日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

山の上の名城

2016年12月05日 | 地域

 濃霧注意報が出たのは日付の変わるころだった。この注意報、翌朝はよく晴れて冷えるというのが素人予報だが、夜明け前の空は素人予測通り星が輝き、一日の晴れを予測させる。陽が昇るにつれて澄み渡る青空が広がるものの、注意報通り岩国城天守閣の建つ城山は山頂まで霧というより白い雲のベールに包まれている。

 気温上昇につれベールは城山の麓を流れる錦川の下流に向かって流れ始める。タイミングが良いと雲上の天守閣が見える。今朝は我が家から直線でおよそ1.6㌔にある天守閣、城山周囲の風の状態がいいのか、いい眺めだ。さっそく愛用の光学倍率約40の手の平サイズのデジカメで撮る。久しぶりの光景に今日の運勢を感じる。

 岩国城は城山の標高200㍍のところに白亜の天守閣がある。1601(慶長6)年より7年かけ1608(慶長13)年に築城。1615(元和元)年の一国一城令により僅か7年後に破却された。1962(昭和37)年に復元された現在の天守閣は三階四層の上に物見を置く桃山南蛮造りの美しい山城。錦帯橋からの景観を配慮して本丸側に立つ。本丸北側には本来の天守台が残っている。 北側を搦(からめ)手、南側を大手門(正門)とした。2006(平成18)年2月「日本名城100選」に選ばれた(岩国検定テキスト いわくに通になろう参照)。

 岩国城への観光は岩国ロープウエイがある。城山山麓駅から山頂駅まで412㍍を約3分で連絡している。山頂駅から天守閣までは徒歩約10分、開城以来斧のはいらぬ原始林の間を進む。天守閣からは、麓の城下町から瀬戸内海まで一望できる。阿品弥山から撮った雲上天守閣の写真がある。地元写真愛好家なればこその作品は見飽きることない逸品と思っている。
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