湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

3/6 映画「障がいのある人の3.11」レポート(続)/他

2013-03-07 05:43:20 | 引きこもり
2013/03/06 記
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日本財団と日本障害フォーラム(JDA)主催の東日本大震災・報告会(含:試写会)を終えた。昨日は、ドキュメンタリー映画「生命のことづけ~死亡率2倍 障害のある人たちの3.11~」の感想を書いたが、私には会全体が中途半端な印象を持って終わったように思う。

私は、
1)「生命のことづけ
   ~死亡率2倍 障害のある人たちの3.11~」
   湘南上映のための下見

2)新年度企画の講師候補探し

という2点で参加したのだが、1)については、私が認めようが認めまいが、いずれ湘南上映は、災害ボランティア活動の見通しの中に置くような発想なく単発で行われるだろう。内容がいけないというのではなく、お粗末。あらすじのスチル写真をみているような印象なので、「別の講演とのリンク」のような企画の中で上映できないかと思案していた。

現在、被災者にお願いして生の経験談を語ってもらうという企画は、被災時の凄惨さを伝える語りであるかぎり、間が抜けたものになってしまう。災害を切り抜け、始まった長い避難生活と日々の抑える思いをぶつけてもらったほうが、私たちがどのような連携を図ったらよいかが浮かび上がる。

つまり、被災健常者の活動の影になっている「要援護者の今」を語りうる人物を探すことだ。

今ひとつ考えているのが陸前高田の大洋会の共同作業所関係者の方を招待したいと考えている。消えようとしていた北限の椿油精製や、新たに始めた食用ほおづきの生産の話の裏側、買取先の流出による新規販路拡張の課題のようなことに、マーケットの小さな分野に舵を切った話など、考え抜いた被災と戦う事業所の話がある。ところが昨年「椿油の買取り」を進めないかと、私が湘南の関係者に話して思ったことだが、「椿油」を食用にすることができることを知っていた方が皆無だったことが、話を塞いだ。NHKオンデマンドを使えば「キッチンが走る ~伊豆大島~」後半を見てもらえばわかる。その予備知識の違いも手伝って、話の空転もあったが、特殊なものの生産による事業収入の活路を拓く、大胆な試みの事例。これを語りつつ、被災した障がい者の家庭の現状など、話す内容の打ち合わせをしっかりやれば、その語りの背景に被災地・成人障がい者の現状が透けて見えてくる。

しかし、映画とのマッチングがよくない。

もうひとつが、大船渡や陸前高田の生活・医療介護ネットの現状と今後の課題について、連続セミナー第三回と重なるがCSWの方の語りを、連続セミナーだけでなく、お願いする方向だ。これは、今回のJDFのシンポジストの中から、JDF関連の方の中に、候補を見つけたこと、これはちょっとしたおみやげだった。

しかしこれも、日常的な災害ボランティア活動を向かい合わせないと、被害と取り組む被災者にどのように連携するかは見えてこないだろう。そしてまた、その体験談を読み解き防災に厚みを加えていくという論点だ。被災者に、ただ体験談をお願いすると、結局被災時の強烈な体験談になってしまい、今手を結ぶべき、「避難生活の中の連携・要援護者の支援」がなかなか語られないという状態が生まれてしまう。

映画と組み合わせるには、かなり事前の綿密な打ち合わせが必要だ。ここを映画監督の早瀬憲太郎氏の招待で、お茶を濁してはならないのだ。なんのための企画なのかが見えない、なまくら企画になってしまう。

カプリングが難しい。宿題が残った。

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S君の前では強がったが、朝、橋本で面談を済ませたので、流石に眠い。

S君に連れ添ってというか、繊細なS君にはちと困った痛し痒しの同伴だった。面談に立ち会わせてくれたのは、ちと嬉しかった。今手元にある可能性を引き寄せる、いわば「わらしべ長者」流の対応を勧めたい。

しかし取調室風の真っ白な部屋はいただけなかった。

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眠気から節々が痛み出し、大船のカウンセラーの**氏とは、実務上の話。S君より5歳上の方のお願いだった。今日の用事はあと一つ、無愛想飛田の弊害是正の話(すみません)。

ラーメン食べつつ、丼に顔を突っ込んでしまいそうになるので、茅ヶ崎図書館で休んでいた。弊害是正の話は明日に。


夜間傾聴>ひとりいたが、お願いして早く切り上げた。


(校正2回目済み)

コメント
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