「オリンピック日本選手の活躍に眠れぬ夜を過ごし、少々疲れ気味。お盆に帰省する孫のために大掃除は無理でも中掃除くらいはしなければ。お墓の掃除も庭の草引きもしなければ」と忙しさを話し合っているお母さん方。場所はスーパーの通路。ほどよい冷気が話を弾ませている。
暑くても食べることは欠かせない。そうでないと暑さに参る。食品売り場には色合い、盛り付け、見た目、それに追い討ちをかける口調の良いコピーなど食欲が誘っている。そんな中で目にした山と積まれていたのはバナナ。語呂あわせで今日はバナナの日という。
高価で大きな患いのときに食べれる、それが子どものころのバナナのイメージ。今はバーゲンになる日もあるから世は変わった。そうかといって、何本も食べれる物ではない。そのバナナの体力維持と回復には素晴らしい力があるという。かって、オリンピックにバナナを大量持参し、その食品効果でメダルを多く獲得した国があるとか、にわかに信じがたいが、バナナ業界の人には嬉しい話だろう。
旬には旬、我が家に実る完熟したミニトマトは食欲を増進させてくれる。毎日、よく冷やした数個以上を丸ごと口にする。砕けたトマトからジュッと口に広がる酸味と甘みがミックスした果汁は何にも変えがたい食欲増進効果を果たす。自作だからというひいき目だけではない美味さがある。
もぎ取られる実にはそんなことを誇る様子は少しも感じない。なるのか当然です、大騒ぎしないでそっと生っている姿が私の性に合っている。この夏、トマトは豊作のようだ。今日は立秋、といっても猛暑日、暦では残暑に変わるが、もうしばらくはトマトと仲良くする。