言っていいほどの精巧な出来です。

入り口はバフ掛けまでされています。

このチョット後にフラットスライドバルブがミクニからTMキャブレターとしてリリースされ、”バルブの張り付き”によるスロットルの戻りが悪いのが不評で、ベアリングにより対策したFCRキャブが出現します。

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大きさをCVと較べるとツインということもありますけれど、高さも高く大きく見えます。

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35φの2連装は50φに匹敵しますから、スポーツスターストローカー1500にも大きすぎたのでしょう。

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珍品でもないか?

2006年09月30日 | 吸気系

人気blogランキングへ  今日は思いのほか天気が良く、残暑も厳しい・・・。

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S&Sついでに、いわゆるBキャブです。これはそれほど珍しいものではないでしょう。

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マニホールドは付いていませんが、本体の長さはツースロートよりダイブ長い。

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一番上の写真と反対側です。スロットルレバーのなんとも素朴な・・・・。シンプルですね。

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コールドスターターはエンリッチナーであるためスロットルバルブしかなく、これ以上のシンプルさは有り得ないほど?

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右はハーレー純正CVキャブ。これでもスーパーBは小さいほうで呼び径は17/8インチ(約47.6mm)、この上のサイズは21/4インチ〈約57mm)のスーパーDというのがありました。

加速ポンプ無しの大口径キャブというと、ご想像通りに扱いづらいものです。誤解を恐れずに言わせていただくと、負圧可変ベンチュリーキャブレターはこうした癖のあるのと較べれば、まるでEFIのようです。

どのようなスロットルの開け方でも思い通りになると大間違いで、それを望むと永遠にセッティングはでないのではないでしょうか?

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お宝?珍品?

2006年09月29日 | 吸気系

人気blogランキングへ  ココ暫らくドンヨリした天気が続くようですね。

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先日コメントで予告したS&Sツースロートキャブです。

発掘したばかりなので汚れたままですがご容赦ください。これは輸入した中古車両に装着されていたものです。

スロートは有名な映画のDeep ThroatのThroatでしょうね。

そのうちにキレイにリビルトして使ってみましょう。

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今でこそ走行風圧を利用して高速域でのパワーアップするのは当たり前ですが、1980年初頭に進行方向に向かって開口しているキャブは無かったでしょうか?

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エアクリーナーカバーを外すと、ファンネルが可愛らしく?並んでいます。コールドスターターはエンリッチナーではなく、奥に見えるバタフライバルブでチョーキングします。

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このようなマニホールドで・・・・

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独立ポートではなく集合します。

写真のキャブレターはダイブ使い込まれた形跡がありますが、ワタシは当時も装着されているのを見たのは1台だけで、あまり調子が良くなかった記憶があります。

”畳とキャブは新しいほうが良い”のですけれど、チョットこの珍品を使ってみたくなった今日この頃です。

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ニードルにご用心

2006年09月14日 | 吸気系

人気blogランキングへ  雨も夕方になって止んでくれました。明日は?

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これはSUキャブのジェットニードルです。

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クローズアップすると・・・・。

矢印の部分が磨耗しているのが分かりますか?

まるでレクトロンキャブのニードルのようです。

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ニードルは写真のように傾いているのが正常です。

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仕組みはこのようになっていて、ニードルのホルダーに矢印のような突起があります。

何故?

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では何故このようになっているかを考えてみましょう。写真と図で向きが逆になってしまいました。

SUキャブ(作動原理はコチラ)は吸気負圧によってスロットルバルブが動きますから、アイドリングでもカタカタせわしなく動いているのを実体験でご存知の方も多かろうと思います。

始終動いているニードルは図の左側のようにマッスグになっていると、ニードルはテーパー形状ですから、ニードルジェットの③の部分とココを摺動している自らを削ってしまいます。

通常のキャブレターのようにガソリン供給の計量をジェットで行わないSUキャブでは、テーパー形状のニードルとニードルジェットの隙間で計量していますから、これでは寿命がスグ尽きてしまいます。

そこで右の図のように、ニードルの先端をジェットニードルの内側に押し付けていれば、早期の磨耗によって空燃比が狂ってしまわずに、ある程度の長きに渡り使えるということですね。

この素晴らしいアイデアは不幸にして、誰が考えたか分かりませんが、ニードルジェットを使用する形式では皆こうなっています。

*低回転域での燃調は図の①のニードルジェットを上下に動かして行いますが、この調整スクリューの戻し回転で表現する方もいらっしゃるようですけれど、ニードルの取り付け位置ニードル/ジェットの磨耗具合でも変化しますから、戻し回転数での表現はナンセンスですね。

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しかし、今回紹介したニードルは減りすぎていて、マーキングは示すようにスロットルバルブが全開位置付近では、磨耗した部分まで出てきてしまいました。

ここで学ばなくてはならないのは、ジェットもニードルも消耗部品だということです。

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フロートにご用心

2006年09月08日 | 吸気系

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赤矢印の部分は色が違うのがお分かりでしょうか?

これはハーレー用のSUキャブのフロートですが、見事にガソリンが入ってしまいました。

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矢印はフロートがキャブレターに組み込まれている状態で、使用状況ではここはガソリンに満たされていて、フロートがガソリンに浮くと矢印方向に動きます。

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矢印がフロートバルブです。

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フロートとバルブの相関関係です。フロートが上下すると矢印の爪でフロートバルブの下端を押すのが分かります。

”フロートレベルの調整”(ココで説明しています)はこの爪を動かして行います。

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このタイプのSUキャブでは始動時にを使いますが、ティクラポンプはその名の通り空気を送るポンプになっていて、空気の圧力でベンチュリー内にガソリンを送り込むため、一般のキャブレターのようなオーバーフローチューブがなく、ガソリンがオーバーフローすると写真の矢印のティクラポンプから出てきます。

勿論フロートバルブの故障は滅多にあるものではなく、フロートバルブの不具合のほうが原因としては多くあります。ガソリンのオーバーフローはエンジンが不調になるだけでなく、ほとんどのハーレーではキャブレターの下にマフラーが存在していますので、火事にもご用心です。

オーバーフローの原因を究明するときは(すぐ確認できるだけに)フロートのチェックもお忘れなく!

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エンリッチナーにご用心

2006年07月26日 | 吸気系

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エンリッチナー効き放し!

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このHSR42キャブは、比較的安価ということもあって装着されている方も多かろうと思います。

矢印のエンリッチナーバルブは標準化された部品のようで、メーカーの枠を超えて純正のケイヒンと同じものです。

ところが、純正ケイヒンキャブの取り付け場所が反対の前側になっています。

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これは対策後でチョット不細工ですが、取り付けブラケットを追加移動させました。

元々の位置でもワイヤーは届くのですが、クランク形に曲げられてしまい戻りが悪く、操作ボタンを戻したつもりでもバルブは開いていたのですね。

つまり、エンリッチナーが効き放し状態です。

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上記の問題と同時に発生していたのは、2次エアーでした。

フランジの汚れは「生ガソリンが洩れて乾いた」ことが繰り返されたのを物語っています。

エンリッチナーの効き放しは空燃比がリッチに、2次エアーを吸っていると空燃比はリーンになりますので、ある条件下ではバランスが取れるかもしれませんが、やはり具合はよろしくありません。

各掲示板では、キャブレターの不調やセッティングの悩みを持つ方が、相変わらず多くいらっしゃいますが、こういった基本を押さえてから作業なされば、ホトンドの悩みから開放されるのではないかと思います。

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インテークマニホールド取り付け

2006年03月19日 | 吸気系
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今回はエボリューションエンジンにS&SのEキャブを取り付ける作業の一部ですが、インテークマニホールドやシールの交換に役立つと思います。

黒いリングは断面が三角形の専用シールです。キャブのキットには付属していますが、他の形状のものでは代用はできませんので、必ず純正部品かそれに準ずるものを用意します。
ショベルのマニホールドシールより長持ちはしますが、所詮ゴム製なので永久に使えるわけではありません。

ゴム製シールの例にもれず、組み込む前にシリコングリースを塗布しておくと、マニホールドの角度を合わせるときのトラブルを防ぐことができます。

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キャブ側のボルトを締めるときは、先がボール状になったヘックスレンチを使うと便利です。

しかし最後にトルクを掛ける時には、ワタシはボルトを傷めたくないのでストレート形状の工具を使います。

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そして反対側のボルトを締めるときには、ワタシの残り少なくなった秘技の一つです。

カットして適当な長さにしたヘックスレンチをボルトに差込み、メガネレンチを使って締めます。

これは他の狭いところにも応用が利きますね。

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各種の特製レンチ!です。


ハーレーダヴィッドソンの整備やカスタマイズには経験と知識は不可欠ですけれど、創意工夫もなくてはなりません。
日本車の部品は標準化されて、ホトンドの部品は精度も良くそのまま使えるし、イザとなったら製造元に日本語で問い合わせることや返品も可能です。
それに、日本製のものは時系的に幅が狭いのに対し、ハーレーでは50年前の設計の部品まで未だに使われています。
日本の短期間におけるスクラップ&ビルドは伝統的文化?とも言えますね。

創意工夫を迅速に行うためには、感性も磨く必要があるのです。
優れた感性により創意工夫されたものは、違和感を生じることなく丈夫で長持ちするものを作れます。

ワタシもハーレーばかりイジルようになってからは人格が変わったような気がします。

悪魔のように大胆に、天使のように繊細に?









ケイヒン バタフライ 修理

2006年03月13日 | 吸気系
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一部ではまだ人気のある”ケイヒン バタフライ キャブ”ですが、矢印のところからガソリンが洩れてきました。

25年も経っているので、プラスチックの部品では無理もないかな?

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引っ張ると真鍮の部分を残して抜けてしまいました。

これをどうやって抜き取りますか?

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ワタシの資産の中には思わぬモノも・・・・。

10年ぐらい前に作ったスライディングハンマー。
何のために作ったのか記憶は全くございませんが。

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スライディングハンマーを使うためにはタップでネジを切ります。

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スライディングハンマーを取り付けて・・・・。

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サスガですね!?   取れました。


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こういう部品が単体で用意されているところが如何にもハーレー。

しかもプラスチックをやめて全部真鍮製にグレードアップです。タイシタもんですね。

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挿入部分にはロックタイトを塗って、マッスグ圧入します。

柔らかい金属なので変形には注意デス。

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これで完成です。

一口に部品交換といっても元々ついていた部品を外すのにも、それなりに考えて作業をしないと難しい場合もありますね。






















S&S Eキャブ ② 調整

2006年03月10日 | 吸気系
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Eキャブのスローミクスチャーはかなり敏感ですから、矢印のようにペイントマークをしておくと便利です。

アイドリングだけではなく、巡航速度程度のアクセルの開き方ではスローミクスチャーの影響が大きいので、それをイメージしておいたほうが良いでしょうね。
また、「何回転戻し?」という声も良く聞きますが、
・エンジン自体の状態
・マフラーの性能
・気温
・乗り方
等の条件次第で大きく異なるので、何回転戻しの表現はナンセンスとしか言えません。

また、ショベルなどのヘミヘッドとTCの希薄燃焼に対応した燃焼室でも、燃焼速度の違いにより異なります。

*マフラーの違いによる理由を大雑把に説明すると、燃焼の残留ガスの影響でしょうね。
つまり、抜けの良いマフラーでは残留ガスが少ないため、濃い混合気でもプラグがかぶることなく燃焼できるけれど、抜けの悪いマフラーでは薄くなくては燃焼しきれないということです。しかし爆音マフラーを推奨しているわけではありません。
要はエキゾーストポートでのガス流が早ければ残留ガスを効率的に排出できるのですが、あらゆる回転域でそれを行うのが難しいのです。


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まず、この状態でアクセルを大きく開いて、ポンプノズルからの吐出量を見て確認しておきます。
エンジンが掛かった状態では確認できないので、エンジンは停止状態ですね。
殆んどの場合では、プリセッティングでは多すぎます。

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プリセッティングではこのように車検でも通らない4.6%。
もちろん、エンジンの運転温度でも変わってきますので、注意。
一般的にCOとHCは反比例する関係で、エンジンが冷えている時は、COが低くHCが高い。エンジンが温まるとその逆の傾向になります。

*自分で調整される場合はコレを頭において、エンジン始動後にエンリッチナーをすぐに戻してもエンジンがストールしない場合はリッチの傾向ですから、段々薄くしていってベストの回転をさがせば良いでしょう。
しかし、最初があまりリッチであるとプラグがカブってしまい、正常な判断ができません。

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ワタシの推奨濃度は2.5%前後ですが、それから僅か1/8回転絞ると1.35%になってしまいます。

*つまり、気温が同じ条件であれば調整範囲は1/8回転の中と言えるでしょう。
 このあたりがEキャブの取り扱いの難しいところで、COアナライザーを使わないと微妙な調整ができないのですね。
 
*ワタシは加速ポンプの調整は、最小限ですね。
 スローミクスチャーのアジャストが正確に行われていれば、アクセルを急に大きく開けてマフラーからの黒煙を見て判断ができます。あまり多くの黒煙がでるようであるとポンプの吐出量は多すぎ、プラグのかぶりや燃焼室のカーボン堆積の原因になります。


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写真は矢印のインターミディエイトジェットの位置を示していますが、フロートボウルの中心よりエンジン側にあるのが分ります。これはどういう事かというと・・・・。


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ジフィースタンドで立っている場合は1.57%。

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直立状態にすると0.83%と大きく変わってしまいます。

これは、傾きによる相対的なフロートレベルの変化により燃調が変わってしまった例ですね。
つまり、傾いたまま調整を行ってもベストの状態は得られないということです。

*アナライザーを使用した調整でも、試運転やプラグのチェックを怠るわけではありません。そして乗り方も人それぞれ異なりますので、こういったことを踏まえて乗ることができれば、より楽しめることは間違いありません。






S&S Eキャブ ①

2006年03月09日 | 吸気系
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かのアイルトン・セナはセナ足が有名でしたが、そのために全開時にバルブが残らないスライドタイプのスロットルバルブではなく、バルブの上下からエアが入りレスポンスに優れるバタフライタイプを好んで使っていたそうです。
レスポンスが敏感すぎて、他のドライバーは乗れなかったそうですが・・・・。

それが理由と言うわけではないのですが、ワタシはこのシンプルなキャブレターは好きです。
大口径の固定ベンチュリーならではの、豪快な乗り味はハーレーに良く合っています。
その反面、4気筒のバイクに乗り慣れてしまった方や、まだバイクに乗りなれていない方は可変ベンチュリーのほうが乗り易いでしょうね。低回転からガバッと開ける乗り方では、セッティングもシビアになるし、エンジンにもヨロシクありません。
エンジンの回転の上昇を感じながらアクセルを開けていく乗り方を覚えれば、ツインやシングルはそれほど飛ばさなくても充分楽しめます。月並みな表現では「エンジンとの対話」ですか。


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とは言ってもパフォーマンスキャブですから、どのような状態にもフィットするわけではありません。
エンジンをスープアップしなくても充分楽しめるのですが、できれば腰ウエだけでも分解整備してからでないと、双方の評価を下げることになりかねません。
キャブレターを快適に楽しむのには3月5日掲載の記事のように、インテークマニホールドの取り付けをキッチリやらなければなりません。

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大雑把ですが、各部の名称です。

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①はスローポートで純正のケイヒンバタフライも同様な構造です。
②はアイドルミクスチャースクリューの先端が見えます。
③はエンリッチナーを作動させた時のリッチガスのでるポートです。

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加速ポンプの吐出量の調整はココで行います。
ポンプのストローク量を調整するので、締めこむとストローク量が小さくなり吐出量が少なくなり、緩めると吐出量が多くなります。
2005年12月4日の記事で説明しているように、加速ポンプはアクセルを急激に開けたときの混合気の補正ですから、沢山ガソリンを出せば加速が良くなるものではありません。適量というものがあります。


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中を見てみましょう。

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フロートレベルはフロートボウルの面と平行が良いですね。

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レーシングキャブの流れを汲んでいるので、メインジェットの交換はフロートボウルを外さなくても可能ですが・・・・。
ちなみにプリセッティングでは#72が付いていました。
付属は#70と#74です。

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インターミディエイト ジェットです。まあ普通はスロージェットと言いますが。
プリセットは#0295 付属は#028です。


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ポンプのキャップを外すと、このようにチェックボール、スプリング、などがありますので、失くさないでください。

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キャップとダイアフラムの間にはスプリングが入っています。


次回は「調整偏」です。