ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

円照寺の花たち(76) みんなすごい

2016-05-06 09:52:25 | 円照寺の花たち

 ある新聞に次のようなユーモラスな詩が掲載されました。

 

  みんなすごい

  カイズカイブキもモッコクも

  ツツジもシャクナゲもアジサイもすごい

  スズメもカラスものらネコも

 ムカデもアリンコも

 ダンゴムシも

 みんなすごい

  みんな「自分」を生きている 

 この詩を読んだとき、円照寺の庭の花を思い浮かべました。境内には「親鸞さん」のお像が花に埋もれて立っておられます。

 親鸞聖人は、晩年「阿弥陀は何事も、それは一切がそうならずにはおれない仕組みでそうなったのです。それをあなたの宿業として受けとめていきなさい。それが生きるという事の本来の姿(あきらめではありません)です」と、言っておられます。

 「その阿弥陀の呼びかけにうなずき、花たちを見ると、自分の人生は自分の責任において果たしていくという力強い自信が生まれます・・・・」

 

 急に暑くなってきまいた。シャクナゲに似合うのは春先の涼しい風の中ですが、初夏の花たちにバトンをつぐまで、今は精一杯がんばっています。

 少し教訓的になってしまいました・・・(no3209)

 *写真:シャクナゲ(撮影:堀江)

 

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円照寺の花たち(75) なんじゃもんじゃ

2016-05-05 08:26:30 | 円照寺の花たち

 円照寺には、まだ鉢植えの小さな木ですが、いま「なんじゃもんじゃ」が本堂の裏に花をつけています。

 めずらしい花(木)です。ご覧ください

 「なんじゃもんじゃ」について「日本むかし話」に、次のような楽しいお話がありました。紹介しておきましょう。

   なんじゃもんじゃの木

 昔、ある村の畑の中に、ぴょこんと1本、見たこともないような木が生えていました。

 クワの木でもなく、ケヤキの木でもない、花を咲かせるわけでもなく、葉が散るわけでもない。何の役にも立たないし何のへんてつもない木でしたが、村人たちは愛着を持って「なんじゃもんじゃの木」と呼んでいました。

 ところが、村には乱暴者でへそ曲がりな親子がいました。ある時、「なんの役にも立たない木なんか、へし折ってやる」と、息子が「なんじゃもんじゃの木」の枝に取り付きました。すると翌日、息子の体に一文銭のような丸いブツブツができ、高い熱がでて寝込んでしまいました。

 村人たちは「きっとバチがあたったんだろう」と噂し、この一件から「なんじゃもんじゃの木さま」と言って、まるで神様のように木を崇めるようになりました。

 こうなってくると、父親はますます面白くありませんでした。父親は斧を持ち出し、なんじゃもんじゃの木を切り倒そうと、幹に斧を振り下ろしました。

 翌朝、父親はなんじゃもんじゃの木の下に倒れていました。父親の体には丸いブツブツができ、息子と同じように高熱がでて、寝込んでしまいました。親子は、あちこちの医者にかかりましたがなかなか回復せず、おかげですっかり財産を使い果たしてしまいました。

 このことから、村人たちは「むやみに木を傷つけたりしたら、なんじゃもんじゃ様のバチがあたる」として、これまで以上に木を大切に扱うようになりました。

 その後も、なんじゃもんじゃの木は「木の神様」として大事にされたそうです。

 おしまい・・・(no3208)

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円照寺の花たち(74) モッコウバラ甘く香り (神戸新聞より)

2016-05-04 08:10:05 | 円照寺の花たち

 きょう(4日)、神戸新聞に円照寺のモッコウバラが紹介されています。「円照寺の花たち(72)」でも紹介しましたが、ご覧ください。(no3207)

 モッコウバラ甘く香り

          (神戸新聞より)

 兵庫県加古川市志方町広尾の円照寺の境内で、モッコウバラが白色と黄色の花を付け、見頃を迎えた。通り道には、ベンチなどの休憩所を設けており、参拝者らは花を楽しみながらくつろいでいた。

   とげのない中国原産のバラで、漢字では「木香薔薇(もっこうばら)」と書く。その名の通り、境内には、ほんのりと甘い香りが漂っている。

 同寺の上月義宗住職が約20年前に5株を植えた。バラは上へ上へとつるを伸ばし、今や高さ7メートルの同寺住居の屋根に、幅約14メートルにわたって広がる。

 友人と2人で立ち寄った女性(45)=加古川市野口町=は「優しい彩りの花々に癒やされた」と話した。

 見頃は5月上旬まで。境内ではほかに、オオデマリやスモークツリーなどが順に開花するという。

観賞無料。TEL079・452・2067(津田和納)    

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円照寺の花たち(73) オオデマリ

2016-05-03 06:11:53 | 円照寺の花たち

     オオデマリ

  私の家にもコデマリは咲きます。見慣れた花です。

  でも、円照寺で、オオデマリを見るまで、コデマリの「コ」が「小」であることに気づきませんでした。

  コデマリに対してオオデマリなんですね。

  一つ賢くなりました。

  それにしても、コデマリの花のかたまりは直径10cmちかくはあるしょうか、まさしくオオデマリ(大手鞠)の名がぴったりです。

  オオデマリの英名・スノーボールもこの花姿から来ているそうです。

  円照寺の多くのツバキがバラのようであったように、オオデマリはまさに、花の咲き方がアジサイにそっくりです。

  いま、円照寺では、オオデマリがみごとに咲いています。

  お越しください。(no3206)

   *写真:オオデマリ(撮影・堀江)

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円照寺の花たち(72) モッコウバラ

2016-05-02 06:11:47 | 円照寺の花たち

   モッコウバラ

  2週間ばかり『わたの里通信誌(第2号)』のために、「円照寺の花たち」をお休みにしていました。

 きょうから、張り切って「円照寺の花たち」を再開させます。

 きのう(5月1日)、久しぶりで円照寺に出かけました。この2週間で円照寺の花たちは、装いをすっかり変えていました。

 春から初夏への変化です。季節の営みは、すごいです。

 特に、モッコウバラに圧倒されました。

 その艶やかな装いを鑑賞ください。(no3205)

 *写真:モッコウバラ(撮影・堀江)

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わたの里通信誌(57) イベント(6月5日・日)のお知らせ

2016-05-01 08:14:09 | わたの里通信誌

  「當間亨×池田則一のトークセッション」を6月5日(日)に下記のように開催します。

 テーマは「わたの里に遺したもの(播磨産業史と今後の地場繊維産業の振興)」です。

 5月の下旬に再度ご案内しますが、ご予定下さい。(no3204)

 

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