湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

Pさんの入院、踏み出すZ君の困難と/武藤啓司さんとアポ取り完了

2006-11-23 06:24:57 | 引きこもり
ひとつの物事のこじれが、新たな物事のこじれにつながっていく連鎖というものがある。特に家族の中に起きたひずみが次々に自己増殖を起こして、出発点が見えなくなっている場合もある。

このようなとき、糸をときほぐすようにして原点を探り原因に近づけていく方法も大事ではあるが、すでにその原点は風化して現在的な意味を持たないことがある。

そのつる草の茎とは別の価値のつる草を育てることで、もとのつる草の憎しみの連鎖が枯れて実を結ぶことすらある。

私が引きこもりの青少年に寄り添うとき、彼の閉じた時間のなかに、ゆっくりと新たな風を送り込んでいくことを意識している。

鬱の状態から幻聴が始まった脱青年のPさんを某大学付属系病院に入院させた。元気だったころの彼を知っているだけに、手が届かなかったことにずっしりと重さを感じる。家族が壊れているから彼の帰る場がなくなりつつある。その辺の退院後の対策を考えている。

ちょうどこのとき、Z君の親御さんから連絡が入った。また荒れていた。ただ昨日は、Pさんの家族が優先となった。残された家族の命が危ぶまれたからだった。ふたりのケースが連続ではなく、待ったなしでのしかかった経験は、久々のこと。年を食ったなあと思う。

Z君は来週通院先の担当医と会う。投薬されている眠剤のルールを三者の中で確認することや、彼の心の平穏を保つ短期シェルターの準備も話し合ってくる。

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楠の木学園学園長の武藤啓司さんと連絡が取れた。11/28(火)19時~茅ケ崎市市民文化会館第四会議室で就労支援講演会を開く。その下準備の話し合いの日程調整をした。

武藤さん宛のメールの中に、「わーく」発刊という複合的なマスコミ営業活動を協力して行なうPJの説明を行った。様々な人が、様々な合流を果たす。この交通整理の実務者ネットを実現するために、県の活動との接点を模索することになる。資金がない。そのことも微妙な情報が入りつつある。自前でまずは50部3店舗から出発する。まずは隔月。膨らみ次第で月刊に移行させる。これは先々「ヤングジョブスポット湘南」の当事者活動として拡張部分をなすことになる。完全民営の道もあるが、他府県のモデルケースに育ちたいと思うから、官民協働事業の中に置きたいと思う。

ここに参加できる方は、エッジの上を歩行しているような重篤な症状を抱えている方は難しい。他者とのつながりを求めている方が中心になる。この活動が膨らめば様々な活動の種が撒かれていく。それが狙いとなる。活動が輝き始めれば重篤な方への影響も大きいだろう。企業に当てはまることを持って「就労」と呼んでいた世界は、豊かなファームの中から「就労」は再構築されるだろう。

安定提案できる組織実態を持ちたい。「わーく」で遊びたい。(<これが大事)

武藤さんとは、金曜日、県の青少年サポートプラザで調整をする。

下記参照

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就労を考えよう*就職がむずかしい君と家族で考える*連続講演 その4

●ゲスト:武藤啓司さん(楠の木学園学園長・NPO法人「リロード」代表)
●テーマ:神奈川県引きこもり支援活動ネットワークから就労を考える
      ~「リロード」の活動を中心に~
●日 時:2006年11月28日(火)19~21時
●場 所:茅ケ崎市市民文化会館第4会議室
     (JR茅ヶ崎駅北口より徒歩8分・茅ケ崎市役所隣)
●参加費:500円
●問合せ:e-mail tobita@@mbm.nifty.com  飛田まで (@をひとつ取る)
●主催・後援:就労支援湘南実務者ネットワーク
       湘南子どもフォーラム懇談会

 神奈川県内諸団体の社会的引きこもりの青少年支援活動は、県青少年セン
ター(横浜・紅葉坂)に交流の拠点を置きながら活動を続けてきました。そ
のネットワークの中心を担ってきた「リロード」の活動から、青少年無業者の
就労と地域社会参加を考えます。

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Pさんの入院に立ち会った足で、文教大経由で茅ヶ崎サポセンに寄った。武藤さんのチラシを作るためだったが、PCを開いたところで理事の杉村さんにつかまってしまった。今日は事業推進部門PJの会議で、PJリーダーが欠席の時は、サブリーダーは出席しなくてはならないというのだ。リーダーは仕事の都合が有った。しかしそのPJは、私が選んだPJともうひとつのPJがいつのまにか合流し、その先方のテンポで会合が行われているものだった。私はNPOの中間支援活動に全力投球するスタンスにいない。ホームグラウンドは、不登校・引きこもり・軽度発達障害などの現場屋だ。

会議に首は出したものの、その場にPさんの家族からのメールや、Z君の親御さんからの電話が飛び込んで、心ここになしの状態で終わるのを待っていた。

会議が終わったところで、こそこそと窓口スタッフSさんを呼び出して、頂戴した活動人件費をNPOサポートちがさきに全額「寄付」してきた。財布を落としたり、誤解されたりなにやらゲンが悪い金だったので、すっきりした。あてつけの意味はないから、これでおしまいである。

なぜか財布の中に文教大学図書館の通行証が消えていたので、再発行手続きを取った。銀行カードの再開手続きを終わらせて、病院と文教大湘南を回ったら日が落ちてしまった。昨日のドロノワはご挨拶のみで引き上げてきた。スタッフの皆さん御免なさい。ドロノワには武藤元子さんが訪ねていらしていた。状況が長居できる状態ではなかったので失礼して、病院へと飛んだ。

今夜はZ君が異様に静かだ。夕方荒れていたので、かえって気になる。

明日は藤沢保健所主催で引きこもり講演会。アンガージュマンよこすかの滝田衛さんが来る。藤沢市役所新館上の会議室14時からだ。終わったら藤沢の推進センターで、Open PNE の調整を再度お願いする。印刷もしてしまわないと。

夜が明ける。今回もここまで。

コメント
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