三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

2009年イギユン氏・ペサンド氏の追悼式を行ないました

2010年03月14日 | 木本事件
 今回で16回目となるイギユン氏とペサンド氏の追悼集会を2009年11月21日、
熊野市のお二人の追悼碑前で行ないました。

 参加者数は十数名で多くはないですが、はじめて参加していただいた方もおり、
新しい出合いもあったと思います。また参加者一同、この集会で一年間の活動の
総括や反省を行ないつつ、次の一年に向けて思いを新たにしたと思います。

 「木本事件」のフィ-ルドワークとして木本トンネルや木本神社を通り、その後で
極楽寺にて足立住職に最近の状況についてお話をお聞きしたところ、今年も学校
関係にて、追悼碑などを見学されたとのことであった。このように追悼碑が地域に
根付いて、「木本事件」があったことを風化させないために、役立っていると
思えます。
 また、今年も追悼集会に合わせて熊野市民会館の1階ロビーで「木本事件」、
「紀州鉱山」、「海南島」、「大逆事件」に関するパネル展示を行ないました。
 このパネル展は毎年行なっていますが、「木本事件」のことを知らない熊野市民も
まだまだいるようで、当日熊野市民会館に来館した方たちに「木本事件」や紀州
鉱山における朝鮮人労働の歴史的事実を知ってもらうのに大切な場になってい
ます。
 このような活動を通じて熊野市民に直接、「熊野市史」の問題点や熊野市の
対応の不誠実さを伝えることで、少しづつでも現状を打破する力にできればと
思います。
                                  嶋田実
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