鳥の「さえずり」は英語で「song」ですし、日本語でも「鳥が歌う」などと表現するように、「鳥=歌」というイメージが強いためか、鳥の名前を芸名にする歌手がいます。
日本で最も有名な鳥の名前の歌手は、美空ひばりでしょう。戦後の1945(昭和20)年、加藤和枝(本名)が8歳のとき、母親が付けた美空和枝の芸名で初舞台を踏み、その後ひばりに改名しますが、誰がいつ命名したかは定かではありません。美しい空をバックにいつまでもさえずり続けるヒバリをイメージしての命名でしょう。
12歳の頃の美空ひばり
同じく歌謡界にはこまどり姉妹という双子の歌手がいます。デビュー当時は浅草姉妹という芸名でしたが、美空ひばりを意識して「鳥の名前にしてほしい」と事務所に願い出て改名されたとのこと。コマドリが日本三鳴鳥であることを知ってかどうか不明ですが、うぐいす姉妹とかおおるり姉妹よりも収まりがいいようです。
ダークダックスという男性四重唱団が2016年まで活動していました。Duckが意味するアヒルやカモは「ゲェー、ゲェー」と汚い声ですが、謙遜してその名前を付け、なおかつ学生時代から4人とも夏は湘南海岸で泳ぎ、冬はスキーで日焼けしていたので、黒いアヒルという名前にしたそうです。
海外にも鳥の名前の歌手がいます。俳優でもあり、代表曲『誰かが誰かを愛してる』で知られるディーン・マーティンのMartinはツバメ。英語でツバメはSwallowですが、ショウドウツバメ(Sand Martin)やイワツバメ(House Martin)など尾羽の短いツバメはMartinと呼ばれます。
ツバメのさえずりは美しいわけではないので、歌声を意識した芸名ではないようですが、イタリア系の本名ではなくこの名前で芸能活動を始めました。
Dean Martin
『バラ色の人生』『愛の賛歌』などのシャンソンで知られるフランスの歌手、エディット・ピアフのPiafはパリジャンの俗語でスズメ。本名はエディット・ジョヴァンナ・ガションですが、身長が142cmと小さかったので、歌っていたナイトクラブのオーナーが「小さな雀(La Môme Piaf)」という愛称で呼び、それ以降エディット・ピアフという芸名になったそうです。
Édith Piaf
※写真はすべてPublic Domain
日本で最も有名な鳥の名前の歌手は、美空ひばりでしょう。戦後の1945(昭和20)年、加藤和枝(本名)が8歳のとき、母親が付けた美空和枝の芸名で初舞台を踏み、その後ひばりに改名しますが、誰がいつ命名したかは定かではありません。美しい空をバックにいつまでもさえずり続けるヒバリをイメージしての命名でしょう。
12歳の頃の美空ひばり
同じく歌謡界にはこまどり姉妹という双子の歌手がいます。デビュー当時は浅草姉妹という芸名でしたが、美空ひばりを意識して「鳥の名前にしてほしい」と事務所に願い出て改名されたとのこと。コマドリが日本三鳴鳥であることを知ってかどうか不明ですが、うぐいす姉妹とかおおるり姉妹よりも収まりがいいようです。
ダークダックスという男性四重唱団が2016年まで活動していました。Duckが意味するアヒルやカモは「ゲェー、ゲェー」と汚い声ですが、謙遜してその名前を付け、なおかつ学生時代から4人とも夏は湘南海岸で泳ぎ、冬はスキーで日焼けしていたので、黒いアヒルという名前にしたそうです。
海外にも鳥の名前の歌手がいます。俳優でもあり、代表曲『誰かが誰かを愛してる』で知られるディーン・マーティンのMartinはツバメ。英語でツバメはSwallowですが、ショウドウツバメ(Sand Martin)やイワツバメ(House Martin)など尾羽の短いツバメはMartinと呼ばれます。
ツバメのさえずりは美しいわけではないので、歌声を意識した芸名ではないようですが、イタリア系の本名ではなくこの名前で芸能活動を始めました。
Dean Martin
『バラ色の人生』『愛の賛歌』などのシャンソンで知られるフランスの歌手、エディット・ピアフのPiafはパリジャンの俗語でスズメ。本名はエディット・ジョヴァンナ・ガションですが、身長が142cmと小さかったので、歌っていたナイトクラブのオーナーが「小さな雀(La Môme Piaf)」という愛称で呼び、それ以降エディット・ピアフという芸名になったそうです。
Édith Piaf
※写真はすべてPublic Domain
鳥の名前、悪い印象の人には、その使用は無いのですね。可愛いとか、好きとか、そんな風に思います。とはいえ、個人的には街中の悪戯カラス、我が家に来る渡りヒヨドリ大群は、やっつけられるものならと思います。(笑い)
虫1つでも絶滅すると人も絶滅に近づくとは聞いていますが。
鳥の名前を芸名やグループ名にしたシンガーはもっといると思いますが、最近は音楽に縁がない生活をしていますので、思いつきません。
カラスやヒヨドリは歌手の芸名にはなりにくいでしょうね(笑)。
歌手ではないですが、もう亡くなられた指揮者のカルロス・クライバーCarlos KleiberのKleiberというのがドイツ語で「ゴジュウカラ」のことだそうで、それを最近知ってからこの指揮者がますます大好きになりました。
で本題というか、最近の歌手でいえばテイラー・スウィフトTaylor SwiftのSwiftがアマツバメですね。
さすが、ギタバさん、よくチェックされていますね。私は全く知りませんでした。このネタはそのうちに支部報にも掲載するつもりですが、教えていただいたことを追記しようと思います。
ありがとうございました。