ある新聞に次のようなユーモラスな詩が掲載されました。
みんなすごい
カイズカイブキもモッコクも
ツツジもシャクナゲもアジサイもすごい
スズメもカラスものらネコも
ムカデもアリンコも
ダンゴムシも
みんなすごい
みんな「自分」を生きている
この詩を読んだとき、円照寺の庭の花を思い浮かべました。境内には「親鸞さん」のお像が花に埋もれて立っておられます。
親鸞聖人は、晩年「阿弥陀は何事も、それは一切がそうならずにはおれない仕組みでそうなったのです。それをあなたの宿業として受けとめていきなさい。それが生きるという事の本来の姿(あきらめではありません)です」と、言っておられます。
「その阿弥陀の呼びかけにうなずき、花たちを見ると、自分の人生は自分の責任において果たしていくという力強い自信が生まれます・・・・」
急に暑くなってきまいた。シャクナゲに似合うのは春先の涼しい風の中ですが、初夏の花たちにバトンをつぐまで、今は精一杯がんばっています。
少し教訓的になってしまいました・・・(no3209)
*写真:シャクナゲ(撮影:堀江)