日本で最も有名な鳥居は、おそらく広島県の厳島神社のものでしょう。私もそうですが、みなさんも現地に行ったことがなくても何度も目にしているはずです。
普通、木製の鳥居にはヒノキが使われますが、この厳島神社の大鳥居は昔からクスノキと決まっています。確かな理由は分かりませんが、クスノキは昔から造船材料として使われたくらい水に強いので、脚が海に沈んでも大丈夫なようにクスノキを選んだのではないでしょうか。
干潮時の大鳥居(著作権フリーの画像をいただきました)
厳島神社は1168年に平清盛によって造営され、その翌年に初代の鳥居が建てられたそうです。その後、今日までの約840年の間に何度か建て代えられ、現在は8代目。右側の柱は宮崎県日向で調達した樹齢700~800年のクスノキ、左側の柱は香川県豊浜町で調達したクスノキで、明治8年に完成しました。
大きさは、高さ約16.4m、上棟の長さ24.2m。昭和25年の大修理の際、海に沈む根継ぎのために直径約2mのクスノキを調達したそうです。
昭和25年に修理された根継ぎの部分のアップ
クスノキはずんぐりむっくりの樹形で、地面に近いところから枝を伸ばすので、太くて真っ直ぐ長い材の入手が難しく、この修理の際にも相当苦労したようです。各地を探し歩いてようやく見つけたものの、搬出の際に交差点が曲がれないので、角の家の柱を切ってもらってようやく運んだという話が伝わっています。
普通のクスノキの樹形
現在の鳥居は建築後135年経過していますが、これまで最も寿命が長かったのは5代目で178年間も建っていたそうです。寄進したのは毛利元就。よほど質のいいクスノキだったのでしょうね。
もちろん、私も映像で見たことがあるだけです(笑)。
でも私は全国の路面電車を制覇するのが夢なので、
ここはその時に行こうと決めています。
予定はまったくなくて、まだ計画と構想の間の段階ですが・・・
直径2mの木ってカツラくらいしか見たことがない、すごいですね。
現在の鳥居は135年目ということですが、もしかすると、
生きている間に建て替えられるのかなと思いました。
でも、「まだ」8代目なのはやはり、木というものの優秀さを感じます。
この情報は以前から持っていて、記事にしたかったのですが画像がないのでなかなかアップできませんでした。広島県出身の知り合いに「帰省時に撮ってきて」と頼んだこともありますが、「遠いから…」と断られました(笑)。
たまたまフリーの画像が見つかって、ようやくアップできました。
路面電車の制覇、できるといいですね。何都市あるんですか?
でもその中には京阪の京津線の大津市内の路線も含まれていて、
それはいわゆる「ちんちん電車」とは違うと思います。
私が乗ったことがあるのは札幌、函館、東京都電、京都の京福の4つだけで、
東京にいたのに東急世田谷線は乗ったことがありません。
まだまだ道のりはかなり遠いですよ(笑)。
東京にいるころ東急世田谷線は乗ったことがあります。確か、下高井戸とか三軒茶屋を走っている電車ですね。
制覇にはあと10都市以上残っていますね。ゆっくりチャレンジしてください。
クスノキが町のシンボルです
これからも町のシンボルとして
町を見守っている存在で
在ってほしいです(^^)
クスノキが町のシンボルということは、周辺に多いのでしょうか。鳥居の材料と何か関係があるのかも知れないですね。
丸亀藩の和田浜の豊浜八幡宮の境内のもので、現在は香川県観音寺市豊浜町になります。
以前の記事で、どこでこの情報を得たのか忘れましたが、多分ネットで見つけた情報だったと思います。
香川県の地理に詳しくないのですが、現在は観音寺市になっているということですね。
わざわざご指摘していただき恐縮です。