2013/03/17 記
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3日間続きの大会プログラムの最終日、私が覗いてみたいと思っていた分科会が参加出来ない日曜日にあった。テーマは「東日本大震災における中・長期的支援の方向性」だった。仕掛人は東北勢。「ケア宮城」の活動から見通すという点に注目した。子どものケア活動で教委参加の活動だが、具体的な資料が比較的多いという。資料は後日入手できるが、首都圏アクティブの参加者と出会いたかった。しかし、そこまで仲介を望むのは無理だ。
マスコミなどでも「医療看護・介護の保健活動と、生活再建」の重要性は指摘されているけれど、なかなか中・長期支援の形を指し示す実践事例が紹介されない。問題はプライバシーと薄皮で接している領域の活動を含んでおり、ましてや現地滞在型活動以外、接点が取りにくい。しかしこのことは、湘南で被災したとき、同様の状況に放置されることになる。自主自立も手がかりがあってのこと、高ストレス避難生活・生活破壊からの再建生活、家族の危機という事態は、深刻さを増しており、このまま無視していい状態ではない。
コミュニティ論からの試みもある。しかしそれは、地方のモノカルチャー的地縁血縁生活集団のいわゆる「地域の絆」を無批判に当てはめるものであったり、治療の必要性の枠内の共助集団だったりするために、ひとの情念、特に多様化した生活を送る都市型の孤立した者のつながりのニーズに応えられていない。
その意味で、どこかに非被災地からの連携活動は、切り口を民間交流、特に徹底して私的な交流を拓いていく道を考えたい。陸前高田の広田町復興に関わっている三重大生物資源学部准教授勝川俊雄氏の指摘にもあるように、市町村委託の「民泊」からの交流、日常生活交流の糸口作りなどが、その切り口のひとつとなるだろう。年賀状・暑中見舞いや、消息交流の電話など家族付き合いから始めて行く手があるだろう。民宿としてしまうと被災者家族の負担がかかる。だから短期ホームステイということで、行政が委託する形を考える。継続的な収入源にはならないが、ひとの繋がりを得る。
福島の遠方に分散避難をしている避難者支援を地元で行う等の活動がある。
しかし、孤独死であるとか、過疎化・高齢化・無医化に対する生活防衛支援では、従来の産業復興支援や就労支援と併存して、日常生活の場面支援、往診奨励・地元タクシー組合と連携した緊急通院交通費保障のような大きくは、災害弱者への具体的支援(例えば「今回は大槌町立特養**ホーム支援」というような)が当座の流れかもしれない。これには、支援側がオンライン支援のような大きな集団の中で検討される方向だろう。誰かが現地の実情を常に公正なレポートをしてくれる方がいる。
大船渡のさんさんの会の活動のように、宅配弁当サービスを通じた仮設高齢入所者の健康チェックと組んで、週1特別弁当プレゼント資金を、ターゲット地域として長期提供募金したりというような(苦しいが)試みを行う方法もある。
いや、すっきりしない。
これは、
以前の地縁血縁ご近所付き合いコミュニティ
避難生活のための仮設コミュニティ
復興住宅入所後の自治会的コミュニティ
これが1本、連綿としてつながっていくのではなく、作っては場面変化に伴い解体再編という被災者の所在のなさが、自体を悪化させている。
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「連続セミナー」作り呼びかけを作っている。風通しのいい自主学習会のようなもの。「医療看護・介護の保健活動と、生活再建」関連のゲスト懇談を個性とするケア関係者の不定形の会だ。
今日はこれから、慈恵医大眼科で視野検査をする。右目が明らかに悪化していると取るか、左目の停滞を善しと取るか。
寿町Lプラザに寄ってから暴風雨になる前に帰る予定。橋本訪問学習中止。
夜間傾聴:橋本2君
ひとり
(校正1回目済み)
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3日間続きの大会プログラムの最終日、私が覗いてみたいと思っていた分科会が参加出来ない日曜日にあった。テーマは「東日本大震災における中・長期的支援の方向性」だった。仕掛人は東北勢。「ケア宮城」の活動から見通すという点に注目した。子どものケア活動で教委参加の活動だが、具体的な資料が比較的多いという。資料は後日入手できるが、首都圏アクティブの参加者と出会いたかった。しかし、そこまで仲介を望むのは無理だ。
マスコミなどでも「医療看護・介護の保健活動と、生活再建」の重要性は指摘されているけれど、なかなか中・長期支援の形を指し示す実践事例が紹介されない。問題はプライバシーと薄皮で接している領域の活動を含んでおり、ましてや現地滞在型活動以外、接点が取りにくい。しかしこのことは、湘南で被災したとき、同様の状況に放置されることになる。自主自立も手がかりがあってのこと、高ストレス避難生活・生活破壊からの再建生活、家族の危機という事態は、深刻さを増しており、このまま無視していい状態ではない。
コミュニティ論からの試みもある。しかしそれは、地方のモノカルチャー的地縁血縁生活集団のいわゆる「地域の絆」を無批判に当てはめるものであったり、治療の必要性の枠内の共助集団だったりするために、ひとの情念、特に多様化した生活を送る都市型の孤立した者のつながりのニーズに応えられていない。
その意味で、どこかに非被災地からの連携活動は、切り口を民間交流、特に徹底して私的な交流を拓いていく道を考えたい。陸前高田の広田町復興に関わっている三重大生物資源学部准教授勝川俊雄氏の指摘にもあるように、市町村委託の「民泊」からの交流、日常生活交流の糸口作りなどが、その切り口のひとつとなるだろう。年賀状・暑中見舞いや、消息交流の電話など家族付き合いから始めて行く手があるだろう。民宿としてしまうと被災者家族の負担がかかる。だから短期ホームステイということで、行政が委託する形を考える。継続的な収入源にはならないが、ひとの繋がりを得る。
福島の遠方に分散避難をしている避難者支援を地元で行う等の活動がある。
しかし、孤独死であるとか、過疎化・高齢化・無医化に対する生活防衛支援では、従来の産業復興支援や就労支援と併存して、日常生活の場面支援、往診奨励・地元タクシー組合と連携した緊急通院交通費保障のような大きくは、災害弱者への具体的支援(例えば「今回は大槌町立特養**ホーム支援」というような)が当座の流れかもしれない。これには、支援側がオンライン支援のような大きな集団の中で検討される方向だろう。誰かが現地の実情を常に公正なレポートをしてくれる方がいる。
大船渡のさんさんの会の活動のように、宅配弁当サービスを通じた仮設高齢入所者の健康チェックと組んで、週1特別弁当プレゼント資金を、ターゲット地域として長期提供募金したりというような(苦しいが)試みを行う方法もある。
いや、すっきりしない。
これは、
以前の地縁血縁ご近所付き合いコミュニティ
避難生活のための仮設コミュニティ
復興住宅入所後の自治会的コミュニティ
これが1本、連綿としてつながっていくのではなく、作っては場面変化に伴い解体再編という被災者の所在のなさが、自体を悪化させている。
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「連続セミナー」作り呼びかけを作っている。風通しのいい自主学習会のようなもの。「医療看護・介護の保健活動と、生活再建」関連のゲスト懇談を個性とするケア関係者の不定形の会だ。
今日はこれから、慈恵医大眼科で視野検査をする。右目が明らかに悪化していると取るか、左目の停滞を善しと取るか。
寿町Lプラザに寄ってから暴風雨になる前に帰る予定。橋本訪問学習中止。
夜間傾聴:橋本2君
ひとり
(校正1回目済み)