2012/07/22 記
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A子がシアトルに帰って行った。会うたびに彼女は一皮向けて自由になっていくように感じる。A子は華僑の娘だ。台湾語+英語訛りの日本語が日本では差別の対象になって日本では長期間いじめられた。日本に寄るたびに、不登校・引きこもりの痛みは過去のものになっていく。自分の居場所がいかに大切かを感じさせられる。
朝、県青少年センターから電話が入り、「湘南子どもフォーラム懇談会(SCF)」の名簿記載更新の確認が入った。当事者活動の「『わーく』編集部」と、親御さんと支援者、当事者の茶話会、戸別訪問活動」をあわせたものが「SCF」だ。しかし、茶話会は最近成り立たず、「当事者活動+戸別訪問活動」だけとなり、3.11以降は、「社会参加活動としての就労・進学」としての面を強めた。だから「『わーく』編集部」活動に、戸別訪問活動を割り込ませて「『わーく』編集部」とした方が、現状に即している。だから、「SCF」は、今年度いっぱいで「『わーく』編集部」にしていこうと思っているという内容で話を伝えた。A子のはつらつとした後姿を見た後だと、少々寂しいものがある。
「社会参加」というところでいえば、「アンガージュマンよこすか」は商店街の祭りを企画する形で2万人の祭りを行なった。引きこもり青年の力を見る思いがある。居場所と役割が馴染んだとき、その子は脱皮していく。大事なことだ。職員の方とは、私が時間だけは古株であることを理解していないのか、キーワードを投げても、事務的な話に終始。県から通知が来なくなるのかなと少々不安。
セレスタン・フレネが子どもに新聞作りを任せ、取材を通して成長させたという教育学上のフリースクールの潮流は、記者という外部から社会を見る目を育てるという微妙なスタンスを経験的に定式化したが、私がオンラインフレネで提唱してきたのは、当事者の学び、当事者の居場所作りだった。この辺が今の災害ボランティアへの参加や、地元活動として被災ペットの「新しい飼い主さん」への仲介支援通信活動となっている。しかしオンライン上の交流が主となって、実社会への登場は正直言って活発ではない。私の生業が相模原と隣接地域、東京となっている関係もあるが、湘南の活動は戸別訪問活動しか動いていない。
だから整理の意味をこめて、「SCF」から「『わーく』編集部(旧SCF)」へとした方がいいということになった。今、オンラインフレネは私の個人ブログになっているが、位置づけとしては関連企画の研究交流、「『わーく』編集部」は、「社会参加的な当事者活動」としている。
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夏期講習が始まって、午前中、JR相模原の塾の方の中高生を担当した。相模線では大いびきをかいていたらしい。上溝から通っている奴が、私の寝顔を撮影して送ってきた。終点が茅ヶ崎なので安心するせいか、すぐに寝てしまう。
いまごろ、南三陸では高校生の交流会が行われているだろう。しかし、なぜにこの湘南の地で、現地訪問活動と取り結んだ活動が伸びてこないのだろう。「やる気」は個人の意志として「現地で成果を上げていく」。しかし、寄付の形でしか参加できなかった湘南の人々は、参加の仕方も見えなくなって、このまま切り離されてしまうのだろうか。この現地活動のすそ野を耕す活動と現地活動とを取り結ぶ「民間交流」を作っていかなくては、「現地活動」もジリ貧、質も深まらないだろう。
この連携のデザインを描きたいと思う。そのために三井君ではないが、東日本グローバルな被災救援から、一定地域に根を張った支援を形作りたいと思うのだ。
しかし、本当にナース、CCW、CSW、OT、PSWというような医療とケアの関係者の方やその卵の方との連携活動を作りたいと願う。今の生活支援・見守り支援が時期的に大事な意味を持ってきており、そこは眼差しがない方には本当にとことん見えない領域だからだ。明快な交流型支援企画を作りたい。専門職の専門性を求めるというより、それ以前の地域医療看護と地域福祉介護の世界、ケアの世界を感じ取ってくれる方と連携したいのだ。
現地情報が欲しいと何箇所かにメールした。しかし、企画チラシを写したような応答ばかりで、欲求不満が私の中に高まっている。
巡回文庫に話が変わるが、セカンドブックアーチのYさんの言うとおり、本箱を仮設に贈るのではなく、ブックレストの邪魔にならない大きさのものを贈るように、予約発送を切り替えた。
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夕方、眠ろうと思ったら、「暑くならないうちに、庭の雑草を取れ」と指令を受けて、渋々ビニシートに座り込んで雑草取りをした。骨折した膝の関係で、膝が曲がらず中腰ができない。だから座っての作業なのだが、全身虫刺されになってしまった。夕食のあと、虫刺されだらけの四肢を投げ出して、気付かぬうちに畳の上で大いびきをかいていたらしい。無呼吸症候群かなと、ひやりとしている。
夜間傾聴:なし
(校正2回目済み)
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A子がシアトルに帰って行った。会うたびに彼女は一皮向けて自由になっていくように感じる。A子は華僑の娘だ。台湾語+英語訛りの日本語が日本では差別の対象になって日本では長期間いじめられた。日本に寄るたびに、不登校・引きこもりの痛みは過去のものになっていく。自分の居場所がいかに大切かを感じさせられる。
朝、県青少年センターから電話が入り、「湘南子どもフォーラム懇談会(SCF)」の名簿記載更新の確認が入った。当事者活動の「『わーく』編集部」と、親御さんと支援者、当事者の茶話会、戸別訪問活動」をあわせたものが「SCF」だ。しかし、茶話会は最近成り立たず、「当事者活動+戸別訪問活動」だけとなり、3.11以降は、「社会参加活動としての就労・進学」としての面を強めた。だから「『わーく』編集部」活動に、戸別訪問活動を割り込ませて「『わーく』編集部」とした方が、現状に即している。だから、「SCF」は、今年度いっぱいで「『わーく』編集部」にしていこうと思っているという内容で話を伝えた。A子のはつらつとした後姿を見た後だと、少々寂しいものがある。
「社会参加」というところでいえば、「アンガージュマンよこすか」は商店街の祭りを企画する形で2万人の祭りを行なった。引きこもり青年の力を見る思いがある。居場所と役割が馴染んだとき、その子は脱皮していく。大事なことだ。職員の方とは、私が時間だけは古株であることを理解していないのか、キーワードを投げても、事務的な話に終始。県から通知が来なくなるのかなと少々不安。
セレスタン・フレネが子どもに新聞作りを任せ、取材を通して成長させたという教育学上のフリースクールの潮流は、記者という外部から社会を見る目を育てるという微妙なスタンスを経験的に定式化したが、私がオンラインフレネで提唱してきたのは、当事者の学び、当事者の居場所作りだった。この辺が今の災害ボランティアへの参加や、地元活動として被災ペットの「新しい飼い主さん」への仲介支援通信活動となっている。しかしオンライン上の交流が主となって、実社会への登場は正直言って活発ではない。私の生業が相模原と隣接地域、東京となっている関係もあるが、湘南の活動は戸別訪問活動しか動いていない。
だから整理の意味をこめて、「SCF」から「『わーく』編集部(旧SCF)」へとした方がいいということになった。今、オンラインフレネは私の個人ブログになっているが、位置づけとしては関連企画の研究交流、「『わーく』編集部」は、「社会参加的な当事者活動」としている。
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夏期講習が始まって、午前中、JR相模原の塾の方の中高生を担当した。相模線では大いびきをかいていたらしい。上溝から通っている奴が、私の寝顔を撮影して送ってきた。終点が茅ヶ崎なので安心するせいか、すぐに寝てしまう。
いまごろ、南三陸では高校生の交流会が行われているだろう。しかし、なぜにこの湘南の地で、現地訪問活動と取り結んだ活動が伸びてこないのだろう。「やる気」は個人の意志として「現地で成果を上げていく」。しかし、寄付の形でしか参加できなかった湘南の人々は、参加の仕方も見えなくなって、このまま切り離されてしまうのだろうか。この現地活動のすそ野を耕す活動と現地活動とを取り結ぶ「民間交流」を作っていかなくては、「現地活動」もジリ貧、質も深まらないだろう。
この連携のデザインを描きたいと思う。そのために三井君ではないが、東日本グローバルな被災救援から、一定地域に根を張った支援を形作りたいと思うのだ。
しかし、本当にナース、CCW、CSW、OT、PSWというような医療とケアの関係者の方やその卵の方との連携活動を作りたいと願う。今の生活支援・見守り支援が時期的に大事な意味を持ってきており、そこは眼差しがない方には本当にとことん見えない領域だからだ。明快な交流型支援企画を作りたい。専門職の専門性を求めるというより、それ以前の地域医療看護と地域福祉介護の世界、ケアの世界を感じ取ってくれる方と連携したいのだ。
現地情報が欲しいと何箇所かにメールした。しかし、企画チラシを写したような応答ばかりで、欲求不満が私の中に高まっている。
巡回文庫に話が変わるが、セカンドブックアーチのYさんの言うとおり、本箱を仮設に贈るのではなく、ブックレストの邪魔にならない大きさのものを贈るように、予約発送を切り替えた。
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夕方、眠ろうと思ったら、「暑くならないうちに、庭の雑草を取れ」と指令を受けて、渋々ビニシートに座り込んで雑草取りをした。骨折した膝の関係で、膝が曲がらず中腰ができない。だから座っての作業なのだが、全身虫刺されになってしまった。夕食のあと、虫刺されだらけの四肢を投げ出して、気付かぬうちに畳の上で大いびきをかいていたらしい。無呼吸症候群かなと、ひやりとしている。
夜間傾聴:なし
(校正2回目済み)