樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

木で遊ぶ

2010年11月25日 | 木と子ども

前回お伝えした「大阪バードフェスティバル」には鳥関係だけではなく里山や森林の保護団体も出展していて、それぞれが工夫して木と遊ぶ楽しいプログラムを展開していました。

ドングリで作った動物を展示していたのは「寝屋川市自然を学ぶ会」。一人の熱心な会員が自分で考案し、作り方のパンフレットも自費で作成したそうです。

 

クリ、ドングリ、トチの実の殻で作った熊

 

 ドングリの亀

 

「久米田池愛鳥会」という団体では、同じドングリを使っていろいろな野鳥を作っていました。こちらもある会員が自分で考案して始めたようで、当日はその方の指導で子どもたちが作っていました。

 

ドングリがキンクロハジロになるまで

 

いろんな鳥がドングリで作れます

 

木の実の万華鏡を展示しているグループもありました。写真のようなカラフルな木の実や種を万華鏡に入れて楽しむという趣向です。実際に覗いてみると、自然な色のやさしい万華鏡でした。

 

 

淀川の干潟を保護する団体は、川で収集したオニグルミやソテツの実を使った釣り堀ゲームで子どもたちを集めていました。木の実に紐とクリップを取り付け、それを釣り糸の先の磁石で釣り上げるというゲームです。

 

 

電熱線でコルクを焦がしながら鳥を描くというコーナーもありました。本来は板材を使うバーニングアートという手法ですが、普通の板は無理でもコルクなら素人でも簡単にできそうです。

 

 

そうした楽しいプログラムが見られた一方、これまで当ブログで取り上げた団体との出会いもありました。大文字山のナラ枯れ防除でご紹介したグループも出展されていて、久しぶりに再会できました。また、以前セキスイの「5本の樹」プロジェクトをご紹介しましたが、その担当者と知り合うこともできました。ネットでの繋がりがリアルでの繋がりに発展したことが素直に嬉しかったです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (guitarbird)
2010-11-26 00:36:41
こんばんわ
ドングリで作る鳥はいいですね。
バードカービングほど難しくはなさそうで。
ちょっと考えて真似してみたいです。
私はどうもクラフト系はまったくセンスがなくて思いつかないので、
他の人のを見るとすごいなと思います。
バーニングペンはA公園でもシラカンバのコースターに描くのを
よくやっていますが、最後に私も出来ることがやっと出てきました(笑)。
万華鏡のはそれ以前に、素材を入れあるだけの写真の状態でもきれいですね。
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ドングリの鳥 (fagus06)
2010-11-26 06:42:30
ぜひトライしてみてください。
木を使った遊び、いろいろ皆さん考えてますね。野鳥関係のイベントなのに、こうした樹木関連のプログラムが多いことが少し驚きでした。野鳥の好きな人は木も好きなんでしょうか。私もそうですが…。
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行きたかったなあ (scops)
2010-11-26 15:59:09
用事があって行けなかったのが残念です。
面白いイベントがたくさんあったんですね。他にもいろんな講座があったと聞きます。1日では時間が足りないかもしれませんね。

ところで「ドングリの亀」
私は「ドングリのハリネズミ」だと思うんですけど? 耳もあるし・・・
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よく見ると耳ですね (fagus06)
2010-11-27 06:48:44
亀に耳はないですね(笑)。ハリネズミか?タヌキか?どっちにしても可愛いです。

残念でしたね。
チュウヒのシンポジウムもあったようですが、私は店番で行けませんでした。
来年はぜひご参加ください。
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Unknown (guitarbird)
2010-11-28 06:04:40
ふたたびおはようございます
A公園の仲間が集まってイベントの企画の話をしていた時に、
これとひとつ前の記事をみなさんに見てもらったところ、
面白い、ぜひ真似したい、幾つかやってみようということになりました。
特に石に鳥の絵を描くものと釣り堀が受けました。
釣り堀は大魚とかいってホオノキの実を入れたら釣れるかな、とか(笑)。
どんぐりの鳥もやってみたいですが、外側の白いのは
紙ねんどで作っているのかなとみんなで分析していました。
でもチュウシャクシギの被り物には「気持ち悪い」との声も・・・
ともあれ参考にさせていただきました、ありがとうございます。
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どうぞ、どうぞ (fagus06)
2010-11-29 07:44:46
真似してください。
この記事をアップしながら、「ギタバさんグループの参考になればいいな」と思っていました。
釣り堀ゲームは1回100円で、何個釣ってもいいのですが、2個だけ持ち帰れるようになっていて、子どもたちはその木の実に顔を描いて持ち帰っていました。
ドングリの鳥は、1回白く塗ってから描くようです。画材は分かりませんが。
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