宇治市は「源氏物語の町」として観光PRしています。『源氏物語』の最後に、宇治を舞台にした「宇治10帖」があるからです。
その『源氏物語』が世に出て今年が千年目に当たることから、京都市や大津市とともに「源氏物語千年紀」キャンペーンを展開しています。商店街も「千年紀」、ペットボトルのお茶も「千年紀」、何でもかんでも「千年紀」です(笑)。
(左は「宇治源氏タウン銘店会」の旗、右は京都府茶業組合のペットボトル)
宇治市には植物園がありますが、その中にも『源氏物語』が登場します。これは千年紀だからではなく、開園当時からの企画。例えば、サカキが植えてある場所には、サカキにまつわる『源氏物語』の一節が金属製の案内板に記してあります。
(革質で縁にギザギザがないのがサカキの葉の特徴)
(『源氏物語』に関するサカキの案内板)
光源氏が昔愛した女性を訪れて、御簾(みす)の下からサカキの枝を差し入れ、常緑の葉に託して不変の愛情を表現したシーンが説明されています。
サカキは木へんに神と書くように神事に使われますが、マツやユズリハなど宗教行事に使われるのはほとんどが常緑樹。光源氏のように不変の心を象徴するためにも使ったようです。
(今年3月28日に撮影した宇治植物公園の枝垂れ桜)
(『源氏物語』に登場するサクラの一節)
また、桜のコーナーには、匂宮(におうのみや)が「まろが桜は咲きにけり いかで久しく散らさじ」と語った一節が解説されています。このほか、カシワ、マユミなどあちこちに『源氏物語』にちなんだ説明が添えられています。
ちょっとハイブロウでしょ? 日本で最も教養レベルの高い植物園かも…。
その『源氏物語』が世に出て今年が千年目に当たることから、京都市や大津市とともに「源氏物語千年紀」キャンペーンを展開しています。商店街も「千年紀」、ペットボトルのお茶も「千年紀」、何でもかんでも「千年紀」です(笑)。
宇治市には植物園がありますが、その中にも『源氏物語』が登場します。これは千年紀だからではなく、開園当時からの企画。例えば、サカキが植えてある場所には、サカキにまつわる『源氏物語』の一節が金属製の案内板に記してあります。
(革質で縁にギザギザがないのがサカキの葉の特徴)
(『源氏物語』に関するサカキの案内板)
光源氏が昔愛した女性を訪れて、御簾(みす)の下からサカキの枝を差し入れ、常緑の葉に託して不変の愛情を表現したシーンが説明されています。
サカキは木へんに神と書くように神事に使われますが、マツやユズリハなど宗教行事に使われるのはほとんどが常緑樹。光源氏のように不変の心を象徴するためにも使ったようです。
(今年3月28日に撮影した宇治植物公園の枝垂れ桜)
(『源氏物語』に登場するサクラの一節)
また、桜のコーナーには、匂宮(におうのみや)が「まろが桜は咲きにけり いかで久しく散らさじ」と語った一節が解説されています。このほか、カシワ、マユミなどあちこちに『源氏物語』にちなんだ説明が添えられています。
ちょっとハイブロウでしょ? 日本で最も教養レベルの高い植物園かも…。
私は古典には疎いのですが、とても楽しく読めました。
この植物園は確かにハイレベルかもしれません。
私は文学専攻でしたし宇治市民ですが、『源氏物語』は通読したことありません。読み始めれば面白いのでしょうが、この年になると恋愛物には興味がなくて(笑)。
樹木のことをよく書いている「枕草子」もその部分だけ図書館で読んでました。
ちょっと偏っているかな~?