樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

私のお墓

2011年04月14日 | 木と宗教

家から車で10分くらいの所に公園墓地があります。その一角で「桜下庭園樹木葬」という墓地が売り出されたので、半分本気で、つまり自分のお墓の候補として見学してきました。

樹木葬につては以前も採り上げ、「近くに樹木葬をやってくれる所があればそうしたい」というようなことを書きましたが、それが現実になったわけです。樹木葬と言っても、ここの場合は小さな枝垂れ桜が2本立っているだけで、私がイメージしていたものとは違いました。

 

 

小さな枝垂れ桜が2

 

でも、私が葬られる頃にはこの桜も大きくなっているでしょうし、西行法師や本居宣長も「桜の下で死にたい」と言っているくらいですから、これでよしとすべきでしょう。

経営母体は浄土真宗のお寺ですが、宗教や宗派を問わないらしいので無宗教の私には好都合です。また、他の樹木葬はいろんな人の骨をまとめて埋めるようですが、ここは小さいながら1区画(30cm四方)ずつ仕切られて石碑もあります。

 

 

「ご契約」つまり生前に予約された区画もたくさんあります

 

実際のお墓を見ると、一人の名前や夫婦二人の名前が刻まれた石碑が並んでいます。犬のイラストと人の名前が刻まれた石碑もありました。愛犬と同じお墓に…という故人の意思なのでしょう。

私たちは子どもがいないので、夫婦二人が死んだ後はお墓を管理する人間がいませんが、永代供養なのでその点でも安心です。

 

 

遺族がお参りされていました

 

1区画25万円、2霊目は10万円、合計35万円で夫婦二人の墓が確保できるわけです。妻に相談したところ嫌ではないようで、今度二人で見学することにしました。

60歳を越えて、年々棺桶が近づいて来るので(笑)、そろそろお墓も予約しておいた方が良さそうです。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 散歩コース名木10選「花木編」 | トップ | 一目千本 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は (guitarbird)
2011-04-14 16:37:10
こんにちわ
私は長男で父が亡くなっていて父も長男だったので、わが家のお墓が今は
私の名前で登録されているため、私は結構責任がある立場の人間です。
そのようなわけで私はお墓のことは考えたことがなかったのですが、
子どもがいないのでやはり考えた方がいいかもしれないと身につまされました。
子どもを持つ、という方向性のことも考えて、ですが・・・
私は昔は森に散骨でもしてもらいたかったのですが、今はそのような立場なので
特にどうしてほしいとも思わなくなりました。
返信する
私は次男 (fagus06)
2011-04-15 07:46:08
なので、代々の墓を受け継ぐ責任はないので気楽ですが、子どもがいないので自己完結しないといけません。
それにどちらかが一人で残った場合、誰が埋葬してくれるのだろう?と不安です。
そういうニーズを汲み取って、ここの事業者はお墓と葬儀のセットメニューや遺品整理の予約も受け付けています。
商魂たくましいとも言えますが、そういうニーズがあるということでしょう。
自分の終末を考えるのは楽しいことではないですが、いつかはやってくることですからね。
返信する

コメントを投稿

木と宗教」カテゴリの最新記事