日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

焼いもの味

2016年12月15日 | 生活・ニュース

 つかの間の晴れ間は見られたが、朝から冷たい小雨の続く一日だった。それなのに一日中雑用で歩き回る。昼間の気温は5、6度くらいと低く感じる。行先で熱いコーヒーをごちそうになり人ここちついた。この時期、熱い食べ物や飲み物に引かれるのは自然なことだろう。

 寒い季節、鍋やすき焼きといった家族や親しい仲間内で手軽に食べれる料理が紹介される。中には高価な食材をふんだんに使う豪華な鍋もある。そんな贅沢な鍋が美味くないはずがない。その日スパーに並ぶ食材を購入し料理する料理人がいた。楽しく見たものだ。家庭料理の紹介なら、たまにはそんな鍋料理も電波に乗せてほしい。

 食に興味のある知人が「料理は食材だけではない、作る人の心持」と話してくれたことがある。まだその腕前を味わっていない、次に出会ったら催促してみよう。そんな話を地でいく川柳、「くず野菜炒め中華の顔になる」。食材を大切にする気持ちはくず野菜の評価を大きく変えるのではなかろうか。こんな家庭料理なら身も温もるだろう。

 店内にはいい匂いが漂い「いしやきーいもー」のコールも流れている。「ばあさんに買って帰るか」とひとり言の男性、外見は私よりかなり年配に見える方が選び始めたのは焼き上がりの紅天使。軽く触って品定めをして3個購入。「ばあさん」とは連れ合いのことと思うが、焼きいもの暖かさに勝る心の暖かさ、やさしさを感じた一コマだった。
コメント (2)
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