湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

小休止させてもらいました

2009-06-19 11:27:55 | 引きこもり
原稿の校正に集中していたら、右目に霞がかかってしまった。地元のかかりつけの医院は休診日なので、この前検査をしてきた東京の某クリニックに、飛び込みで見てもらった。冷蔵庫に何個も溜まっていたヒアルロン酸目薬を差していたのだが、使いかけのままにしていたチューブを使ったらしい。すぐに薬を捨てるように言われ、当座の炎症は治まった。普段からそんなに頻繁に目薬を差すわけではないから、つい溜まってしまう。冷蔵庫保存していたのだが、使いかけは捨てたほうがいいとか。しかし、私の目、ガタがきている。

帰りに三省堂書店に立ち寄った。ここは教科書販売をしている関係で、昔から行きつけの書店だ。書架をみているうちに、両眼の視力の異常に気が付いた。私は強度の近視眼鏡といっしょに、老眼の入ったもうひとつの眼鏡を持って、交換しながら使っている。前者ではもともと書架が見えないのだが、今回は後者の眼鏡をかけても見難いのだ。眼科ではアレルギーといわれたが、焦点が定まるまでに時間がかかる。疲れが入っていると自覚させられた。

A.S.ニイル(堀真一郎訳)の「新版ニイル選集・問題の教師」が出ていた。なんとも懐かしく、「きのくに子どもの村学園にお邪魔する」とご挨拶してから10年が経っていたことに驚いた。フレネやニイルなどのフリースクールの環境に仕掛けられた創造性というものが、社会階層のバイアスがかかっていることは、きづいていたが、その知の偏在を突き抜ける実践の試みが、今振り返っても足先がむずがゆくなるような失敗や、今でも耳が熱くなるような親御さんの説得空転の虚しさが、じんわりと甦ってきた。育て始めた小さな成果の芽が、進学と教科学力向上の鍛錬の鎌で、あっさり刈り取られてしまう悔しさだった。

マスメディアを通じて、私達は膨大な情報と知識の海の中に生きている。だからその創造の芽は、私と彼らとが育てていく絆だった。ところが親御さんには、雑知識の欠片でしかなかった。膨大な知識と情報に翻弄されまいとする処世術が、芽を刈り取ってしまった。そのまなびの説得力を必要性の論理に依拠させまいとすれば、対話の論法は互いの暗黙の約束事を乗り超えてしまう。

ニイルの本を閉じて、今日一日は休むことにした。苦々しい思いを抱えて、茅ヶ崎に戻った。母も調子が悪く臥せっている。連日ではあったが、幸い父を1泊2日のショートステイに送っていたので、とにかく目を休ませることにした。とはいえ、PCと本を除いては、仕事にならない職業の因果。右目はまだ異物が入ったような違和感があるが、症状の軽い左目は回復したので、これから父の主治医のところに父の薬の不足分を受け取りに行く。帰りにサポセン。16時半に父の帰宅の受取り。19時に海老名の巡回。

Big Issue 東京事務所と契約の日が決まった。6月23日だ。さてTさんに、すぐ出会えるだろうか。


<気になる書籍>
●「教師花伝書/佐藤学 著」
●「ここからはじまる人材育成-ワークプレイスラーニング・デザイン入門」

夜間傾聴:中央林間君(仮名)
     小田急相模原君(仮名)


(校正2回目済み)
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