バード&ツリーウォッチングのメインフィールド「栃の森」には毎月1回、年に7回行きます。鳥が現れない夏と、雪でアプローチできない冬はお休み。先週末、今年最後の森歩きをしてきました。
この森に通い始めて11年、樹を観察するようになって5~6年になりますが、行く度に新しい発見があります。
先日は、ルートの東側斜面はほとんど落葉しているのに、西側斜面(朝日が当たる側)は紅葉が残っていることに気づきました。「紅葉や落葉の時期は日照時刻に左右される」という仮説が立てられそうです。
(紅葉が残る西側斜面)
サワフタギの葉が緑色のまま落葉することも発見しました。強風の翌日に緑の葉が落ちていることはありますが、これは明らかに落葉です。紅葉シーズンを過ぎているのに、枝に残った数枚の葉も緑のままでした。いろいろ調べてみましたが、紅葉するサワフタギはどこにも見当たりません。
今年だけの現象かも知れませんが、「サワフタギは落葉樹なのに紅葉しない」という仮説を立てておきます。
(緑の葉はサワフタギ)
以下、写真中心に晩秋の栃の森をご紹介します。
トチノキの冬芽です。先端がテカッているのが分かりますか? 触るとネバネバしています。
アケビのツルが巻きついて樹皮に喰いこんでいます。巻きつかれた樹を確認するのを忘れましたが、まだ生きています。
私たちは登山靴ではなくゴムの長靴で歩きます。険しいアップダウンがなく、写真のような小川やぬかるみを渡ることが多いからです。格好は良くないのですが、スタイルを気にする年齢ではないので機能一辺倒。ズボンの裾も汚れないので、この森にはぴったりです。
この「栃の森」も今年の6月から環境保護のため入山禁止になりました。私たちは10年間実施してきた鳥の調査を今後も継続するために許可をもらって入山しています。
この森に通い始めて11年、樹を観察するようになって5~6年になりますが、行く度に新しい発見があります。
先日は、ルートの東側斜面はほとんど落葉しているのに、西側斜面(朝日が当たる側)は紅葉が残っていることに気づきました。「紅葉や落葉の時期は日照時刻に左右される」という仮説が立てられそうです。
(紅葉が残る西側斜面)
サワフタギの葉が緑色のまま落葉することも発見しました。強風の翌日に緑の葉が落ちていることはありますが、これは明らかに落葉です。紅葉シーズンを過ぎているのに、枝に残った数枚の葉も緑のままでした。いろいろ調べてみましたが、紅葉するサワフタギはどこにも見当たりません。
今年だけの現象かも知れませんが、「サワフタギは落葉樹なのに紅葉しない」という仮説を立てておきます。
(緑の葉はサワフタギ)
以下、写真中心に晩秋の栃の森をご紹介します。
トチノキの冬芽です。先端がテカッているのが分かりますか? 触るとネバネバしています。
アケビのツルが巻きついて樹皮に喰いこんでいます。巻きつかれた樹を確認するのを忘れましたが、まだ生きています。
私たちは登山靴ではなくゴムの長靴で歩きます。険しいアップダウンがなく、写真のような小川やぬかるみを渡ることが多いからです。格好は良くないのですが、スタイルを気にする年齢ではないので機能一辺倒。ズボンの裾も汚れないので、この森にはぴったりです。
この「栃の森」も今年の6月から環境保護のため入山禁止になりました。私たちは10年間実施してきた鳥の調査を今後も継続するために許可をもらって入山しています。
場所によっても違うと思います。私の家の近くにシギやチドリが集まる干拓田がありますが、3年ほど前にセイタカシギが渡来して、情報が広まってカメラマンが多数集まり、農家の方や農道を通行する一般車とトラブルになり、警察まで出動したことがありました。
以前はしょっちゅう鳥を見に行っていましたが、それ以来まったく行きません。農家の方にすれば、双眼鏡をぶら下げている私たち「邪魔な連中」でしかないでしょうから。
結局はマナーの問題でしょうけどね。
なるほど、そういう事情があったのですね。
ツアー客が来るというのが、読んでいて驚きました。
ちなみに私は旭山に来る鳥で希少種も平気で名前を出していて、
配慮が足りないのでは・・・と思われるかもしれないですが、
それは、営巣地ではなくただ来ているだけだからで、私は鳥の師匠に、
営巣地ではないのであれば情報を公開してその場所についてより多くの人に
考えてもらうべきだというアドバイスをいただいたからです。
で、クマゲラの営巣地が近くにあるのですが、そこは、
マスコミを通して今は広く知られているので、どうしようもないのです。
ちなみに旭山では希少種は営巣していません。
この4、5年で団体のツアーが増えて、踏み荒らしなどがあるので入山禁止になったようです。
鳥類の調査情報はこの森の管理団体に報告するだけで、公開はしません。普通種は私もこのブログで記事にするでしょうが・・・。
入山禁止ですか。貴重な山なのですね。
写真からでもそれが感じられますし。
でもそういう事情だと、出現鳥類など、
うかつに情報を発信できないですね。
トチノキのぬめりは私も最初驚きました。