どーも、ワシです。今回は和歌山県日高郡印南町高串(いなみちょうたかくし)にある切目川(きりめがわ)水系の切目川ダムを訪れます。アクセスは国道425号の「高串トンネル」西側の出たところを入って行くと切目川の左岸に到着します。
まずは国道からダムを見ると、こんな感じ。少しズームしてますが。治水ダムかな?
左岸のダム横にあるこの建物は「切目川ダム管理事務所」。ちょっと倉庫みたいな感じ。
近くにはダム建設にあたり移転を余儀なくされた方々の名前が刻まれています。
切目川ダムの案内板。洪水調節、流水の正常な機能維持、水道水源の確保を目的としたダムとあります。高さは44.5m。あれっ? そういえば一昨日の記事の島ノ瀬ダムと同じ高さですね。偶然かなぁ。…だろうなぁ。
補足して説明すると、切目川流域はこれまで洪水と渇水を繰り返してきたそうな。主なものを歴史的に列挙すると、
1605年8月(洪水)
1756年9月(洪水)
1883年夏(渇水)65日間雨が降らず水稲が枯死し、全滅
1889年8月(洪水)家屋流出220戸、死者73名
1911年9月(洪水)
1934年9月(洪水)室戸台風
1950年9月(洪水)ジェーン台風
1953年7月(洪水)家屋流出72戸、半壊101戸、浸水604戸
1960年9月(洪水)第2室戸台風
1967年5月~6月(渇水)表流水が皆無
1982年8月(洪水)
1988年9月(洪水)床上浸水41戸、床下浸水138戸、田畑冠水197ha、総額約30億円の被害
1989年8月(渇水)切目川で随所に瀬切れ
1991年8月(渇水)切目川で随所に瀬切れ
1991年11月(洪水)
1994年8月(渇水)切目川で随所に瀬切れ
2011年9月(洪水)台風12号
こうした経緯から、1988年にダム建設についての予備調査が開始され、1991年に実施計画調査着手。2008年にダム建設により水没する高串区離村式が行なわれ、2012年からダム本体基礎掘削工事が始まる。そして2015年3月に竣工します。(参考)
案内板の近くからダムを見ると、こんな感じ。ゴツイねぇ。
管理事務所あたりから見たダムの様子。
これがダム上。歩いてみましょう。
ダム上、中央から見た貯水側の様子。
一方、ダムの真下の景色です。
下流側の景色は、こんな感じ。向こうに見える道路は国道425号。
対岸(右岸)に来ました。振り返ると、こんな感じです。
こちら側の、いわゆる親柱部分には「きりめがわダム」「平成27年(2015年)3月竣工」と記されたプレートが嵌め込まれています。
右岸、貯水側からダムを見ると、こんな感じ。向こう側には管理事務所が見えます。
同、下流側から見た様子。個人的には治水ダムのフォルムが「いかにもダム」という感じがして格好良いと思います。
ダムが完成して今年で7年目ですが、切目川ダムは今後自然災害に立ち向かうべく活躍してくれることでしょう。
まずは国道からダムを見ると、こんな感じ。少しズームしてますが。治水ダムかな?
左岸のダム横にあるこの建物は「切目川ダム管理事務所」。ちょっと倉庫みたいな感じ。
近くにはダム建設にあたり移転を余儀なくされた方々の名前が刻まれています。
切目川ダムの案内板。洪水調節、流水の正常な機能維持、水道水源の確保を目的としたダムとあります。高さは44.5m。あれっ? そういえば一昨日の記事の島ノ瀬ダムと同じ高さですね。偶然かなぁ。…だろうなぁ。
補足して説明すると、切目川流域はこれまで洪水と渇水を繰り返してきたそうな。主なものを歴史的に列挙すると、
1605年8月(洪水)
1756年9月(洪水)
1883年夏(渇水)65日間雨が降らず水稲が枯死し、全滅
1889年8月(洪水)家屋流出220戸、死者73名
1911年9月(洪水)
1934年9月(洪水)室戸台風
1950年9月(洪水)ジェーン台風
1953年7月(洪水)家屋流出72戸、半壊101戸、浸水604戸
1960年9月(洪水)第2室戸台風
1967年5月~6月(渇水)表流水が皆無
1982年8月(洪水)
1988年9月(洪水)床上浸水41戸、床下浸水138戸、田畑冠水197ha、総額約30億円の被害
1989年8月(渇水)切目川で随所に瀬切れ
1991年8月(渇水)切目川で随所に瀬切れ
1991年11月(洪水)
1994年8月(渇水)切目川で随所に瀬切れ
2011年9月(洪水)台風12号
こうした経緯から、1988年にダム建設についての予備調査が開始され、1991年に実施計画調査着手。2008年にダム建設により水没する高串区離村式が行なわれ、2012年からダム本体基礎掘削工事が始まる。そして2015年3月に竣工します。(参考)
案内板の近くからダムを見ると、こんな感じ。ゴツイねぇ。
管理事務所あたりから見たダムの様子。
これがダム上。歩いてみましょう。
ダム上、中央から見た貯水側の様子。
一方、ダムの真下の景色です。
下流側の景色は、こんな感じ。向こうに見える道路は国道425号。
対岸(右岸)に来ました。振り返ると、こんな感じです。
こちら側の、いわゆる親柱部分には「きりめがわダム」「平成27年(2015年)3月竣工」と記されたプレートが嵌め込まれています。
右岸、貯水側からダムを見ると、こんな感じ。向こう側には管理事務所が見えます。
同、下流側から見た様子。個人的には治水ダムのフォルムが「いかにもダム」という感じがして格好良いと思います。
ダムが完成して今年で7年目ですが、切目川ダムは今後自然災害に立ち向かうべく活躍してくれることでしょう。
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