日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

手製出版 1

2012年08月02日 | エッセイサロン
           

 「本を出しませんか」「自分史を作ってみましょう」という内容のCMを目にする。それにはかなりの出費を伴うだろうことは想像がつく。予算内でおこなう自費出版、これは「書物を出版するのに、その費用を出版業者に負わせず、じぶんで負担すること」とある。記念、記録と思えばそれは金銭の多寡には変えられない。それにはそれなりの充実した内容の備わっている前提がいる。

 ブログを開いて5年めに入った頃から「1年分を1冊」にしてみよう、そんなことを思いながら書き続け、それなりに多少の準備もしていた。ところが入院などという外乱により放り出し、治療と体力の快復に力を注ぐことになった。

 そのブログがこの秋で6年目を終える。6年といえば小学校なら卒業。一つの区切りと「1年分を1冊」に再度取り掛かった。ただ、原稿作りと編集は何とかパソコンで出来る。しかし各冊300頁を越える製本は難しいというより出来ない。それを後押ししてもらえたのは、工房「木馬」製作の製本機の強い味方だった。

 その製本機を持ち帰り試作に取り掛かった。試作とはいえ第1冊目の製本に取りかかっている。木製のそれは樹脂などと違って扱いやすくて力強い助っ人、そんな感じを受けながら作業を始めた。そのできばえは次にまわす。仲間内には自費出版を経験した人もあり、自信がついたらそうしてみよう、そんな欲も思いながら出来上がりを想像している。全てが完成するとしたら秋の深まる頃だろうか。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする