土曜日に姪の結婚式に参列してきました。媒酌人なしのシンプルなセレモニーでした。
結婚式のことを「華燭の典」と言いますが、正しくは「樺燭の典」だという説があります。「樺」はカバノキ、「燭」はあかり。
シラカバなどカバノキの樹皮は、適度に油を含んでいるため非常に燃えやすく、昔から照明用のタイマツに使われてきました。それをたくさん燃やして、婚礼の式典を演出したので「樺燭の典」が正しいと言うのです。
(シラカバの樹皮。画像は北海道のguitarbirdさんにいただきました)
こういう話には疑り深くなっているので、図書館に行って大きな漢和辞典で調べてきました。結果、「樺燭」も「華燭」も掲載してありました。
樺燭は「カバノキの皮で蝋を巻いて作ったともしび」と解説して、白楽天の詩の一節を紹介しています。華燭は「①明るいともしび②結婚」とあり、これも昔の事例が示してあります。
私の推測ですが、もともとは「樺燭」という言葉だったものが、結婚式の華やかなイメージに引っ張られて「華」という字が使われるようになったのではないでしょうか。
カバノキの中にはウダイカンバという樹もあります。漢字で書くと「鵜松明樺」。鵜飼いをする際の松明(たいまつ)に使われたのでこの名があります。
キャンドルサービスなどがある現代の結婚式は、「樺燭の典」というよりも「蝋燭の典」でしょうか。
結婚式のことを「華燭の典」と言いますが、正しくは「樺燭の典」だという説があります。「樺」はカバノキ、「燭」はあかり。
シラカバなどカバノキの樹皮は、適度に油を含んでいるため非常に燃えやすく、昔から照明用のタイマツに使われてきました。それをたくさん燃やして、婚礼の式典を演出したので「樺燭の典」が正しいと言うのです。
(シラカバの樹皮。画像は北海道のguitarbirdさんにいただきました)
こういう話には疑り深くなっているので、図書館に行って大きな漢和辞典で調べてきました。結果、「樺燭」も「華燭」も掲載してありました。
樺燭は「カバノキの皮で蝋を巻いて作ったともしび」と解説して、白楽天の詩の一節を紹介しています。華燭は「①明るいともしび②結婚」とあり、これも昔の事例が示してあります。
私の推測ですが、もともとは「樺燭」という言葉だったものが、結婚式の華やかなイメージに引っ張られて「華」という字が使われるようになったのではないでしょうか。
カバノキの中にはウダイカンバという樹もあります。漢字で書くと「鵜松明樺」。鵜飼いをする際の松明(たいまつ)に使われたのでこの名があります。
キャンドルサービスなどがある現代の結婚式は、「樺燭の典」というよりも「蝋燭の典」でしょうか。
乾かさなくても火が着きやすいそうですね。
ご紹介いただきありがとうございます。
シラカンバの写真の記事は、これだったんですね。
やはりfagusさんの言葉へのこだわりを強く感じました。
知り合いの林業関係の方に聞いたのですが、シラカンバとウダイカンバ、
よく似ていても材としての価値がまるで違うので(ウダイは高級材)、
その見分け方を教えるのが結構重要だ、ということです。
関西でカバノキ属はミズメくらいしか見られませんが、以前富士山に鳥見に行ったとき、シラカバやダケカンバの林に行きました。
この記事はだいぶ前に書いていたのですが、シラカバの写真がなくて、関西の植物園にないかな、といろいろ探してもなかったのです。
guitarbirdさんのシラカバシリーズで、惜しげもなくシラカバの写真が登場するので、厚かましくもお願いした次第です。
いただいてから気づいたのですが、この写真の真ん中にコゲラがいたんですね。可愛いですね。
シラカバの樹液は北海道の業者も販売しています。確か「森の雫」という名前だったと思います。
しかし、bulbulさんもいろんなところに行ってますね。