京都三大祭のひとつ、葵祭を見てきました。京都市や宇治市に住んで40年になりますが、わざわざ見に行くのは初めて。
人の多い所が苦手で、祇園祭も時代祭もほとんど出かけたことがありませんが、葵祭にカツラの葉が使われていると知って、人の少なそうな北大路通りまで足を伸ばしました。
御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで練り歩く都人の頭や胸に、アオイの葉とカツラの葉で作った鬘(かずら)が飾られています。
なぜ、葵祭にアオイの葉とカツラの葉が使われるのか? 調べてみると、下鴨神社と上賀茂神社の縁起に行き着きます。
下鴨神社に祀られているのは、古代の京都を拓いた賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と、その娘である玉依媛命(たまよりひめのみこと)。
玉依媛命が鴨川で禊(みそぎ)をしていると、上流から一本の矢が流れてきた。それを拾って床に置いたところ、矢が美しい男神となって結ばれ、賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)が生まれた。これが上賀茂神社のご祭神。
しかし、賀茂別雷命は雷鳴と共に天へ上ったため、玉依媛命はわが子に会えなくなった。再会を願う母の夢に賀茂別雷命が現れ、「アオイとカツラの葉で蔓(かずら)を作り、祭事に飾って待てば現れる」と告げた。
果たして、その通りにすると賀茂別雷命が降臨して再会が叶った。以来、賀茂の祭にはアオイ(フタバアオイ)とカツラの葉を飾るようになったそうです。
アオイの葉は萎れ、カツラの葉だけが目立ちます
アオイの葉は徳川家の家紋で知られていますが、あのハート形の葉はカツラとそっくり。よく似た葉の形に何か由来があるのかも知れません。
わが家のカツラ
私はカツラが大好きで、樹木に関心を持つきっかけもこの樹でした。わが家のシンボルツリーとして玄関にも植えています。カツラファンとしては、「葵祭」ではなく「桂祭」という名前にしてほしいのですが、無理かな~(笑)。
人の多い所が苦手で、祇園祭も時代祭もほとんど出かけたことがありませんが、葵祭にカツラの葉が使われていると知って、人の少なそうな北大路通りまで足を伸ばしました。
御所から下鴨神社を経て上賀茂神社まで練り歩く都人の頭や胸に、アオイの葉とカツラの葉で作った鬘(かずら)が飾られています。
なぜ、葵祭にアオイの葉とカツラの葉が使われるのか? 調べてみると、下鴨神社と上賀茂神社の縁起に行き着きます。
下鴨神社に祀られているのは、古代の京都を拓いた賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と、その娘である玉依媛命(たまよりひめのみこと)。
玉依媛命が鴨川で禊(みそぎ)をしていると、上流から一本の矢が流れてきた。それを拾って床に置いたところ、矢が美しい男神となって結ばれ、賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)が生まれた。これが上賀茂神社のご祭神。
しかし、賀茂別雷命は雷鳴と共に天へ上ったため、玉依媛命はわが子に会えなくなった。再会を願う母の夢に賀茂別雷命が現れ、「アオイとカツラの葉で蔓(かずら)を作り、祭事に飾って待てば現れる」と告げた。
果たして、その通りにすると賀茂別雷命が降臨して再会が叶った。以来、賀茂の祭にはアオイ(フタバアオイ)とカツラの葉を飾るようになったそうです。
アオイの葉は萎れ、カツラの葉だけが目立ちます
アオイの葉は徳川家の家紋で知られていますが、あのハート形の葉はカツラとそっくり。よく似た葉の形に何か由来があるのかも知れません。
わが家のカツラ
私はカツラが大好きで、樹木に関心を持つきっかけもこの樹でした。わが家のシンボルツリーとして玄関にも植えています。カツラファンとしては、「葵祭」ではなく「桂祭」という名前にしてほしいのですが、無理かな~(笑)。