日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ミカンの季節に

2016年12月10日 | 自然 季節

 となり町、ぶらり歩いていて「瀬戸内デザイングランプリ2016 入賞作品展」、私の駄文に似た長いタイトルの展覧会を見た。展示は県内の小中高生がデザインした「みかんのポスター」数十点、見るにつれてミカンの香りがしてきそうなほどその特徴を捉えた作品に見入る。グランプリは高3女性の「甘ズッパイオモイデ」、両手にミカン、ミカンを入れる同色のネットを頭から被る。網目の奥に見える目は甘酸っぱさそのもの、ふっくらした優しい顔に好感。

 山口県の柑橘類は大島のミカン、萩の夏ミカンが知られている。萩に出かけると夏ミカンジュースをよく飲んだ。皮つきの丸のまま1個を手押し式の絞り器に入れる。氷をたっぷり入れたグラスをセットし絞り器のハンドルを抑える。皮が破れオレンジ色のしぼり汁が待ち受ける氷を包み込む。「何も加えずお召し上がりを」といわれ受け取る。これのために水分をとらず運転を続けたこともある。

 大島のミカン、跡継ぎとなる担い手不足という心配はあるようだが、新しい品種や食べ方の開発など努力されている。ミカン鍋という郷土料理が10年目を迎えリピーターも増えていると地元は喜ぶ。在京TV局の取材もあり、子どものころの口癖「大島ミカン」は全国区になれそうだ。県内のガードレールはミカン色と決まっている。

 スーパーにも各地のミカンが商品棚に彩鮮やかに並ぶ。ネット袋入りの商品も多種類ある。そのネットの色はどうして赤なのかと聞いたら「簡単なこと、ミカンをおいしく見せるため」と教えられたが話としては面白い。最近は産地や糖度なども表示され袋の着色は必要ないかも。ミカンとこたつ、そんな季節がやってきた。
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