しばらく前の話ですが、庭のエゴノキの実が全部きれいになくなりました。ヤマガラがやってきて、1カ月ほどかけて食べ尽くしたのです。
エゴノキの実
見ていると、クチバシにはさんだ実を家の横の電線へ運んで食べています。この鳥は行儀がよくて、食料採取の場と食事の場所を分けています。餌台でも、スズメはその場で食べるのに、ヤマガラは近くの枝に持ち運んで食べます。
以前、栃の森の木の実を試食したレポートで、エゴノキの実は有毒なので食べなかったと書きました。果皮にエゴサポニンが含まれていて、昔は実をすり潰して川に流し、魚を仮死状態にして獲ったそうです。
ヤマガラはその毒にやられないのか不思議でしたが、彼らは実は食べないで、種の中身だけを食べているようです。
家の周りを掃除していたら、電線の下に写真のようなものがいっぱい落ちていました。ヤマガラが食べ残したエゴノキの実の種の殻です。
わざわざ毒のある食材を好んで、その毒のある部分を除いて一部分だけを食べる。人間がフグを食べるのと同じですね。
私はフグを好んで食べませんが、大阪の人はフグが大好きで、忘年会と言えば「てっちり」。大阪人はヤマガラに似ているんですね。
こちらではイチイの種だけ食べますがやはりイチイも周りの赤い実には毒があるようですね。
やはりイチイの枝では食べないですが運んで食べている先の枝に赤い実がたくさんついていて面白いです。
かんきつ類やりんごそれに柿とか人間が食べる果物の食べない種子を食べるとエサ台ではいいかもしれないですね(笑)。
おもしろいですね。
餌台にはよくヒマワリの種を置きますが、やっぱり脂肪分の多いものを好んで食べるんですね。
果物の種は食べるんでしょうか。小さい種なら食べるかも。