湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

2/13 世話人会の芽作りは失敗しましたが

2012-02-14 06:27:34 | 引きこもり
2012/02/13 記
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夜明け前まで資料を作っていた。「仮設カーシェアリング」を担う人々の情熱の部分をあれこれ考えていた。

共用車が仮設に届いたとする。チューンナップした車にして、被災地行政に手渡すところまでは、非被災地の支援者の情熱が、そこかしこにこめられている、しかし、その共用車を有効に運用するのは、地元の車の免許の所持者であり、現地駐留ボランティアである。つまり共用車を活用するのは、車を贈る側だけでなく、運用に携わる方々との共同作業がなければ、効用が引き出せないという当たり前の事実だ。この協力関係を生み出すには被災地の支援者ネットワークに連携して、みこしを担ぐ他方の方々と、仮想の利用場面のひとつひとつを共有していく必要がある。

大船渡のネットワークに参加し、その協働の芽を生み出さねばと考えていた。幸い人かの方は知りあいである。東京在住の方がいらっしゃるので、躊躇していたメールをだすことにした。

その企画を裏付ける実態調査をやっておく必要があった。これは3/1~4の大船渡・陸前高田の仮設めぐりだ。先日の南三陸に係わっているTさんの話に寄れば、気仙沼は広い平地と遠い高台という条件にあり、仮設カーシェアリングの共用車の対象になる地域ではないかという。大船渡・陸前高田に加えて気仙沼をまわるなどということは、その数からしても無理なので、大船渡・陸前高田めぐりということだけでも実現しておきたい。平日を1日入れなくては行政関係者と話し合うことができない。そのために運転手さんが年休を取る必要があり、そこが下手をすると私ひとりになる可能性がある原因となっている。

往復1万5千円と宿泊費7千円として、2万数千円とレンタカー2日間料金とガソリン代を抱えるとしたら6万円を私が持つ形で運転手を雇うことは無理だ。自分の目を恨めしくも思うが、されば現地で協力者を得れば2万数千円は安くなる。3万数千円なら、なんとか抱え込むことができる。しかし木下氏の講師料の分割が残っているので、やはりきつい。

巡回は、仮設の立地環境・医療と買い物の状況・仮設間コミュニティバスや大手スーパーバスの運行状況等が主な調査項目だ。欲張ってもだめ。まず大船渡、次のどちらかをまずは完成させること。運動の必要性の裏づけと、湘南の関係者の説得資料となる部分だ。

また湘南の地元では、「仮設カーシェアリング」の大切さを伝える企画の必要性や、ともあれ世話人会を作り出さねばならない。今回は、ボラバスの反省会(サイゼリアにて)との時間の衝突、藤沢市長選の翌日ということもあって、会合は嫌な予感どおり、3名。仮設の影の部分の必要性を論拠にした活動が、なかなか馴染まないこと、市議さんに必要性を説いたが、特定の政治勢力に依存しないという立場が、逆に活動の根無し草的危うさと取られるという困った事態が進行しているように思う。何が優先かが見えるまで、これはこれで今後も個別説得は続けていく。

実際、車を抱えて企画が後追いという活動の腰の重さが出ているが、今、私に出来ることは、仮設カーシェアリングの実現可能性の条件を膨らませていくこと。

1)仮設の実態調査(運転手問題だめなら、大船渡を歩く。)
2)大船渡・陸前高田の支援者ネットワークへの参加
3)現在確保している車を庭に抱え、車検を通しておくこと
4)タクシー会社、整備工場まわりをして実費を算出しておくこと
5)オンライン通信の発行(高校生との対話版・取材活動)
6)市議さんの説得・関係団体への協力要請
7)被災者の生活の言葉を拾っている映画などの開催
8)被災地交流企画の推進(見守り活動推進の専門職の講演)
9)写真展(現在進行中)

ここには、まだ引きこもり青年たちの活躍の場が登場しない。5)・7)・9)の企画推進に呼びかけられないか。

私はこれ以外の領域で、防災・被災動物保護をしているが、「東北を忘れるな」ということ、家族と仕事と財産を失い、孤立化を深めている単身者(独居者)に寄り添う活動を専門家の活動から拡張していくこと、ここと関連付けて行なっていきたい。

今回の会合で、「車が来たときその車を誰が運転するのか」、「仮設の若手の善意にずっと依存して企画を立てていいのか」という問いは、今後の書き込みに反映させていくつもりだ。


夜間傾聴:橋本3君(仮名・母親)



(校正1回目済み)


コメント
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