日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

小さな自分史

2016年12月07日 | エッセイサロン
2016年12月07日 毎日新聞「はがき随筆」掲載

 手帳を来年用に替えた。役目を終えた手帳、いつもそばにいて忘れ防止を支え、一緒に時を刻んでくれる相棒だった。

 繰ってみる。この1年の新しい出会いや出来事、怒ったり喜んだり心配したことなどいろいろ思い出させる。すっかり忘れていることもいくつかある。

 退職してから続く手帳交代。毎年、小さな1冊から自分の1年を見返している。今年も反省は多いが心なしか明るい。それはがん手術後5年の節目を超えたという安堵のせいだろうか。

 最後の日「1年間ありがとう」と書き断捨離できず保管している先輩手帳のそばに並べた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする