日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

アルゼンチン蟻が生息

2012年08月27日 | 地域
           (市HPより)


  残暑の照りつける日中、小さな四つ角にある我が家の入り口に自転車を停め、2人の男性がしゃがんで道路の端を観察している。訳を訊くと「アルゼンチンアリ」の生息調査をしているという。市の職員で腕にはその腕章を付けている。ここでも「アルゼンチンアリが確認された」という説明に驚いた。市内では南部地区での撲滅作戦についてのニュースは何度も見ていたが、わが住居地区にはびこっていることは思いもしていなかった。広い地域で確認されている、というのは職員の話し。

 職員は生息しそうな場所、駆除の仕方など話してくれた。詳しくは市のHPでその生態や防除方法、拡散防止策など多くの情報を知ることができる。拡散を防ぐ一つに、「植木鉢はアリの巣になりやすいため、鉢を置く場合は、台などの上にのせ直接地面におかないようにする」とある。庭を見れば幾つもそうなっている。早速レンガを台にした。
 
 アルゼンチンアリ、その被害については市のHPには次のような説明が載っている。
「一番の問題点は、生態系の破壊。在来アリを駆逐し他の昆虫を攻撃し壊滅させてしまうため、在来アリ・昆虫に依存していた植物・動物などが絶滅する可能性がある。またアブラムシやカイガラムシ等の甘い汁を出す動物を保護するので、植物が弱り枯れることもある。
 アルゼンチンアリは世界の侵略的外来種ワースト100のリストにも掲載されている。また、アルゼンチンアリに毒はありませんが、大量のアルゼンチンアリが人間の体を噛む、大量のアリが発生し気持ちが悪くなるという観点から不快害虫としても考えられる」。

 職員は車庫入り口の小さな植え込みを見て「ここは怪しい」と、こぶし大ほどの石を取り除いた。「うじゃうじゃ」といる。これが拡大拡散したら確かに不快害虫は間違いない。

 各地で外来生物の問題が起きている。吉香公園のお堀にいる亀にも疑いの記事が載っていた。外来魚の駆除が行われたこともある。身近に忍び寄る外来生物の問題、温暖化と同じようにいつも頭のどこかに置いておくこと、忙しく逃げ回る蟻を見ながら蟻に罪は無いのに、そう思いながらも駆除する。
コメント
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