日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

汗に染みる意味

2012年08月08日 | 生活・ニュース
           

 汗、この時期は少し動いただけで拭わない訳にはいかない。その覚悟で仕事着にでも着替えてするなら、水分補給たまにはスポーツドリンクと休憩は欠かせない。今年は熱中症での救急搬送が例年になく多いという。齢を考えそれなりの気持ちの準備をして始めている。

 汗、汗臭いと嫌われる。確かにいい臭いではなかろが「汗」にまつわる慣用語には人の姿をうかがう、いい内容の言葉が多くある。汗になる:たくさん汗をかき衣服が濡れる。汗の結晶:苦労して得た成果。オリンピックの活躍を見ているとその戦績をなし得たのは努力があったから、そう感じている。それは見るときは手に汗を握る。

 汗を流す:一生懸命働く。血と汗:苦労し努力すること。額に汗する:一生懸命に働くことで、そこにはいろいろな責任感が浮かんで見える。汗のこうした言い伝には真摯に働く、まじめに労働する、そこから得られる姿が浮かび出る。

 散歩で汗をかく。木陰や風通りのいい道では汗が引く。アスファルトの道では照り返しで汗が吹き出る。こんな道でも腰を降ろしたくなる仕掛けに出会う。大きな桜の根に腰掛がある。そこには長く汗をかき役目を終えた木の葉が休んでいる。木の葉の安息の場のように見える。そっとしておこう。

 人、汗をかくばかりではいけない。涼しいところでひと休みして汗をおさめることを汗を入れるという。入浴して汗を洗い流すことを汗を流すという。その後の冷たい喉越しは汗が引っ込むとう。いい汗にはいいことが連なっている、そう思いながら、真っ青な空に夕立を願う。
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