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慎重に慎重に、各辺を綺麗に見栄えいいように揃えながら工房「木馬」製作の製本機へ印刷した300頁余を挟み込む。糊付けする面に、ある細工を施す。これは工房「木馬」さんから教わったことで、公開の諾否は確認しなかったので伏せておく。糊は市販されているが、家庭用としては一般的ではない。
糊が乾き硬くなったところで製本機から取り外す。ゆっくりと繰ってみる。ばらばらにならないか、糊付けの個所は離れないか、確認しながら繰る。いい具合に糊付けされている。パラパラと繰ってみる。予想した以上の出来栄えに驚く。何度も何度も繰ってみる。本の形になった。
これまで印刷や切抜きしたものを十数冊、手製製本している。厚いもので100頁くらいある。各辺を揃えて綴じる。その策がないので千枚通しで穴を開け、針と糸を使ってそこを縫い合わせる。手作りの表紙で飾って完成としていた。が、綴じた部分のみすぼらしさは人前には出せない。
そんな製本でも読んでみると外見とは別でそれなりの良さを思った。それだけに今回の全6冊の完成が待ち遠しいが、秋の後半までかかる。時間はある、表紙などゆっくりとあつらえてみよう。
今夜は錦帯橋の花火大会。例年10万余の人が河原を埋める。夜間の外出はさけ有線TVのライブで楽しもう。親戚の子らは我が家へ車を置きはしゃぎながら出かけていった。