5月に栃の森を歩いた際、コースで最も巨大な樹木であるトチノキが花をつけていませんでした。下から見上げて花が見えないだけでなく、地面にも花弁が落ちていません。
樹齢500年以上と思われる老木ながら、毎年元気に花を咲かせ、たくさん実を落としていたのですが、今年は開花しなかったようです。
トチノキの巨木
ほかにも開花していないトチノキがいくつかあったので、気になってトチノキの開花サイクルを調べてみました。
天然のトチノキは不明ですが、埼玉県志木市のツリーウォッチャーが街路樹のトチノキ(多分セイヨウトチノキ=マロニエ)の開花状況を調べて公表していました。
それによると、86本のトチノキのうち「花付きのいい木」が24本、「まあまあ」が27本、「寂しい」が31本、「開花せず」が4本。自生の樹木と街路樹では条件が違うでしょうが、開花しない個体が5%はあるということです。
トチノキの花。マロニエの花もほとんど同じ
5月に未開花の株が目立ったので、毎年6月に森の里で購入するトチノキの蜂蜜の出来が悪いのではないかと心配していました。ところが、週末に訪れた帰りに買いに行くと、「今年は花が咲くのが早く、開花時期に雨が降らなかったので、例年よりもたくさん採れました」とのこと。開花時期に雨が続くとミツバチが活動しないので、収量が減るそうです。
今年も上出来の「とちはちみつ」
ご主人に「トチノキが開花しない年もあるのですか?」と尋ねると、「株によって時期がずれたり、花付きが悪いことはありますが、花は咲くと思いますよ」とのことでした。
でも、つぶさに調べたわけではなさそうなので、私の巨木の観察結果とマロニエの調査結果を信じることにしました。
樹齢500年以上と思われる老木ながら、毎年元気に花を咲かせ、たくさん実を落としていたのですが、今年は開花しなかったようです。
トチノキの巨木
ほかにも開花していないトチノキがいくつかあったので、気になってトチノキの開花サイクルを調べてみました。
天然のトチノキは不明ですが、埼玉県志木市のツリーウォッチャーが街路樹のトチノキ(多分セイヨウトチノキ=マロニエ)の開花状況を調べて公表していました。
それによると、86本のトチノキのうち「花付きのいい木」が24本、「まあまあ」が27本、「寂しい」が31本、「開花せず」が4本。自生の樹木と街路樹では条件が違うでしょうが、開花しない個体が5%はあるということです。
トチノキの花。マロニエの花もほとんど同じ
5月に未開花の株が目立ったので、毎年6月に森の里で購入するトチノキの蜂蜜の出来が悪いのではないかと心配していました。ところが、週末に訪れた帰りに買いに行くと、「今年は花が咲くのが早く、開花時期に雨が降らなかったので、例年よりもたくさん採れました」とのこと。開花時期に雨が続くとミツバチが活動しないので、収量が減るそうです。
今年も上出来の「とちはちみつ」
ご主人に「トチノキが開花しない年もあるのですか?」と尋ねると、「株によって時期がずれたり、花付きが悪いことはありますが、花は咲くと思いますよ」とのことでした。
でも、つぶさに調べたわけではなさそうなので、私の巨木の観察結果とマロニエの調査結果を信じることにしました。
そういえばですが、私のように趣味(だけではないけれど)で山を見ている人は、今年はどんぐりが少ない、ヤマブドウが少ない、と話せますが、養蜂業者の方など自然が生活に関わる人の場合は、花が咲くか咲かないか、咲くならどれくらい、というのは「気になる」どころではないのかもしれないですね。
トチノキはこちら、自生はしていないものの、公園や街路樹にはたくさん使われていますが、今年は、花の時期に見なかったのでどうなのか分かりませんでした・・・(笑)。
蜂蜜、おいしそう、ではなく、おいしいですね、と言えるのはうれしいです(笑)、ありがとうございます。
この蜂蜜を販売している家は、屋号が「○○林業」となっています。もともとは林業が生業だったようで、以前はここのおじいさんがトチノキの食器や材木の端切れなども販売されていました。
現在は蜂蜜と農業が生業になっているようです。そのおじいさんも数年前に亡くなり、今は息子さんが継いでおられます。
おいしいでしょ?(笑)