ここしばらくは『手枕』(別府小学校創立百周年記念誌)を参照に別府町の探訪をしている。
今日の「別府川・別府川防潮水門(写真)」も、『手枕』の記事の一部をお借りした。
『手枕』では、「別府町は、標高五㍍で、この地を流れる別府川は北在家、野口町長砂地域の多くの水路を集めて約四キロ㍍ほど南東に向かって流れ、別府と西脇の間で播磨灘に注いでいる・・・・」と別府川を紹介している。
現在、別府川は加古川町大野の北で曇川と結ぶ延長工事が進められている。
JR日岡駅のところまで完成している。
あと少しを残して、用地買収や行革のために完成は大幅に遅れている。
完成すれば、別府川は今の二倍に延長され、流れ(水量)も大きく変わることになる。
◇別府川防潮水門◇
さて、水門であるが、別府町は低い平地に位置しているために播磨灘の影響を受けてきた。
特に台風の時などは、海水が高潮となって別府川をさかのぼり「潮止枠樋門」に達し、しばしば付近の両岸の人家に侵入し、田んぼにも塩害をあたえていた。
現在は、別府川の両岸も高く築かれた。
そして、「別府川防潮水門」が昭和44年に造られた。
地元の人は「わくのくち水門」といって大切にしている。
が、別府川延長後は、水門の再建が求められるかもしれない。