センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

ツボカビ症の恐怖!

2007-05-10 00:17:19 | 感覚
日本におけるツボカビ症、2006年12月、国内で飼育されているカエルからこの菌が検出され、それを受けて2007年1月12日に研究機関・環境団体など16の団体による緊急事態宣言が発表された。
2007年3月に、多数の絶滅危惧種の両生・爬虫類が生息する沖縄県で、宇根有美麻布大学獣医学部助教授の調査によりペットショップで販売されているカエルからツボカビが確認された。これを受けて沖縄県内のペットショップの中にはカエル類の入荷・販売を自粛する業者も出てきている。その一方で、アフリカツメガエルの日本国内の輸入が始まってから30年以上経過しているのに、生態系への影響についての話は聞かない、国は騒ぎすぎではないかと言う意見もある。
現在のところ野外での発症は報告されていないが、今後の展開が憂慮されている。
ツボカビ症は、ツボカビの一種(Batrachochytrium dendrobatidis)によって引き起こされる両生類の致死的な感染症である。ツボカビ症は、北米西部・中米・南米・オーストラリア東部で劇的な両生類の減少あるいは絶滅を引き起こしてきた。野生の個体群でのこの疾病に対する効果的な対策は存在しない。この病気は世界的な両生類の生息数と、世界の両生類種の30%もの種数の減少に関連している。
減少のうちいくらかはこの菌によるものと信じられているが、感染に抵抗している種もあり、またいくつかの個体群が感染が低レベルで持続して生き延びていることも報告されている。加えて研究室での研究のほとんどは生態学的には適切ではなく、野外にその結論をそのまま持ち込むのは困難ではある。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用、
オーストラリアでは、このツボカビ症によって何種類かのカエルが絶滅している。
日本でも輸入されている外来種のカエルがこのツボカビ症が見つかり、昨年の12月に初確認されている。
もし、ツボカビ症に感染しているカエルを日本の公園や池に放し飼いにしたら大変である。
日本ではまだ生態系に影響は出ていないようだが、ペットとして外来種が日本に多く輸入されている現状を考えると人ごとではない。
日本固有種のカエルにツボカビ症に伝染したら、大変な事になる。
カエルの多くが絶滅してしまうと、昆虫、特に蠅や蚊などが増えるし、何より、カエルを餌としている生き物、野鳥、蛇などにも影響するのである。
生態系ピラミットに影響を与えると自然環境破壊にも繋がり、私達人間にも影響を与えることに繋がるのです。
ツボカビ症は直接人間には感染したり、影響は無いと考えられているが、生物生態系に影響を与えることになり、これらの環境異変や地球温暖化の影響で、以前に私のブログで紹介した、デング熱の媒介(熱帯シマ蚊)やアカヒアリ南米産の殺人アリと称される毒針を持ったアリが日本にも上陸する可能性は高くなるのである。
私達の身近な所で驚異の生き物たちが自然環境破壊や生物生態系の破壊によって加速的に広がっているのである。
現に、昨年の夏には隣の国台湾で熱帯シマ蚊が確認され、デング熱に感染し、5名もの死者が出て世界中を驚かせた。
また、昨年の秋頃からは「アカヒアリ」が台湾に上陸し、大騒ぎとなった。
絶滅には現在も至っていなく、全部が駆除されていないのである。
残ったアリが子孫を残し、数を増やす可能性も有るのです。
これらの種類が日本に上陸する可能性も高いのである。ましてやツボカビ症は簡単に日本に入ってきている。
飼い主のモラルの悪さで広がる可能性は特に高いのである。
もし、飼っていたツボカビ症に感染したカエルを捨てたり、池や河に放してしまうと日本の固有種のカエルも絶滅の危機が有るのです。
すでにオーストラリアでは数年の間に何種ものカエルや両生類が絶滅したのである。
私は、カジカガエル(画像参照)という清流に住む、鳴き声の綺麗なカエルが好きである。
これらのカエルが絶滅するかも知れないのである。
2007年1月12日に研究機関・環境団体など16の団体による緊急事態宣言が発表された。
これらの驚異は、生物界に限ったことではないのです。新型のウイルス、サーズ、デング熱、感染症など伝染病の驚異も世界中に広がっている。
現在、これらの新型ウイルスや感染症に有効なワクチンの開発や予算、研究も立ち後れている現状がある。
私共はこれら全般を「環境感染」と呼んでおり、自然環境破壊や環境汚染によって、私達の生活環境など脅かす可能性も高くなっているのです。
ですから、普段からうがいや手荒をまめにするなどの予防や見知らぬ生き物などに触ったり、危険動物に近寄ったりしない。また、これらの知識を高めることも重要であることを私から提言致します。
五感教育研究所、主席研究員、荒木行彦
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