ひろかずのブログ

加古川市・高砂市・播磨町・稲美町地域の歴史探訪。
かつて、「加印地域」と呼ばれ、一つの文化圏・経済圏であった。

別府町探訪:新右衛門(瓢水の父)菩提

2009-02-04 09:30:07 |  ・加古川市別府町を歩く

Befu_013_4  山電・別府駅の西の道を南へ真っ直ぐ行くと、別府川に突き当たる。

 そのあたりに、名刹・真言宗:宝蔵寺がある。瀧家の菩提寺である。

 瓢水の父の亡くなったのは、元禄四年(1691)で瓢水八才の時であった。

 宝蔵寺の過去帳には、「覚元浄法 元禄四年辛未九月二十五日 瀧新右衛門」とある。

 宝蔵寺の本堂の正面に写真のように二基の石燈籠がる。

 新右衛門(仲春)の死後、親類一統で、仲春の菩提を弔うために寄進した石灯籠である。

Befu_014  正面の印刻銘は、左右の燈籠とも同じで、梵字があり、その下に「覚元浄法菩提」とある。

 それにしても、本堂の正面に堂々と二基の燈籠である。

 なみの檀家ではこうはいかない。

 宝蔵寺と瀧家はよほど深い関係があったのであろう。

 当時、瀧家は別府の豪商である。

 瀧家の財力が、大いに宝蔵寺を支えたことであろう。

 瀧家の賑わいが伝わってくる。

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