2012/06/09 記
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いよいよ明日、陸前高田の三井君に車を譲渡する。
巡回文庫に書籍を提供してくれるセカンドブックアーチの山本さん、支援者の方々に、三井君が茅ヶ崎にやってくる旨のメールを出した。特に車整備業者の**さんと、文庫を支えてくれる山本さんのご協力に感謝。
まだ支払い未納のものがある。車残金を**さんに、往復の交通費と岩手県陸運局のナンバープレート、譲渡手続き諸費合計3万円を三井君に渡す。
月末に、米崎町の西風道仮設に、巡回文庫を入れる本箱を贈る約束をしている。
これからは、「広田半島通信」発刊を通じ。広田町に関係している支援団体との連携を拡げていく。
以下は、三井<>飛田間で行なう、活動の契約とまではいかない紳士協定メモである。
**三井・飛田間の車譲渡に際しての覚書** 2012/06/10
広田町の外出困難な社会的弱者の足となるために、三井君の活動に協力し、新たに次の活動を三井君に託すものとして車を譲渡仲介します。地元の人々との協力を求めながら、次の活動が育つことを念願するものです。
1)広田半島とその隣接地域の仮設住宅に、高齢者向けを中心とした巡回文庫を 行ないます。配布活動を通じて、仮設入居者の生活上の不自由に触れること を実質の目的にしているために、月に1回以上の間隔で書籍更新が行なわれ ることを望みます。
現在、
小友町モビリア図書室への新中古本の配達、
米崎町西風道仮設住宅とその隣接仮設への配達
が決定している。その配達間隔については、三井君の状況に応じ
広田町の配本先開拓(広田町コミセンに広田小のことを打診した)を
含んで、徐々に拡張する。
2)配本でルーチンワークを作りながら、仮設入居者との生活上の
外出のお手伝いを車を活用して拡げていく。このとき、買い物支援・通院
支援等は、地元の方やボランティアの協力を求めていくのが望ましい。
3)広田半島を中心とした地域に、生活見守り支援を含む支援のハブ(結節点) を作りたい。特に学生さん等の若い方が、三井君を中継して広田町周辺に
宿泊しながら諸活動を行なう環境を整えたい。
4)湘南側で「生活見守り支援と民間交流の広田半島通信」を出す。ここに巡回文庫や広田町支援活動の連載レポート(記事)を書いてもらう。長さは問わない。非被災地の支援者に投稿記事を通じて語りかけをしてほしい。
今後も飛田は、広田町を数ヶ月おきに訪問します。孤立するひとがこの町に
出ないように、周辺ガードのなしうることを行ないたいと考えています。
お節介にならない連れ添い支援を探っていきます。接点を保ちながら、
お互い協力していきましょう。
以上
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<<小山剛氏の講演から『社会資本のネットワーク』について>>
私たちの生活を見直すと、被災時役に立ちそうな物資や、敷地内環境などがある。広く考えれば、いざというとき、お手伝いできますということも、社会に包摂されている資本であるという見方ができる。これは被災時の潜在抵抗力というべきもので、事前にその内容がわかっていれば、より効果的な防災対策をたてることができる。ところがそれらが個人で所有されているとき、そのものの価値がくすんで見えてしまう。防災ネットワークに乗せたとき、初めてその価値が効果的に配置できる。
ペットボトル水を普段使っている家庭では、より多めにストックしてもらえば、周辺の生活者の救急水源になりうる。はしごとか、ロープがあれば、野外避難生活時の洗濯物干し場に生まれ変わる。また人材ならば、民間ボランティアの車の助手席に乗り、ガイドや支援物資の積み下ろし等に活かしうる。災害のシュミレーションをしながら、丁寧に社会資本を発見し組み込んでいく作業を進めるべきだという話。これを小山氏が説明していた。
注意すべきことは、その物資を集中管理しないということ。各家庭に分散管理して、いざというときにとりだす。これは研究PJを立ち上げて民間の提言をまとめていくといい。
夜間傾聴:橋本3君(仮名・母親)
(校正1回目済み)
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いよいよ明日、陸前高田の三井君に車を譲渡する。
巡回文庫に書籍を提供してくれるセカンドブックアーチの山本さん、支援者の方々に、三井君が茅ヶ崎にやってくる旨のメールを出した。特に車整備業者の**さんと、文庫を支えてくれる山本さんのご協力に感謝。
まだ支払い未納のものがある。車残金を**さんに、往復の交通費と岩手県陸運局のナンバープレート、譲渡手続き諸費合計3万円を三井君に渡す。
月末に、米崎町の西風道仮設に、巡回文庫を入れる本箱を贈る約束をしている。
これからは、「広田半島通信」発刊を通じ。広田町に関係している支援団体との連携を拡げていく。
以下は、三井<>飛田間で行なう、活動の契約とまではいかない紳士協定メモである。
**三井・飛田間の車譲渡に際しての覚書** 2012/06/10
広田町の外出困難な社会的弱者の足となるために、三井君の活動に協力し、新たに次の活動を三井君に託すものとして車を譲渡仲介します。地元の人々との協力を求めながら、次の活動が育つことを念願するものです。
1)広田半島とその隣接地域の仮設住宅に、高齢者向けを中心とした巡回文庫を 行ないます。配布活動を通じて、仮設入居者の生活上の不自由に触れること を実質の目的にしているために、月に1回以上の間隔で書籍更新が行なわれ ることを望みます。
現在、
小友町モビリア図書室への新中古本の配達、
米崎町西風道仮設住宅とその隣接仮設への配達
が決定している。その配達間隔については、三井君の状況に応じ
広田町の配本先開拓(広田町コミセンに広田小のことを打診した)を
含んで、徐々に拡張する。
2)配本でルーチンワークを作りながら、仮設入居者との生活上の
外出のお手伝いを車を活用して拡げていく。このとき、買い物支援・通院
支援等は、地元の方やボランティアの協力を求めていくのが望ましい。
3)広田半島を中心とした地域に、生活見守り支援を含む支援のハブ(結節点) を作りたい。特に学生さん等の若い方が、三井君を中継して広田町周辺に
宿泊しながら諸活動を行なう環境を整えたい。
4)湘南側で「生活見守り支援と民間交流の広田半島通信」を出す。ここに巡回文庫や広田町支援活動の連載レポート(記事)を書いてもらう。長さは問わない。非被災地の支援者に投稿記事を通じて語りかけをしてほしい。
今後も飛田は、広田町を数ヶ月おきに訪問します。孤立するひとがこの町に
出ないように、周辺ガードのなしうることを行ないたいと考えています。
お節介にならない連れ添い支援を探っていきます。接点を保ちながら、
お互い協力していきましょう。
以上
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<<小山剛氏の講演から『社会資本のネットワーク』について>>
私たちの生活を見直すと、被災時役に立ちそうな物資や、敷地内環境などがある。広く考えれば、いざというとき、お手伝いできますということも、社会に包摂されている資本であるという見方ができる。これは被災時の潜在抵抗力というべきもので、事前にその内容がわかっていれば、より効果的な防災対策をたてることができる。ところがそれらが個人で所有されているとき、そのものの価値がくすんで見えてしまう。防災ネットワークに乗せたとき、初めてその価値が効果的に配置できる。
ペットボトル水を普段使っている家庭では、より多めにストックしてもらえば、周辺の生活者の救急水源になりうる。はしごとか、ロープがあれば、野外避難生活時の洗濯物干し場に生まれ変わる。また人材ならば、民間ボランティアの車の助手席に乗り、ガイドや支援物資の積み下ろし等に活かしうる。災害のシュミレーションをしながら、丁寧に社会資本を発見し組み込んでいく作業を進めるべきだという話。これを小山氏が説明していた。
注意すべきことは、その物資を集中管理しないということ。各家庭に分散管理して、いざというときにとりだす。これは研究PJを立ち上げて民間の提言をまとめていくといい。
夜間傾聴:橋本3君(仮名・母親)
(校正1回目済み)