「AFP」 2025年4月4日 11:57 発信地:国連本部/米国
■イスラエルの救急車銃撃「戦争犯罪」の可能性 国連人権高等弁務官
【写真】イスラエル軍の救急車攻撃で死亡した救急隊員たちの遺体がガザ地区南部ハンユニスのナセル医療複合施設に到着する中、若者を抱きしめる救急医療士(2025年3月30日撮影)。
【写真】ガザ地区南部のハンユニスにあるナセル医療複合施設で、救急車からパレスチナ人の救急隊員の遺体を運び出す救急医療隊員(2025年3月30日撮影)。
【写真】ガザ地区南部のハンユニスにあるナセル医療複合施設に搬送される、イスラエル軍の攻撃で死亡したパレスチナの救急隊員の遺体(2025年3月30日撮影)。
【写真】イスラエル軍の救急車攻撃で死亡した救急隊員たちの遺体がガザ地区南部のハンユニスのナセル医療複合施設に到着する中、悲しむ女性たち(2025年3月30日撮影)。
【写真】ガザ地区中部のヌセイラート難民キャンプで、食事を受け取るために並ぶパレスチナの子どもたち(2025年4月3日撮影)。(c)Eyad BABA/AFP
【写真】ガザ市のアルトゥファ地区にある学校がイスラエルの攻撃を受けた後、病院で治療を受ける負傷したパレスチナの子どもと赤ちゃん(2025年4月3日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA/AFP
【写真】ガザ市のアルトゥファ地区にある学校がイスラエルの攻撃を受けた後、病院で治療を受ける負傷したパレスチナの子どもと赤ちゃん(2025年4月3日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA/AFP
【4月4日 AFP】国連のボルカー・ターク人権高等弁務官は3日、パレスチナ自治区ガザ地区で救急車が銃撃され医療従事者や人道支援活動家15人が死亡したことは、「イスラエル軍による戦争犯罪」のさらなる懸念を引き起こしたと述べた。
ターク氏は国連安全保障理事会で「15人の医療従事者と人道支援活動家が最近殺害されたことに衝撃を受けている。これはイスラエル軍による戦争犯罪の懸念をさらに高める」と語った。
その上で、イスラエルが「テロリスト」への攻撃と主張している3月23日の事件について、「独立した、迅速かつ徹底的な調査」を求めた。
国連人道問題調整室(OCHA)はガザ南部ラファ近郊の「集団墓地」で、パレスチナ赤新月社の8人と国連の1人を含む15人の救助隊員と人道支援者の遺体が発見されたと発表した。
OCHAは1日、最初のチームが先月23日にイスラエル軍によって殺害され、他の緊急援助チームも行方不明の同僚を捜索中に数時間にわたって次々と攻撃を受けたと述べた。
イスラエル軍は「2025年3月23日の事件」を調査中だとしつつ、兵士たちは「テロリスト」に向けて発砲したと主張した。
イスラエルのダニー・ダノン国連大使は、民間人労働者を保護するために人道支援組織の「審査システム」を改善するよう求めた。
「なぜ9人のハマスのテロリストが真夜中に赤新月社の救急車に乗っていたのか?」「これらのテロリストの存在は全員の命を危険にさらす」と語った。