センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

偏った食生活!

2014-06-17 00:00:40 | 感覚、五感
10代は体重も身長も急激に増え、からだの機能も大人へと成長する時期だ。
10歳前後か第2次性徴が始まり、女子は脂肪がついてきて、からだが丸くなる。一昨年まで40年間、千葉県などで養護教諭を務め、現在は大学非常勤講師の出原香代子さんによると、小学6年生ぐらいまでは女子の方が背も高く、体格がよく見えがち、中学2、3年生になると男子が追い越すという。
「子供の多くは、やせている方が格好良く、太っているは格好悪いと思っている」。出原さんが小中学校で接した子の中には「太っている」というクラスメートの何気ない一言がきっかけで食べるのを控え、やせ過ぎて治療が必要になったケースもあった。
出原さんは「当たり前の成長を「太った」 と勘違いして悩まないように男女の違いも含め、発達の特徴をきちんと教えることが大事です」。
慶應義塾大、保健管理センターの南里清一郎教授らは98年から00年、都市部の中学3年生の女子約230人の食事内容を調査、全体にタンパク質や脂肪は当時の栄養所要量を上回り、エネルギーやカルシウム、鉄は下回っていた。
米など穀類をしっかり食べる子は、野菜や乳製品も十分とっていたが、主食に菓子パンを選んだり、ジュースを多くとったりするグループは、砂糖や脂肪をとり過ぎていた。

穀類も糖質も摂食量が少ないグループは、カルシウムやタンパク質も不足、米やお菓子を制限しながら、肉類をたくさん食べて、動物性脂肪の摂取は多いなど、間違ったダイエットをしていることが、うかがえたという。
10代でカルシウムを十分とらないと、20代以降は骨量が減る一方なので将来、骨が脆くなる。骨粗鬆症の心配がある。やせ過ぎの女性が妊娠すると、お腹の赤ちゃんが低栄養の状態にさらされ、生活習慣病になりやすい体質になるという学説もある。
南里さんは警告する「間違ったダイエット、やせ過ぎは将来にわたり健康を損なう」。
思春期の女性では貧血や無月経を招くだけでなく、大人になった後は骨粗鬆症、不妊症のリスクも高くなる。6/1日(月)朝日新聞、「あなたの安心から」引用。
私も何度か若い女性が電車内で貧血になり、倒れそうなった人たちを助けたことがあるが、最近はその頻度が高くなってきた。これらかのシーズンは多くなるのです。

現在の若い人たちは、鉄分だけでなく、ビタミン類、亜鉛などの微栄養素が不足気味である。やはり、ご飯を中心に、野菜、魚、肉類とバランスよく食べ、適度な運動をして、子供の頃からダイエットや、朝から菓子パン、ハンバーガーなど好きな物だけた食べる偏食の傾向が強いようです。
ですから、現在の子供たちの体型が二極化しているのです。小学生の全体の40%は太っている、少し太っている。痩せているが20%と標準体型が40%を上回っております。
私の娘が子供の頃、十数年前には、標準体型が60%程度であり、私が子供の頃は標準体型が80%以上でした。太っている子供は珍しかった。また、同様に痩せている子供も少なかったのです。
現在は、好きなときに、好きな量だけ、好きな物を食べることが出来ます。これら偏食や誤った食べ方、食べさせ方によって子供のたちの身体も精神的にも危ない所まできております。

とくに思春期の女性には、無理なダイエットや運動不足、脳の刺激不足など、また姿勢の悪さから、骨格の異変、特に正しい座り方が出来ない。正座が出来ない人たちが多い。
これらは骨盤が変形しており、これらに女性ホルモン「エストロゲン」の分泌にも影響を与え、子宮壁に卵子が付着できず、生理とともに流れてしまう「ニセ生理」があります。生理があるから大丈夫と思っていても、不妊症になりやすいと言うことです。
専門家の調査では、女子高校生の8割近くに骨盤が変形していると警告している先生もおられます。
また、無生理なども食事と脳刺激不足から起こる症状です。これらの主な原因は女性ホルモンの乱れです。
このように若い女性の体型や骨格、女性ホルモンの乱れなど、身体的にも将来的に妊娠し、出産に対して、基礎的な体力も体質も整っておりません。生まれた子供の栄養不足、未熟児出産、母胎にもリスクが高まり、少子化が加速的に進むのではないかと私は危惧しております。
これらから、日本の子供は日本の宝なのです。将来を担う若い人たちに身体も精神的にもボロボロであることを皆様に理解して頂きたく思います。
ですから、今こそ、ご自分のお子様の食事、体型、心の問題、身体的にも精神的にも健康であることが子供の幸せに繋がることを私から提言致します。
五感プロデュース研究所、感覚大学、荒木行彦

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