先週の木曜日、スーパーに好物のサバを買いに行ったら、魚売場の半分ほどをイワシが占めていて、サバが見当たりません。そうか、今日は節分だ!
「イワシ2尾お買い上げのお客様にヒイラギの枝1本プレゼント!」の売り文句に釣られて、丸々と太ったイワシを買いました。
サバが好きですがイワシも嫌いではないです
「そう言えば、近くの宇治神社で豆まきが催される」と思い出して、散歩がてら出かけました。しょっちゅう歩いているコースですが、節分行事を見るのは初めて。いつもは人影まばらな境内も、福豆目当ての老若男女300人ほどが詰め掛けていました。
豆まきに先立って奉納されたのが獅子舞い。「節分に獅子舞いというのは珍しいなあ」と思いながら見ているうちに、獅子頭に関心が集中しはじめました。
当然ながら、この獅子頭も木製です。材料は日本で最も軽いキリ。舞い手が長時間手に持って動いたり、頭にかぶって踊るので、何よりも軽さが求められた結果でしょう。最近はさらに軽量化するために、グラスファイバーとかスチロール製の獅子頭も出回っているようです。
製作方法には一木彫りと寄木作りがあって、一木彫りの方が耐久性に優れているそうですが、当然高価です。いずれにしても漆を何度も塗り重ねて仕上げるようです。
恥ずかしながらこの年になるまで知らなかったのですが、獅子頭には雄と雌があるんですね。こういう想像上の動物に雌雄があるとは思いませんでした。そう言えば、鳳凰も鳳が雄で凰が雌という話を本で読みました。みなさん、ご存知でした?
宇治市長をはじめお歴々が豆まき
群衆の勢いに圧倒されて福豆は入手できませんでしたが、夕食のテーブルにヒイラギを飾って、イワシの塩焼きを食べて厄除けしました。
いや私も雌雄があるのは知りませんでした・・・
獅子頭はキリなんですね。
口と口を合わせるとかつかつといい音がしますよね。
あれを自分でやってみたいと思います(笑)。
イワシの塩焼きは小学生の頃は週に1回は食べていましたが、
最近はめったに食べなくなりました。
イワシも最近は高くなりましたね。そちらではイワシよりもサンマとかホッケですか?
モデルになったライオンみたいに、たてがみがあったらわかりやすいと思うんですけど、お歯黒っていう発想が面白いですねえ。
角のあるもの(オス)とないもの(メス)、牙のあるもの(オス)とないもの(メス)、色分け(黒がオス、赤がメス)、被っている布の色や模様で雌雄を分けているもの、お歯黒しているもの(メス)いろいろありました。
耳を立てている獅子も、内側からの操作で立てたり寝かしたりできるようですから、識別ポイントにはならないようです。
多分、その地域地域で解釈して、雌雄を作っていったのでしょうね。
カルガモの雌雄の識別以上に難しいです(笑)。
調べているうちに、神社の狛犬(あれも左右一対の獅子ですね)にも雌雄があるのか?と疑問になってきました。