日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

書く姿勢

2012年08月17日 | エッセイサロン
           

 市内の最高気温は34.9度。明け方の湿度は90%を越え、昼間も70%と立秋が過ぎたとは名ばかり、暑い暑いが挨拶だった。それでもエッセイサロンの例会は開かれる。始まれば外の暑さより例会のほうが熱くなる。

 まず、前月度の「はがき随筆入選作10編の勉強会」。まず1位から順に作品を読む。選者の講評を読む。次いで会員の感想などを述べる。選者と違う感想もしばしば。たまには、この作品よりこちらのほうが優れているなどの判定返しも出る。選者の「意見が割れた、票が分散した」などの難しい月もあるが、このコーナーは楽しみながら学習になる。

 次は「会員創作エッセイ合評会」。ここでは会員が創作した作品を本人が読む。初めのころはこの読むことに勇気がいった。その後で作品対する感想が出される。これは緊張する。勉強不足や思慮のたらなさ、語句の解釈の違いやその使い方に独自性がないなど、よりいい作品つくりへのアドバイスが次々と貰える。誤字の指摘は一からのやり直せ、そんな感じになる。

 こんな切磋琢磨の向こうに「掲載」がある。今日のポイントレッスンで「書きたいことの発見が大事。文章力とは、日々の観察や思考が統合した営み。ぼんやりと1日、1年、一生を送っていなければ、だれだって文章を書ける」とあった。簡単そうで難しいポイントと思う。

 「自分にしかかけないことを、だれが読んでも分かるように書く」、書きたいことの発見がこれに連なる。きょろきょろするのではなく、独自の視点でそれが発見できるよう、雑学も含め多くのことに興味を持ちテーマを見つけよう。

 例会への初参加から今月で満6年、小学校なら卒業にあたる。来月からは児童でなく自動的にではあるが生徒に格上げされる。一語一語を考えながらも、これまでと同じく「楽しく書く姿勢」は変えないでいく。会員の皆さん宜しくご指導ください。
コメント (6)
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