湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

11/16「学齢期までの子どもの諸問題」講演会中西拓子さん/成人男性の臨時避難シェルター作り

2006-11-16 05:37:42 | 引きこもり
Z君の件で保健所関係者と相談をした。問題が起きたときのシェルターがないことから、警察の介入による精神科への緊急入院の線が出てくる可能性もある。自殺願望が出た時だ。一般の民間施設では、そこまでの濃い対応が出来ない。ただこのとき、彼の人権は誰が守るのかということなのだ。彼が私に連絡をとることを認めてほしいからだった。

話はそのまま通らなかった。警察が入っているから一存では決められないが、入院先・立ち入りは当人と家族が認めているなら、入院先を連絡することは可能ということだった。親子間の問題が起きているとき、家族から私の方へ連絡することが難しい場合が出てくる。もうひとつは当人から託されたことを抱えているからだった。その足でZ君のお宅を訪問し話し込んだ。

しかし成人男性の短期避難のシェルターは、既存宿泊施設以外はないのだろうか。家庭以外の場所がないと図書館や青少年会館で時間をつぶしている青年が事実いる。声をかけてネット対話につないだ少年もいる。しかし青年はなかなか事情がわからない。この公共施設だけで時間をつぶしているわけではない。大型店の家電売り場や、書店、ゲームセンター、ビデオショップ、まんが喫茶などにいる。(だから『わーく』で、接点を持ちたいのだが。)中には山手線などの環状線に乗って時間を稼ぐという悲しい話もある。ここを作っておくという必要性を感じている。私の活動が公民権をもう少し得てきたら、このことは呼びかけしてぜひ実現していきたい。この避難の間の必要経費に対する貸付基金をつくる。

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藤沢大庭市民図書館・辻堂図書館・藤沢市健康医療センター(北保健所)に11/28武藤啓司さんの講演会ポスター掲示を依頼した。北保健所へは、担当の方に改めて挨拶にいくことにした。

11/28の呼びかけメールを作っている。今日はそれを郵送予定。(ただし、日常接点がある方を除く。)日常的な交流のある方へはe-メールがいい。

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今日は13時半から、茅ヶ崎サポセンにて、中西拓子さんの「学齢期までの子どもの諸問題」(に寄り添って)の福祉PJ講演会がある。広告が行き届かないから、このPJは、いつもNPOちがさきの会員が穴埋めをしている。父の昼食を早く作ってしまわないと間に合わない時間。父の食事に管理されてしまう。私の出勤時は母の担当だが、身辺自立の課題は男にもある。

配布資料が出来たので、今日はこれで終わり。「わーく」スポンサー探し開始。

(追記)

 図書館行きついでに、鷲田誠一氏の「だれのための仕事~労働vs余暇を超えて~」(ISBN: 4-00-004429-X '96)を借りた。

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11/14「大人になった自閉症」/12月は香川下宿屋さん夕食懇談会

2006-11-15 05:50:49 | 引きこもり
茅ヶ崎・寒川自閉症児者親の会やまびこ主催の講演会「大人になった自閉症者~住まいのこと」に参加してきた。講師の牧野賢一さんは、JR相模線香川駅前の湘南福祉センター下宿屋さんの代表だ。牧野さんの話は非常に論点が整理されていてわかりやすい。つい先だって、Z君の避難先を要求されたばかりのホットな話題だったこともあって、テーマがありがたかった。

「住まいのこと」とは、言いかえれば「自立」をめぐって、生活支援の質的な向上をめざす活動の流れの中に位置付けらえる。湘南福祉センターのグループホーム活動の日々の事例が、具体的な知人の顔も浮かぶこともあって、なんとも好感が持てた。

牧野さんの講演後、ジャスコで食事会をおこないつつ、話し合ってきた。連続講演会12月は、下宿屋さんの夕食会懇談と決まった。今年のこと、来年の存続問題なども話し合う。12月20日(水)18~20時というのはどうだろう。場所を提供してくださり、牧野さん、ホスト役ありがとうございます。

実は牧野さんには別のお願いがあった。Z君を定例お食事会参加を許していただくことだった。これもまた了解していただいた。申し訳ない。

「わーく」の活動は、引きこもり陣営の活動が基盤としてできるまで、Sさんのご指摘のように、話を「湘南にじの会」に持ち込まないことを牧野さんにもお伝えした。
経過を説明しなかったので、よく話が通らなかったのだが、解散後、白浜養護学校に赴きT先生と話し合ったとき、「わーく」に関心を持っていただいた。そのとき、なんともいえぬ通じない寂しさを感じてしまった。この「わーく」の活動は、語りかける相手がひきこもり・ニートの人々だが、マスコミ活動運営自身は社会体験と就労体験を培える協働と自立の活動なのだ。提案している私がそれに見合う活動基盤がなければ、提案する資格がないといわれてしまえば、力をつけて改めて提案せざるをえない。牧野さんのところには、その会に関わる当事者の方たちが住んでおられるだけに、語りたかった。しかしSさんの語るように、ニーズが違うというのもまた感じていたからだった。

白浜養護学校のT先生に面会をもとめ、連続講演会前期レポートのこと、11/23(木)藤沢市保健所のアンガージュマンよこすか滝田さんの講演のこと、Daisyのこと、そして「わーく」の活動からSNSオンライン活動に至る構想の骨格の話など聞いていただいた。この活動が様々な活動の口火を切る活動へと広がる可能性のこと、インクルージョンの事例として可能性の大きさを持っていることを楽しんでいただいたと思う。

帰り辻堂「ぽれぽれ」に11/28のポスターを置いてきたのだった。

夕食の材料を家に届けて、訪問先に電話、幸い先方が学校に通い始めたというので訪問は中止。実はほっとしていたのだった。

それもつかの間、Z君の家に手のけがの様子を問う電話をお宅にかけたところ、彼は再び危機にさらされていた。虫が知らせたのだろうか。応急の話をともあれつけて、また朝がやってきた。

広報ちがさき11/15は、ふたたび11/28記事がボツにされていた。疲れと手ごたえの中で、今回は閉じ。

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軽度障碍の方の地域就労の構想を/「いじめ」の痛みは時を超えてしまう

2006-11-14 06:37:10 | 引きこもり
B君と明け方まで話した。新聞記事に噴出している「いじめ」の話だ。出来事への関与を拒否する(無視する)ことは「いじめ」に入るのだろうかという話だった。私も彼も「黒」の立場だが、「白」になりきってB君に問いかけていたのだった。

しかし「いじめ」というものは深く食い込んだくさびのように、何十年たっても痛みを失わないものだ。結局、B君は十数年前の引きこもり前に体験してきた「ひとの豹変」を繰り返しなぞる話になってしまったし、応答するような形で、私も小学生時代の転校体験との比較を話すようになってしまった。やはり「かべ」になるべきではないし、そこで手掛かりを失うために傷が広がるという結果を引き出す以上「黒」だということになった。「傷を広げたのは当人であり関係無い」とはいえないという、じんわりいやな結論となった。ひとは好むと好まざるとを抜きに関係の中にいるのだということなのだ。

ここ数日、夜間の傾聴ボラは傾聴ではなく議論の様相を帯びてきた。学習Q&Aのような話は、以前も低調だったが完全に消え、直接は「いじめ」に関係なくても、怒りに追い上げられてきたようなやりきれなさがにじむ、短絡的な会話になっているように思う。

昨日、間をみつけてMさんにメールを書いた。ハンデを抱えた青少年の就労支援活動の主要な観点をたどりなおす意味合いを含んでいた。28日に「リロード」「楠の木学園」の武藤啓司さんがやってくる。県の引きこもり支援団体交流と「リロード」が行ってきた活動の中から、就労支援のことにスポットをあてた話をしてもらうという難題をお願いしてある。今Z君がその渦中にあるわけだが、皆、苦しみから切り離された平坦な話ではない。その試行錯誤の中では、当人の決意引き出しとそのフォローのような形になりやすいが、労働の質(職場人間関係を含む)はどのように保証されるのだろう。ジョブコーチは既存の職場環境に適合させることを主要な任務としている。勿論職場の改善の働きかけもするのだが、既存の労働環境を前提にしているのだ。ところがその企業を眺め渡す視点を持つと、多様な業務が絡み合って営業されていることがわかる。その場への配置を考えうるプレ就労的なイベント実行や、起業はその価値を見直されていい。

今、団塊の世代の定年退職と「景気回復」を背景に、就職状況は改善されているはずだし、厚労省も後押しを始めているではないかという意見もある。

●(参考)「障害者雇用の指導強化、対象「平均未満」に 厚労省方針」
2006年11月12日03時10分 朝日
http://www.asahi.com/job/news/TKY200611110283.html

しかしその議論の現実はパート雇用や特例子会社採用の形をとって労働の質が落ちたままだ。いわば二層構造を軽視しているし、そこで採用されている方の規模を忘れている。これは一般労働や福祉的就労の中の企業就労に当てはまる状況だろう。

武藤さんは障碍者の課題と引きこもり者の課題は違うし、分けて考えるべきだという。行政や企業の決まりを考えてのことだろうが、そこを突き動かすことは不可能なのだろうか。

Uさんが以前みてきたという川崎の青果販売や、私が見てきたアンガージュマンよこすかの山形朝市とか書店運営のような地域起業の形もありうるだろう。ここの吟味をしてみたい。包括的な活動になりうるし、従来の共同作業所・授産施設とも違う構成の活動だ。

町の中で生きる形を探すというか、その議論を提供する源泉を整備していくという活動が就労支援窓口開設の活動だと思うのだ。職業紹介の対面活動のイメージが強過ぎる。様々な就労の可能性の集散の場、発信の場を作るという意味なのだ。

「わーく」は試練のスタートを切るが、これとて、地域の引きこもり青年の一本釣りという発想なのではないことが、伝わっていかない。その活動(マスコミ運営自身)が価値をなしていることが遮断さえれてしまうのだ。Mさんには、そのことを交えて、今後のことを皆と話す場が欲しいとお願いした。「わーく」自身は信用がないし、向けれれている相手が引きこもり青年たちだ。だから口火を切るのは引きこもり青年たちからせよという話は飲まざるをえない正論と思う。しかし、今なすべきことはなにかという要請に、軽度の人達のプランが見えてこないのはどんなものだろう。ここをつめていけないのだろうか。その世界は引きこもり青年たちへと連続している接点を持ていると考えるからだ。

今日、10時から講演会がある。あと数時間。仮眠をとる。
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11/14「大人になった自閉症」11/16「学齢期までの子どもの諸問題」講演会

2006-11-13 06:59:40 | 引きこもり
藤沢のPCボラの方にOpen PNE を見てもらうために、今日は何回か、セットアップのやり直しを試みた。結果は同じ。おそらく考え方で、どこかずれてしまっていいるのだろう。疲労感が残った。火曜日か水曜日に一度はいってもらうつもり。

父の体調がいいので、たまっていた仕事を届けるために相模原に出かけた。帰りに小机に寄って、武藤さんの講演の件の調整アポをとるつもりで空振り。どうも土日が休みではないので、曜日感覚がおかしくなっている。横浜そごう地下でアッサム葉の紅茶・紀伊国屋書店で貸し倒れ?になっていた「行為としての心」(J.V.ワーチ著ISBN:4-7628-2286-8)を仕込みなおした。

良質の白玉粉とアガーを仕込んだが、当人が糖尿病では菓子を食えない虚しさがある。喫茶は和風で整えたい…いつ実現するのやら。資本を使い果たした身で夢見ることではないぞという戒め君の声が高い。(統合失調症風表現)

11月の福祉PJは、「11月16日13時半茅ヶ崎サポセンにて・中西拓子さんの講演」を開く。学齢期を中心とした子どもの諸問題をあえて「子育て」と呼ばず、当人からの視点を交えて話す。いじめと不登校の話も出る予定。(中西拓子さん:SSW神奈川代表・あねもね主宰)

11/14(火)10時~茅ケ崎寒川やまびこ主催「大人になった自閉症~住まいについて」(湘南福祉センター下宿屋代表・牧野賢一さん)\1,000- また午前中…頭痛だが、参加する。

藤沢市保健所・白浜養護学校・木曜クラブ・藤沢養護学校・藤沢おあしす・藤沢市役所関係課を巡回予定。>ポスター
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藤沢のPCボラKさんの協力が得られて/外勤講師という仕事

2006-11-12 06:26:49 | 引きこもり
一昨日は前日の穴埋めの家庭訪問。夕食の買い出した荷物を家の玄関において、再出発する。蒲田だったが、しんどいので川崎まで出てきてもらった。川崎なら電車一本、茅ケ崎につながるからだ。時間が遅かったので、帰宅が終バスを超えた。天気が悪いからとタクシーを使えば、給料は目減りしてしまう。回数をしっかりこなしていれば、時間給ならば中小進学塾の上位講師並みの給料なので、なんとか食っていける。私の場合、週時間数上限がないし、対象の子どもは地域の好き嫌いをいわなければ、仕事が途絶えることもない。しかし、市民活動が忙しくなると、消化時間数が減り、非常勤講師なみになってしまう。副業がなければやっていけない。

しかし、市民活動で単独でフリースペースを設け、広報活動をしていったとして、引きこもり青少年と会える確率は低い。私の場合、本来は進学校なのに、自主退学者や引きこもり傾向の子を切らないので、がんじがらめであるが、出会い話し合う。複数の契約講師だがら地域の切り分けを節操持って行う。雇用側にもかけ持ちは伝えてある。

一昨日のQ君は人材派遣に乗って働いている。だから私を呼んで話しながら学んだ方が眠気が来ないという。どこが引きこもりなんだよと言いたい位積極性がある。あえていえば、他者との比較に異様に苛立つ。自分のペースを安定させられない難を抱えている。正常・異常などの範疇に収まるのかとも思う。

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昨日は、「わーく」の環境のOpen PNE が起動できない状態の相談相手を求めて、藤沢のパソボラの企画に参加した。湘南シニアネットの「PC講座・携帯電話、インターネットの安心・安全な使い方」だ。茅ケ崎にも同様の企画があるが、市民活動の近未来の環境にテレコムが構想されていないので、話が敬遠されてしまう。藤沢は市民ネットの歴史があるから、ある程度、テレコムが環境として組み込まれた発想をしている。SNSとなると、それでもやはり皆さん逃げ出したくなるらしい。そんな中、推進センタースタッフ代表の手塚さんが「市民活動にSNSは必要よね」と言ってくれて嬉しかった。Open PNEは府中で採用されているようだ。私が野次馬で首を突っ込んでいるNOTAは横浜北部と市教委関係に採用されている。個人情報の扱いや、発言の責任のことなどを考えると、紹介制SNSが青少年関連の活動や市民活動の前提になると思うが、オンライン上の交流を嫌う人には、いつになってもテレコムは微笑まない。この距離感がどうしようもなくのしかかってくる。

藤沢のKさんが冷や汗をかきつつ、面倒な役割を買って出てくれた。1ヶ月半進行を妨げた壁は、崩れてくれるだろうか、期待してしまう。リモートで介入してもらうのは来週早々。

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朝日新聞に3つ注目すべき記事あり。(9/25は発見が遅かった)

●「いじめ被害者、3人に1人『相談しない』警察庁分析」
2006年11月11日19時51分 朝日夕刊
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200611110156.html


●「悩みメール、ラジオに続々 いじめなど中高生向け番組で」
2006年09月25日11時16分 朝日
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200609250145.html
(補:TOKYO FMの「スクール・オブ・ロック!」(月~金曜、午後10時)」)


●「ミクシィ、会員の名前公開を制限へ 携帯と連携も強化」
2006年11月10日19時12分
http://www.asahi.com/business/update/1110/154.html


以上

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いじめの構造にどう立ち向かうか/寒川巡回をしました

2006-11-11 07:33:03 | 引きこもり
いじめの新聞記事を見るたびに、以前出会った不登校をしている子たちの顔が浮かんでしまう。肉体的な攻撃のような狭義のいじめではなく、言葉の暴力もある。しかし更に大きく彼らを縛っていたのは閉塞した人間関係の暴力があり、それは無関心による助長という、寄る辺遮断へと連続している。キーパーソンとなるいじめの発火点がおり、賛同者のまわりに野次馬関与者がいて、その周りには意識的無関心層がいるという連続した構造の中に当事者は包み込まれてしまう。

私達中間支援者は当事者の取り出しから関与することは少ない。いじめの結果、当事者が集団から追い出される時点で、事後的に受け止めることから問題に関与することになる。不登校や引きこもりになる人たちのかなりの割合で、いじめが原因であったり契機であったりしているのだが、彼の心の復調に連れ添うことはあっても、なかなか彼を落としこめた集団に立ち入ることはできない。そこが「学校」という空間であり、「教員」という管理者以外の関与は認められないからだ。その教員の感度がにぶかったり、対処する教員つぶしが教員間・PTA間であったりして、子どもたちつまり当事者たちに語りかける機会は少ない。

ただここで、もうひとつの当事者の孤立のことを書いておかなければならない。それは個的な体験、例えば両親の離婚、死別とか、当事者を含む傷病、海外帰国などの事情を抱えた子が、同世代の子の流れからはずれたときに、その経験が分かち合えなかったり、立場の差が理解されなかったりするために、排除の論理が発動されて、同様のことへとつながっていく。

前者の「発火点」のような個人が特定できる場合は、まず消火というような手立てを、なんとかたてることができるが、後者の場合などは集団に事態を考えさせることは、よほどのことがければ困難だ。

教育バウチャー制度や取り出し学習制度を是認するわけではないが、かれの生活が一元的な同世代集団を基盤にしており、そこの挫折が、彼全体の人格の否定につながってしまうこと自身が、彼の傷を増幅している。彼のアイデンティティが複数の集団にまたがっていた場合、いじめの衝撃は彼の基盤立てなおしの余地を砕くほどに、大きくはならないだろう。学生・生徒・児童と呼ばれる子どもが、もうひとつの社会的な名前を持っていたなら、そして軸足を一時引き上げてから、彼を押し出した集団に関与する支援者がいたなら、様相はだいぶ違ってくるだろうにと思う。

子ども時間の豊かさが、多様さが取り上げられていると私は感じている。大人社会の側が、学校外の子どもの受け皿を考える創造性が欠如している中で、お稽古ごとや塾・スポーツクラブなどを既存代替集団とみなすことはできない。

話は、ずれるが、Uさんと不登校・引きこもりのことを話し合ったことがある。障碍児の親として、私の話は南北問題のように響くと感想を述べられた。それは不登校・引きこもりの子達の目から見た後半の個的体験から感じる世界の話の感想だった。教科の学びが自分の人生の一部にしか感じられない、課題の優先順位が別というような学校のメニューが、立ち止まる彼を削り込んでしまう問題に関連して語られた言葉だった。

連続講演会の武居光さんの言葉は衝撃的だった。「引きこもりも生きる選択のひとつ」だというのだ。Uさんは、学ぶということ自身を確保するために苦戦しているものとは、地平が違うという意味だった。はたしてそうなのかという思いが澱のように心に残った。彼は集団から追い出されまたは押し出され、時に人生の遮断、死を選ぶことすらあるのだ。

読み・書き・計算などの観点からの解決力を学力とし、そこから子どもを見たら南北問題も出てこよう。しかし「よりよく生きる」ということからすれば、別の世界も開けてくる。子どもの生活世界の多様化は大人社会の質的貧困に支えられていることを改めて感じる。

若い命を閉じていった子達の顔が浮かんでならない。どこかの切り口からしか現実的には切り込むことはできないが、相手を見逃すまいぞと思う。

ある青年から大人社会は、ある特定の見方に凝り固まって話を聞かないからおかしい、「中立・公正」を維持することは難しいというメールをいただいた。話は古いがそのとき頭に浮かんだのは、昔の運動会の種目に有った「借り物競走」のイメージが浮かんだ。走り込んだ課題コーナーには、各自が借りてくる課題が書かれている。たとえば「眼鏡をかけた爺さん」となれば、その人は、ひたすら脳裏に「眼鏡をかけた爺さん」と念じ、会場を走り回り「眼鏡をかけた爺さん」を見つけることに躍起になる。青年が見た大人社会の凝り固まりは、これに似ている気がした。周囲を遮断し「眼鏡をかけた爺さん」しか頭にないのだ。周囲を眺め渡すことができないことが問題。しかし、君がだした「中立・公正」って何よ、君は社会の外のお化けになっているんじゃないかと私は思う。意見を持つことは悪いことではない。しかし周囲を見渡し見通しをたてることや、他者と組むことの背後に潜む豊かさを忘れていることは、あまりに貧しい。しかしお化けになることではないと思うのだ。なぜなら君も他者と組むことを忘れているからだ。

この「眼鏡をかけた爺さん」の塊が、他者からの声を遮断している。いじめもなにも、エアポケットだらけなのだ。こういう状態の中で私達は「ネットワーク」を張ろうとしているのだということに覚醒していたいのだ。

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昨日は寒川を回った。武藤啓司さんの講演なので教育相談室にも立ち寄った。あいにく知り合いの方が御留守だったため、身元確認をじんわりとやられてしまった。変なオヤジだからたしかに怪しいが、怪しいというあなたも十分に怪しいとおもった。どういう判断基準をもった方なのか、ただ紋切り質問もどきにちらちらする教員独特の好奇心にからんで、ポスターをぶらさげてきた。

寒川は大きな図書館を建てた。さっそく登録を済ませ、ポスター掲示をお願いした…が、まだ掲示板が出来ていないという。どこか利用者の目につくところに置かせてほしいと頼んできた。

喫茶友達に立ち寄り、お客さんがいるのに割り込んでしまった。小沢さん、ごめんなさい。地域の女性グループが描いた絵葉書が壁面に飾られて、秋の色がお店にあふれていた。ポスターと、無粋な近況の話。長居してしまい、申し訳ありませんでした。小沢さんから市との協働事業の資金上限はいくらなのと問われ、げんき基金と勘違いして半額ぐらいの支えだねえと伝えていたことに、帰りのバスの中で気が付いた。脅かしてすみません。

バスは矢畑経由。相模線上りが出た直後だったので、寒川駅入り口で降りるつもりで乗車、さて下宿屋さんに立ち寄ろうとしたら、金曜日だった。夕方金曜日は集まりの準備をされているはず。またまた会える機会を逃してしまった。

白浜養護・藤沢養護・藤沢おあしす・木曜クラブ・そうじゃん・茅ヶ崎育成会。女性センター・ぽれぽれ・オールアライブしゃ・茅ケ崎高校定時制・湘南高校定時制・通信制…まだ巡回しきれていない。

茅ヶ崎駅南口でサポセン窓口の市川さんに出会って、そうそう市の図書館に置かなくてはとなぜか思い付いた。ここが初めだった。昨日の巡回は7ケ所。

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ある身近な方々の集まりを新聞記事から知った。背筋がぞくりとした。情報遮断である。気づかなければ、私は除外されていた。いじめはこんなところから始まる。沈黙したら私は消える。しかし語っていても、消されるのだろうか。餓鬼だから消えませんよ。

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確実に歩をすすめること/学校空間といじめの記事から

2006-11-10 05:09:08 | 引きこもり
父が急に病院の検査だと言い出した。薬の手帳を取り出して、そこに予約表が挟まっていて、それで検査日程が分かったのだった。朝8時半からだというので、徹夜で父を車に乗せ病院に連れ添った。超音波・CT検査は午前中いっぱい時間がかかった。昼の時間、ポスター持って寒川巡回の予定は、けし飛んでいた。結果は良くない。ポリープも発見されてしまった。

12時過ぎに父の内科外来の部屋に入った。待ち時間の合間に病院の近くのスーパーで昼食・夜食の買い出し。戻って見たら父がいない。検査中だろうと思い、内科外来の扉をあけた。数分たたずに、父を迎えに母がやってきた。医師は検査の結果を当人に伝えたが、説明を理解していないという。だから家族を待っていたのだという。話は臓器の異常の話

父は病院からタクシーを呼んで家にひとり戻っていたのだ。薬局にも立ち寄らず、処方箋を持ったまま帰宅していた。冷蔵庫を開けてかき回した形跡があった。ゴミ袋を見ると、カップワンタンの容器がころがっていた。餅がなくなっていた。しかし味付けした形跡がない。ワンタンの中に餅を入れたのだろう。食卓には生協からきたみかんの山が出来ていた。食事制限の意識がかけらもない。ラーメンを作って皆に食べさせ、父は量で制限した、塩分制限があるが。食器を洗いころげるようにして家を出、薬局にたちより薬を受け取り、そのままサポセンへ。広報合同会議。

順当な話が済んで、ひとつ環境保護の団体取材記事を担当することになった。来年の話だった。

会議の最中にメールが飛び込んできた。訪問指導先からの抗議があったという本校事務所からの文句だった。事務所にFAXを入れて、訪問指導先の予定を臨時にキャンセルし、訪問指導先は直接電話すると話が長くなるので代わりに連絡を頼むという内容を書いておいた。

ところがFAXを事務員が見ていなかった。担当している子は自閉症傾向がある子で、時間が来て、状況が違うので動揺していたのだった。母親が引き受けて治めていた。会議後、謝罪の電話を入れた。明日、つまり今日、事情説明と訪問指導に行って頭をさげてくることに。(トムトムのコンサート参加は、こうして無理となった。

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「わーく」編集部発足時、湘南にじの会の尾崎さんが、活動に飛び込んでくれた。その尾崎さんは、いまはもういない。8月末に活動3カ月にして、ステロイドショックで逝ってしまった。「わーく」は再び手探りに戻ってしまった。しかしともあれ、尾崎さんが生前、初寄稿した自己紹介の記事を「懇談会通信No.018」に載せようと思っていた。しかしそこには個人情報が含まれており、削れば尾崎さんの記事に手をいれることになる。結局記事は、尾崎さんが原稿を短縮した方の原稿を載せることとし、個人情報が入っている原稿は、親御さん宛に、発刊した通信とともに返すことにした。

「懇談会通信No.018」の問題はひとつ解決した。

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Open PNEが動かない。全部システムを入れ替えて初めから指示通り入れなおしたが状態は変わらなかった。土曜日に藤沢のシニア倶楽部PCでネットワーキングを取り上げる。ここで相談に乗ってくれることに。見捨てる神あらば拾う神あり。茅ケ崎は全く駄目。

今日は家庭訪問前に寒川巡回。&下宿屋さん大丈夫かな?

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Z君へ>人間万事塞翁が馬って知っているかな。
    ごまかしではないよ。

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●「いじめ問題で電話相談促す緊急アピール 東京弁護士会」
2006年11月09日22時27分 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1109/TKY200611090409.html


●「同級生いじめた動画をネット配信…高校生2人停学処分」
2006年11月9日20時57分 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20061109it12.htm


●「いじめ自殺:傍観も罪…長男失った長野県教委職員が訴え」
2006年11月10日 3時00分 毎日
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061110k0000m040137000c.html


●「「いじめられている」841人 久留米市がアンケート」
2006年11月08日23時18分 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1108/SEB200611080011.html


●「「いじめで自殺」また予告手紙 高2名乗り文科相あて」
2006年11月09日22時20分 朝日
http://www.asahi.com/national/update/1109/TKY200611090257.html


なんとも無残な…このままで、いいはずがない。

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ニューズレター持って茅ヶ崎高・西浜高へ/「わーく」難航中なり

2006-11-08 06:46:55 | 引きこもり
茅ケ崎高校と西浜高校をまわった。茅ケ崎高校は、たまに定時制に用があることがあるので、全日制の方の様子もわかっていたが、西浜高校は十年以上覗いていなかった。西浜高校の教頭さんは、あいにく御留守。進路担当の先生も、この時期なかなか会うことができない。案の定全員出かけていた。結局事務職員の方にニューズレター誌を預けて来たのだが、訪問の主旨が伝わったか不明。初めてのところは、先方の取次の方の特徴がわからないのだ。一番滑稽なのは、小田原の相洋高に行ったときだ。翌日私の知人で中学校教員の富田氏から電話があった。不登校の子の進路相談を持ち込んだのはお前だろうというのだ。先方は**中の富田氏と勘違いしていた。ただそれが富田氏が即座に私と判断した慧眼(?)には恐れ入った。

茅ヶ崎高校では、11/28の武藤啓司氏の講演会の件なども話すことができた。ただ資料は教職員向けである。「わーく」についても説明できたが、関心持たれたかどうかは…不明。

西浜高校を出て、浜見平団地商店街の共同作業所「喫茶 カレッタカレッタ」に立ち寄ろうとしたとき、家から電話が入った。また父のトラブルだった。茶屋町の医院で薬を出してもらい、平塚駅行のバスで平塚へ。サンシティと推進センターにポスターを頼み、推進センターでは予約していた件で短時間相談。絶対に必要な用だけを済ませて、急いで家に戻った。

父が立てなくなったというのだ。最近父の足はむくみ、指で押すとふくらはぎに指のへこみがつく。弾力を失っている。眼底検査もよくない。間食とTV前から動かない生活は、糖尿病患者には失明や命を縮めることにつながる。父は某宗教団体にかぶれているので、たまに、突然外出して数時間、信者回りをやってくる。ところが往復10分ほどの近所のポストに自分の手紙投函の用があっても、人を使って、決して自分で席を立とうとしないのだ。だが今回は意識的にではなく、中腰が出来ず尻持ちをついてしまう状態だった。

新しく通うことにした医院では、「動脈硬化で、いつ血栓が飛んで血管がつまってもおかしくない状態。運動療法士さんの監視下で食事療法の補助運動で生活の切り替えをしないと、脳梗塞・心筋梗塞を起こしてしまう」、と注意されていた。8年かかっていた某病院は、栄養指導・リハをしなかった。それを自分の症状は運動不要だと勘違いして父は譲らない。そこの病院の医師と話したところ、「80才以上は(運動より)転倒事故の方がこわいから」という。冗談ではない。父は自分の宗教の用事の時は出かけていくのだ。

今日父は、軽保存食3人分・スープをたいらげていた。食事療法が守れない。半身不随や命を失うことが間近にありながら、「カロリー」の意味すら知らなかった。今回は、薬の量を間違えて低血糖を起こしたのだった。この前は人目を盗んだ長風呂で、全裸のまま棒のように倒れて救急車騒ぎを起こした。だから自分の命を縮める居座りは、看過できないのだ。

自分の命を弄ぶことは、黙認できない。さらに付け加えれば、こうした状態では、私の活動もいつ遮断されるかわからないのだ。命優先ではあるが、私と母は命知らずの危険な怠慢(バーバリズム)に翻弄されている。愚かしい。

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先ほどA君から電話が入った。実家に里帰りした彼は、もとの自分の部屋に入ることになって戸惑っているという。縁故の事業所に就職も内定している。両親が手を入れずに彼の部屋を保存していた。つまり古巣に戻ることに、直観的な戸惑いを感じたというのだ。家には彼の兄夫婦が同居している。仕事が落ち着いたら、地元に部屋を借りたらどうかと伝えた。彼も不安の中身が見えたようだ。

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症状が治まるのを見届けて、再び夕食の買い出しで茅ケ崎駅に出た。元町の家と翔の会トレインにたちよってポスターを依頼した。久々の顔に出会い喜んだ。おめでただった。そこにはSさんもいらした。話に乗ってもらい「わーく」の誘いをかけて、断られた。引きこもり青年たちの活動から発想され、その必要から始まった活動と、障碍者青年のニーズは異なっているし、当事者の活動としながら、引きこもり当事者が動いていないではないかというものだった。

「わーく」は、コンビニなどの店頭から、引きこもり青年を一本釣りするのだろう、それは外からかかわる浅い活動であり効果は薄いという批判もあった。私の構想は一石二鳥を狙っていた。まず主眼が「わーく」発刊活動そのものが、多様な関わりを内包した創造活動であり、この活動を様々なひとが共通の課題をもって活動することで、地域の協働活動の芽を育てようというのだ。

その呼び掛けの結果、呼応し参加する青年が出てくれば、それは喜ばしいこと。そんなに拾い上げができるとは、これっぽちも思ってはいないのだが、こういう論の立て方自身が伝わっていかないのだった。活動には実現目標があり、それに至る実践がどれほどの可能性があるか値ぶみするという構造、いいかえれば実践を目標の従属物にしてしまう痩せた実践論の発想から抜け出すことができないのだ。同じ夢を見る者が目標を実現するというのは、ひとの営みを延べてしまう誤りだと思う。その過程で生成する様々な創造の実は削り落とされてしまう。

「わーく」は創造的な遊びのようなもの。朝市を作ろうと発案されたなら、有志がそれを推進する。様々な参加の形を探り当てていく。その火種つくりが「わーく」なのだ。○○の仕事を知りたい、ならば関係者を呼んで話を聞こう、職場を見学にいこうと発案されたなら、その機会を有志が準備実行する。その火種を「わーく」が作るのだ。ここにさまざまな青少年が参加する。そのひとつの形、相互の活かし合いの形を「ケア・パートナー」と呼んでいるのだ。

Sさんから、本人の会の活動への要請は筋違いであると申し入れられた。引きこもり青年の活動が引きこもり青年の手で実現するのが筋という内容。一理も二理もある。しかしこの活動が知的の領域の活動のニーズではないというのはおかしいと思うが、結局は事実で納得させざるを得ないという意味で、失礼を詫び、退いた。

自立支援法の焼け付くような現実があり、軽度の方の活動は守りに入っている。しかし彼らの元気を還流させるセンスが必要と私は考えている。私が行っているカウンセリングもどきの活動は、対象の青年を自主活力回復と解決の糸口を提供する。それは現実的には企業就労であったり、自傷を超えた生活のはじまりであったりする。しかしその青年相互は、問題を個人的なものとして解決しているので、出会うことも結びつくこともない。何十年やってもこれは変わらない。これをフリースペースと立てることで、相互は結びつく。しかしそのフリースペース活動、いいかえれば一本の大樹を育てる活動から、大輪の花火のような火種を撒く活動(ネットワーキング)を獲得した活動へとシフトしたとき、シェルターとしてのスペースから、創造活動は外へとはみ出していくだろう。その転換を誰がどう担うのか。

私がつくるべきなのは、フリースペースなのだろうか、それとも運動体・出版活動ネットワークや放送局活動なのだろうか。私は後者を選ぶ。そのためには、永遠の単独活動であろうとこの活動をまず私が進めていく。これしかないだろう。面白ければ広がる。可能性が見えれば広がる。ただ情報が指導者のところで止まってしまう難は、甘んじなければならないだろう。

武藤さんもまた、引きこもりは引きこもりの枠での論。次回の講演会は、この辺が論点となりそうだ。

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朝日新聞「消印は「豊島」の可能性 いじめ自殺予告で文科相」
2006年11月07日11時18分
http://www.asahi.com/national/update/1107/TKY200611070184.html


どうか自殺がおきませんようにと…。この風土を作った大人社会と固着した学校社会を切り開く刃を。

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朝日新聞11月7日(火)夕刊3面に「即戦力障害者『紹介します』知的障害者まだ少数派」「企業・働き手結ぶビジネス盛ん」という記事が出た。

障害者雇用促進法に基づく求人がこのところ増えていて、主に身体障碍の方。ハローワークを通じて就職した障碍者は3万8882人(昨年度)であり、63年以降過去最大とのこと。人材紹介業者を通じて、就職する例を紹介。人材紹介業者も障碍者向け人材紹介業を独立させる動きも出ているとか。注目。>テンプスタッフフロンティア(タウンページ検索>テンプスタッフ(株)銀座オフィスが出てきた。問い合わせ可能だろう。)

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「懇談会通信No.018」いまだ完成せず。
今日は
茅ヶ崎市役所
茅ヶ崎保健所
茅ケ崎養護学校へ行く。

育成会回れるか?
ポスター巡回。

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以上
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ポスター&ニューズレター巡回再開へ/生活習慣病は自己責任なり

2006-11-07 06:18:57 | 引きこもり
 父が通院先を変えた。症状が悪化し8年目にして、専門医に担当を変えたことが分かったからだ。セカンド・オピニオンを他の専門医に求めたところ、初期の処方のまま投薬が続いていることや、不要な高額の検査が重ねられたことがわかったからだ。4時間待たされて数分の問診。これがその結果なのかと怒りを覚える。ところが本人は病院の設備機材に目をくらませてしまう。個人医院では治療はできないと言い張り、父とやりきれない論争を重ねてきた。理由はもうひとつ、専門医の個人医院から運動療法が求められたからだ。父は一日数百歩も歩かない。TVの前に座り込んだまま、間食を重ねている。すでに足は萎えている。だから処方が嫌なのだ。しかし、病院が担当医を変えたのを機会に通院先を強引に変えた。開業医と病院は連携していれば、病院外来よりもメリットがでる。今日は治療後、父は一日中、一言も口をきかなかった。

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 相模大野・町田の家庭訪問を終えて直帰。「懇談会通信No.018」の記事が古くなってしまい、原稿の差し替えをした。なかなか印刷に入れない。今回は4面構成。今日は武藤さんに講演の打ち合わせにお邪魔しようとしていたが、思うに任せない。家事が足を引く。

 藤沢保健所主催「11/23 引きこもりを考える講演会」の申し込みを済ませる。この日、LD学会関連の企画が横浜で有ったはずだが見あたらない。記憶違いだろうか。アンガージュマンよこすかの滝田衛さんと、ウィルよこすかひきこもり家族の会の勝又さんが、藤沢市役所にやってくる。14時~新館7F第七会議室だ。

 今日は茅ケ崎高校にサポセンのニューズレターを届けつつ、教頭さんに会えれば話をしてくる。11/28の武藤さんの講演会の話だ。ポスターは駄目だろうか。懇談会通信の印刷を茅ヶ崎サポセンでやる予定でいたが雨だ。どうしたものか。歩きだとチラシが濡れてしまう。ダメなら西浜高校を回る。帰りにカレッタカレッタ・平塚市市民活動推進センターに寄って…無念、藤沢の推進センターは定休日だ、夜は相模大野で授業。

 今、Open PNE の差し替えを試みている。どうしても起動しない。11/11の藤沢の講習会に参加することにした。山本さんをまた困らせてこよう。とどめ、手嶋さんの勉強会に参加することにした。どこかの手順が間違っているのだ。@nifty は環境提供の範囲しか答えないから、2ヶ月が過ぎてしまった。@wiki などでもいいのだが、個人情報管理の責任問題が残るのだ。

 プロフィール登録項目の生年月日は、年だけ正確に登録してもらい、あとは全会員1月1日生まれになってもらうことにした。( (^^; )製作者、個人情報に鈍感過ぎる。

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白梅酢を入手。和菓子のシビアな部分。夜更けに白あんの調整を試みたが一定の味にならない。素人の世界ではないと言われそうだ。なんともはや、糖尿病予備軍には食べられない菓子を作っている「おかし」さよと、親父ギャグをいう。寒い。(この菓子は喫茶開店時のメニューのひとつなり。夜中の包丁砥ぎに似た狂気。)
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11/28武藤啓司さんの講演会ポスター完成/オールニートニッポン?

2006-11-06 07:03:20 | 引きこもり
11/28の武藤啓司さんの講演会ポスターが出来上がった。懇談会通信ピックアップNo.018と一緒に配布するが、今回のポスターのデザインは不満が残る。もとの写真にロゴ配置が大きく制約されてアンバランスなものに収まったからだ。このデザインは、波打ち際に若い女性が海のかなたをのぞき見ているシーンを利用したのだが、泡立つ波のところにロゴ・ウィンドウを置くのは、ドラマを阻害するようでいやだったのだ。画面中央に立つ女性の足と倒立鏡像を活かそうとすると、左右のバランスのところに、アンバランスなものを置く無理が収まらなくなってしまうのだった。

武藤さんは、もともと人情派である。そことの接点も置きたかったので、ドラマテイストのあるデザインの選択に難儀した。引きこもりという迷路を暗示できるものを探した。実は初めドラマチックな場面撮影を試みていた。食卓に食事を中断した食器類、箸が飛び散って、皿から中身がこぼれ出しているシーンだった。これをライティングをしっかりやって、引きこもりの苦しみを出したかった。ライトスタンドがない。ストロボだと細かい調整が出来ない。さてひとりでどうするかと悩み、椅子を逆さにしたスタンドと積み上げた本の台で何とか撮影を済ませて満足していた。

ところがそれをポスターにしているうち、無残な気持ちになった。このポスターはセンセーショナルなものになる。しかし、引きこもり当事者と家族、そして講演者武藤さんは、それをどう感じるだろう。描いたデザインの暗示する「断絶・苦悩」は、見るものの足をすくませる。支援者の活動は、この「断絶・苦悩」を「癒す」方向に流れが出来ている。(私は『癒す』を鵜呑みにしない立場)その解決への道を描くべきだろう。凍えるような出発点に立ち返ることが必要なのだろうかと思ったのだった。こうして迷いのあるデザインは廃棄された。苦しみを再現することを手放したのだった。

代替案が難しかった。武藤さんは、子どもの悩みに寄り添って来た方だ。私は社会環境や人間関係の構造をひとの出来事の間に見る、いわばカメラマンの目(観察者の眼差し)が心の中に潜んでいる。子どもの喜怒哀楽に寄り添う教員や大人の目の前の薄膜のような断絶を意識している者だ。共感や共鳴の底に、「育てる」という操作が蠢いていることに眼差しをはずすことができない者だ。その隙間から、不登校・引きこもりの冷ややかな風が吹きあがっていることを感じてしまう。武藤さんと私の立場の違いは、おそらくその辺にある。

では講演会に武藤さんから何を得ようとしているのか。そんなことを考えていた。湘南には引きこもり青年の自由な拠点が本当に少ない。岩倉さんたちの「そうじゃん」位のものだろう。県の動きは横浜・川崎・横須賀ときて、湘南を飛び越えて小田原に行ってしまう。この湘南に当事者が集うためには、際立つ断面が必要なのではなく、そこに人が集う起点の熱が必要なのだ。治療ではなく超え出る、当事者を包み込んだ営みが必要なのだ。その試みへの論の手掛かりを求めている。

私の発想は当事者に帰ることになった。様々な顔を思い浮かべては、未来へと投機された不確定な眼差し、自分探しの眼差しを共有点にしようと思うに至った。まさぐるような眼差しのクローズアップ、祈るように重ねられた手、そういうひとつひとつが候補に上がっては、意図と直観の深さや表現の普遍性が問題になった。ストレートに感じる表現はないか…。その結果が今回のデザインだった。ひとがいれば、協力してデザインを作ることができる。ところがモデルさんひとり依頼できない。それこそ隙間風が吹く中、スナップを選び採用したという経過だった。

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画像のカラー打ちだしは、我が家のプリンターが白黒レーザなので、茅ヶ崎サポセンに依存している。ところがここのプリンタは、純色が濁るのだ。黒が垂れ流されているのを感じる。妥協線を考えて作画。ところがフォントに限界があって、拡大縮小が制約を受けて、それに引きづられてウィンドウがアンバランスな大きさになってしまうのだった。

サポセンの窓口スタッフの大久保さんに、批評を願った。窓口スタッフは悪口がいえないのが問題なのだが、ウィンドウ枠の位置など、わりと率直に批評してくれたので感謝している。市民大学のプロ技デザインには足元にも及ばないが、なんとか出来上がったと思っている。

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Jさんの連絡があったニューズレターの私の分担分を預かり、まさに釣瓶落としの夕闇に飛び出した。

そうそう、行きがけに茅ケ崎駅前の歩道橋で「The Big Issue」を販売している竹村さんに会った。

東京事務所に連絡を取り、1月にNPOちがさきの自主事業福祉PJに、関係者を招待することにした旨を伝えた。びっくりされていたが、1月前に彼の就職が決まれば、東京事務所の方だけの講演になるが、少々珍しい講演が実現する。販売活動を通じて、路上生活から脱出する試みの発想が素晴らしい。これは住み家を失ったニートの状態と連続するものなので、特に関心を持っている。

駅頭で竹村さんの販売活動を目にした方は、200円の冊子をぜひお買い求めください。

懇談会通信はここ数日中に印刷する予定。

今日は、ここまで。


==気になった情報==


●「ニート向けネットラジオ『オールニートニッポン』放送へ」
2006年10月26日朝日
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http://www.asahi.com/digital/internet/TKY200610260111.html

インターネットラジオ「オールニートニッポン」が始まった。NPO「コトバノアトリエ」が毎週金曜日の夜7~9時に放送。オールニートニッポン事務局(050・1071・8324)

以上
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Z君の自活準備/ネットカフェを簡易宿泊所にしているフリーターの困窮

2006-11-05 06:57:25 | 引きこもり
Z君から連絡が入る。相当緊張し荒れている。対策を取る。引きこもり青年は、不安対策に医師から薬をもらっている。これが強く、酩酊状態になったり、あるいは不安から処方以上の量を飲んで同様の状態になったりすることがある。このとき家庭緊張が起きたとき、飲酒酩酊のときのような粗暴さが出てしまう。電話で説得する場面でも結局は理性を信じ、祈るように時を待つことが必要なときがある。

昨日は電話をフルに使って情報収集に当たったが土曜日、話は思うに任せなかった。一昨日の静穏は呆気なく破られた。当人の了解を得て私は彼の主治医と連絡を取っている。しかし指導に従う関係にはならない。いわゆる監視屋または代理人(オンブズマン)でもあるからだ。

鎌倉の煎餅屋さんにお邪魔しようとしていたところに連絡が入り、結局は東海道沿線をうろうろして、いつもの調子になってしまった。しかし準備をしておいてよかったのだ。0時すぎ、彼から連絡が入り、その情報はその場で活用されることになった。しかし、薬物は安定剤・筋弛緩剤・睡眠導入剤・鎮痛解熱剤が処方されていた。胃壁コート剤を入れたら6種類。頓服処方のものもあり、それも飲んだ状態で連絡してきたのだった。昼間のZ君とは別人になっていた。この状態が長期化することを恐れる。幸い彼は知識があるし、自己客観視も問われれば出来る。

事実関係の認識のずれに幻が誇張をかける。些細なことと評価しても、当人の反発を生むだけだ。主観の肥大が症状を生むと解釈されることが多いが、関係のすり合わせが滑って、彼の判断を封じ込めてしまう場合もある。いじめのような例がそれだ。前者を持ってすべてを語る危険との綱渡りを私達はしている。しかし薬物がなぜこうも大量に彼の手中にあるのだろう。問診時間は内科などとくらべれば長いが、数分程度の診断で薬物が手渡される。彼はまさに泥酔客のようだ。これでいいはずがない。

軟着陸が済んで、故郷に帰ることになったA君から連絡が入った。解決の場面ではあるが、彼は妻子を失った。じんわりと疲れが押し上げてくる。コーヒーを飲んで書き込みをしている。

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11/28の武藤さんのポスターができた。Jさんから、茅ヶ崎サポセンのニューズレターが仕上がったので、分担分の配達をしてほしいという連絡が入っていた。午後取りに行く予定が中断したままだ。武藤さんの講演会ポスターの印刷がてら、今日昼にサポセンに寄り、自閉症セミナーに飛び込む予定。配布は明日からだ。

福岡からメールが飛び込んできた。金欠なので参加できなかった会に出ている知人のSがA君の帰郷の様子を知りたいと連絡してきたものだった。A君は「わーく」の会員、少ない会員のひとりがまた失われてしまった。オンライン協力は申し出てくれたものの、難しいだろう。Sに軽快なメールを書けば、裏が淀む。

朝日新聞11月2日号夕刊トップに「現住所ネットカフェ 都会の家なきフリーター」という記事を読まれただろうか。地域によっては「生活困窮の若者、ネットカフェ転々 支援団体にSOSも」となっているかもしれない。

ネットカフェが、フリーターの夜5時間1500円の簡易宿泊所になっている例が増加している。生活が困窮化し、借家を追い出された者が多い。NPO法人自立生活サポートセンター「もやい」の湯浅誠さんが、フリーターが都市のホームレス状態になっている点を指摘されていたが、この記事を読みつつ、路上生活者支援の「The Big Issue」のことを連想していた。まず無料誌の提供を受け一冊200円の路上販売をし、それを元手に次の号を買う。90円/冊を収め110円/冊は、自分の労働対価として生活費にあてるというものだ。私はこの発想が好き。何か始めることができないかという発想が頭から離れない。

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藤沢市市民活動推進センターに、「わーく」を置いてきた。Z君の件があったので、ポスター原稿の仕上げだけで作業を終えた。ひらけ、ごまと言ったら、問題の方が開いてしまった一日。


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Z君の新居探し/中央公園からコロッケが飛んできた話

2006-11-04 04:33:47 | 引きこもり
Z君は実家を出て独立した方がいいということになった。(過去記事参照)
DVで身が危ない女性に対しては、緊急避難用のシェルターを準備している活動がある。ところが青年男性となると、一般宿泊用のカプセルホテルのようなところしか出てこないのだった。手帳取得者なら施設が使える。しかし手帳が取得できない引きこもり青少年や、軽度発達障害者の場合、その選択肢は普通の宿泊施設になってしまう。

横浜サバイバーのように、同意なく精神病院隔離されたり、性被害にあった男性に対しても手を差し伸べているところは少数派だ。宗教団体関係がシェルターを持っていそうだとか、逆に精神病院を利用する手も考えた。

Z君は某相模線駅沿いにアパートを探すことにし、夕食を湘南福祉センター下宿屋さんにお願いできないかと勝手に思っている。あそこの雰囲気は温かいからだ。

今日は午後、東京の「ピアセンターあかり」の関連図書や、オンラインショップ関連の法規集を図書館に返した。代わりに「お茶にあう和風のおかし」(長尾智子・著)やら「事典・和菓子の世界」(中山圭子・著)を借りてきた。なぜか忘れてしまうサポート校の本校への報告書も投函できた。朝、父が久々に知人の車で出かけたので、寝室を大掃除。(自分の部屋はゴミ箱だが)続けてカロリー計算をした献立の分担を母と確認した。昼食を作って食器を洗い終わると13時をかならず過ぎてしまう。こうしてあわただしく、茅ケ崎市立図書館によったのだった。

事前にweb cat で調べた資料は大学図書館でしか借りられなかった。県内公共図書館OPACでは、どこも在庫なし。私は国会図書館や茅ケ崎では文教大図書館の取り寄せで調べているが、父の件が始まってから行谷にも出かけられなくなった。そこで茅ケ崎図書館に仲介をお願いしたのだった。結果は無理。当分は実践的な書は遠ざかる以外ないようだ。共同作業所の記録のような書は、公立図書館では見ることができないものが多い。むしろ横浜沢渡の福祉資料室の方があるが、ここは検索システムが古くて使い物にならない。結局時間がかかるのだ。

落胆しつつ、アパート探し。なにやら侘しくなって、夕食の買い物を済ませてバスに乗ったら、愁波が呼んだか NPOちがさきのJさんとばったり。今朝は中央公園でフリマをやっていた。私は睡眠時間の件があるので遠慮させてもらっていたのだが、Jさんは、そのときのブースの商品の売れ残り「コロッケ」を大量に抱えていたのだった。

ここであったが百年目(かな?)。ひやりとした。床に置いていた買い物袋をつい持ち直していたら、コロッケあげる…。なにやら面食らったネコだましのポン。

頂戴して返ってきた。おすそ分けは近所の方と言ってもすでに、夕食の食材は買ってしまっている。だからしょうもない話だが、糖尿病と関係ない母親をコロッケ責めして、恨まれたのだった。

Z君、まだ物件は見つからない。自分ではどうだい。

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茅ケ崎市との協議は凄まじい状態で/新年度構想を突き抜け付けるために

2006-11-04 03:51:51 | 引きこもり
11月2日の茅ケ崎市との交渉は、なんともどうしようもない空転に終わった。そのことは、おそらくというところで予想していたことなので、そのこと自体のダメージはないが、資料などの準備をしたための寝不足が決定的に祟って、当日は夕方数時間、昨日は明け方1時間前ダウンという形で調子を崩してしまった。書き込みが途絶えたこと、お許しを。

私が、茅ヶ崎市の産業振興課・障害福祉課と協働プラットホームの会議に参加したのは、これが3回目。茅ケ崎市の協働事業推進条例に基づいて、2007年度施行を目指して、就労相談窓口とそれを支える喫茶というプランを提出していて、この段階で、私の話は政策提言として、行政の協力の中で育てて欲しい構想ということで、それを繰り返し提出していたにもかかわらず、関係行政課としては、「委託業務提携」という従来の投げ出し型のつながり方しか考えなかったという、「協働事業」って「委託業務提携」(自分では何もしない)ということなのかぃと言いたくなる展開が続いていた。この発想の空転がどうしようもなく横たわっていたこと。

更には就労支援の「就労」とは「企業就労推進」(あてはめ)であり、障碍者の企業就労は一般就労の状況とかけ離れた低調なものであって、福祉的就労の現場に一般就労相談窓口を提供しても、何の意味もないという常識が頑固に構想を阻んでいた。「構想」の「就労」とは「社会参加としての就労」であって、「ひきこもり・ニート」を地域の有望な人材として活性化させていく道を描いてきたつもりだった。また障碍者と言ったとき、その定義は広く、重篤な方から軽度発達障害に至る幅があり、構想ではそこを丸抱えせず、軽度の方と「引きこもり・ニート」の方とのコーディネートプランだった。ところがこの前提がやはり伝わっていかないという空転があった。

つまり従来のやり方(常識)と、政策提言型の活動を「作ろう」という呼びかけが見事に空転してかみ合わなかったというお粗末。

今回私が提出した資料は、


(資料A)
前期を終えた「げんき基金」連続講演会の報告と今後の予定
来年度推進企画の提案と行政への呼びかけ
(講演会II期・「わーく」・SNS携帯ネット・オンラインショップ)
2006年度の講演会の狙いと、2007年度講演会の狙いの大枠



(資料B)
「わーく」規約・OpenPNEの紹介
「わーく」0号(試作号)



(資料C)
ヤングジョブスポットよこはま11月企画表



(資料D プレゼンスライド画像)

ヤングジョブスポット(雇用・能力開発機構系列)
ヤングジョブスポットの構成とミニ講座拡張(就労しゃべり場)とそれを支える喫茶
ヤングジョブスポットよこはま出張研修の実施へ(YJS-Yへの依頼再開・窓口開設への過渡期)

「わーく」
「わーく」発行と当事者掘り起こし・対話交流
「わーく」の発刊財源の見通し>裏面広告・オンラインショップ

連続講演会
連続講演会の予定(2006年度後期・2007年度)
連続講演会の開催財源の見通し>入場料・オンラインショップ

SNS携帯電話ネットワーク
当事者活動と結集を支えるインフラ
引きこもり青年の居室と社会・活動グループを結ぶパイプ
Open PNEとNOTA2の紹介

就労しゃべり場
2006年度後半~2007年度は、拡張ヤングジョブスポットの肝、自主運営会議とミニ講座(実行委)の先行実施を行う。それが「わーく」の諸活動である。
アンガージュマンよこすか見学の報告と自主運営会議企画の実行例>はるかぜ書店・商店会青年部・商店会萬請負活動・山形物産朝市etc.

オンラインショップ
引きこもり青年たちの在宅分業(PCテレコム)
「わーく」「連続講演会」「YJS出張研修」を支える資金の捻出策(営業独立までは、まだ望まない。)
製造販売(煎餅・手芸2種類)・委託販売仲介業(他の共同作業所製品の販売仲介)・養護学校の販売体験プログラムの請負(小田原城内高校の例など)

実務者ネット構成員の拡張
団塊の世代退職時代の受け皿準備



という膨大な内容をこめた画像を、要所だけかいつまんで話すつもりでいた。大きくは、今年、

「引きこもり領域の活動や自閉症関連を架橋する軽度発達障害の方への公的支援を引き出す糸口作り」

「障碍諸領域の活動の紹介とすり合わせ」

という2点を実行したが、障害者自立支援法実施という最悪のタイミングの中で、6月の頓挫を超え、若者、当事者の結集を軸にしないと、活動の次の転身が図れない状況があること。ならば就労相談窓口と就労しゃべり場を準備する「わーく」を準備し、YJSからも出張研修対象と認められる実体を作る。同時にそれは様々な領域のひともお互いがつながれる携帯ネットワークを推進する。よって

「わーく」発刊活動開始
「SNS携帯ネットワーク」作り
「オンラインショップ」開設
「YJSよこはま出張研修」実現

へと振り、行政には

●「わーく」を引きこもり・ニートそして軽度発達障害青少年に向けた、HPとタイアップした広報誌として、それを委託業務提携の形で取り組んでもらえまいか。(自主財源前述>裏面広告・オンラインショップ)

●「ネットサーバ」を市役所の現行ネットとは全く別に、走らせ活用させてもらえまいまいか。(サーバ・メインテナンスは当座『わーく』編集部が委託管理)

●「YJS出張研修」を現行勤労市民会館の活動との併存を許容する。

●「連続講演会」「わーく印刷料補助」>げんき基金許可を


という4点を提案するつもりでいた。

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ところが、今回行政は今年度、行政提案の協働事業の相手として不適格として私の構想を降ろす宣告の場と考えていたということで、私の話はひたすらわずらわしいだけという状態だった。

部屋が借りられなかったということで、私の側も傍聴者Iさんを加えて7名が勤労市民会館の書庫(3畳間?)にすし詰めで話すというなんともすさまじい会議だった。加えてサポセンから借りてきた液晶プロジェクタがケーブル故障を起こし、資料Dが全滅するという事態になった。

こうして説明は、真新しい技術で話を眩惑するかの如き印象を残して無残に終わった。期待を持つひとに語るのは流れに乗れる。しかし否応なしに聞いている人には、話は途切れてしまう。逆樹木型の論理構造を持つ語りは、枝から幹までたどりついたところで、次の枝に話が移った時点で話が途切れてしまう。この全体構造を見せるところが頑迷な常識に阻まれ、先に進めなかったのだった。先方は未来へと向かうプランを持っていない。現行のシステムを揺るがさずに運用することに関心が集中している。来年度、市民からの協働事業提案が始まる。そこへの参加の権利は留保しつつ、玉砕したのだった。

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今月23日、藤沢市保健所がアンガージュマンよこすかの滝田衛氏を講演者に呼ぶ。地域振興型の活動で、私たちの構想とは性格が違うものの、地域の中で様々な障碍が包括的な活動の中で立ち上がっている事例として、ぜひ参考にしてほしいと思う。

また、川崎「たまりば」もそうだが公設民営型の活動も非現実的ではない。私の構想は自主財源の道を探り始めたところだ。また昔からの喫茶のように関係者の受け皿に留まるものではなく、積極的に企画を地域諸団体に返しつつ、行動するといういわば徹したネットワーキングの活動提案なのだ。自分の土地の樹木を育てて大樹を作る思考からの転換を提案している。これは地域諸団体への提案でもあるのだ。

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今回の書き込みは休みます

2006-11-02 06:56:47 | 引きこもり
今日は来年度の方向を占う、茅ケ崎市との協働プラットホームの会議。資料を仕上げているので、パス。


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Z君宅に緊急夜間訪問を(大迷惑?)/「わーく」はコミュニケーションのインフラ作りだ

2006-11-01 05:15:40 | 引きこもり
昨夜、「わーく」誌の活動の概要(前回分)を書き終えて、オンライン(つまりインターネット)を描いていないということに気が付いた。「わーく」は、ハンデをかかえる青少年の出番を地域にキープし、諸活動を発案・移植していく広報活動という性格がある。加えてこの出版活動が、日常態を提供しているのだ。様々な企画活動は動きながら考える主義ともいえる。

この「日常態」を描くとき、お互いをつなぎ、仲間を生み出していく技術がメールや会議室(会員制掲示板)である。インターネットの魅力のひとつは、公開性にあるというのが従来の常識だった。ところが参加者がインテリから一般庶民に拡大していくに伴って、マナーや防犯の心配がひろがってきた。精神や知的の障碍者をむやみに雑踏に立たせることをしないように、オンライン交流もより安全性の高い匿名性を排したSNSのつながりを基礎に据えた。招待制という顔の見えるつながりだ。その上で「携帯電話ネット」を張っていく。つまりインフラを作っていくのだ。

(つづく)

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Z君の親子対立がまた小噴火した。まもなく0時だったが、タクシーを乗り付け仲介に入った。親御さんには失礼な深いりではあったが、彼は自分の部屋に私を招き入れてくれた。

様々な話をした。1時半。落ち着きは取り戻してくれたので、お暇した。さすがに茅ヶ崎北部は車がない。それを察して、Z君のお父さんが、私の家の近所のコンビニまで送ってくれた。

ハプニングだった。

書き込み再開3時。
11/2が近い。少々あせり。

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