湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

2/27 父の老健に行く/映画「津波そして桜」

2012-02-28 04:53:37 | 引きこもり
2012/02/27 記
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湘南は、やはり暖かいのだなと思う。私は自分が手袋をしない人間で、それは物忘れがひどく、ハンカチや傘と同じく、手袋もやたらに片方をなくすので、しないで来た。それでいられるのだから、湘南は暖かいのだ。しかし、岩手県はそうはいかない。ドロナワで安売り店を探したが、男性向け手袋はすでにシーズンオフとなって、入手できなかった。

私は冬場の気仙地方は初めてだった。朝、留守電に横国大の**さんが、同行を次回にしたいと言ってきた。がっかりした。徒歩探索を覚悟した。宿泊先に電話をして私一名と、彼の分をキャンセルした。地元の支援者ネット関係者にメールを出して現地で会うことになった。

一件は遠野まごころネットの関係者だが、遠野の金太郎ハウスに私が行く形だったので、これは改めて次回5月の話にさせてもらった。神奈川県の金太郎ハウスも来年3月までとなっているから、腰を落着けた活動という長期戦の絵を描くことがより難しいことになる。

しかし、捨てる神あれば拾う神あり。東海新報の木下さんへのご挨拶に、応答をいただき、地元の仮設の状態に詳しい方を紹介してくださった。感謝!である。企画の全般の評価や、仮設環境の話、見守り支援の状況などを教えていただけそうだ。同じく、行政の方もひとり、会ってくださることになった。陸前高田の経営者団体代表の方も、関係者に根回ししてくださることに。ただ学校教員は全滅。茅ヶ崎の県立鶴嶺高校のボランティア塾と、つなごうとしたが、やんわりと断られてしまった。交流企画が全国あちこちから申し出があるようだ。

ともあれ、現地接触が出来て嬉しい。

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TVニュースを見ていたら、今年度のアカデミー賞は落選してしまったものの「津波そして桜」の名前があった。

●「映画『津波そして桜』予告編」

●「震災と日本の姿を捉えた英国人監督に聞く 『津波そして桜(the tsunami and the cherry blossom)』


自主制作物で震災関連の作品が他に2つ地方紙に紹介された。連休あたりに上映できないかと思っている。被災者家族の眼でみた仮設生活の話もある。具体化したら、また紹介する。

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父の老健のクリーニングと衣料レンタルの支払いがあったが、月初めは出かけているので、父を覘いてこようと予定していたのだった。

ひな祭りが近いので、大きな雛人形がロビーに飾られていた。父に予約のたこ焼きを食べさせながら、身体の様子をチェックした。麻痺した側の手がすっかり固まってしまった。肘も固まっているのは、生活の質が見える。リハが行き届いていない。

施設企画の花見を申し込んだ。車椅子を押して外出するのだ。食欲もあるしと思って、そうだ認知症になってしまった方は食欲は旺盛な方が多いことを思い出した。車椅子を押してフロアにもどるとき、エレベーターを使う。入っていって嫌になった。正面は鏡。真っ白な頭がごま塩頭を押しているのだ。老老介護かいなと思ったら、突然父が大きな生あくびをした。父が爬虫類に見えた。鏡はよくない。

時間が18時を大きく過ぎていたので、動物病院は1件きり。

被災地の高齢者はどうなっているのだろう。長い避難所生活の影響で高齢者の2割の方が歩けなくなっていた。その方は特養等の施設が復活するまで、仮設に同居しているはずだ。仮設には、あちこちに地雷が埋め込まれているように思える。人権という爆弾だ。

明日、茅ヶ崎で湘南みやげを買う。

夜間傾聴:橋本2君(仮名)
     南大沢君(仮名・久しぶり)

p.s.自己紹介メール作成中。


(校正1回目済み)

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