センスプロデュース研究所!

ヒトの五感と脳の関係、ヒトの五感の重要性の提唱、研究を行っている者です。

辛い、苦しいは人の難儀⁉︎

2017-07-28 00:00:30 | 感覚心理
辛いの意味は、体の痛み・熱などや心に感じる圧迫・悲しみ・後悔などで、どうにも我慢できない気持だ。つらい。
苦しいの意味は、体の痛み・熱などや心に感じる圧迫・悲しみ・後悔などで、どうにも我慢できない気持だ。つらい。
辛いも苦しいも同じ意味で、類似語です。
人が辛い、苦しいと感じるのは健康不安や病からくる痛みや苦しさだけでなく、精神的な辛さを感じている人たちが日本人に多くなりました。
現に、鬱病などの精神障害なども若年化して来ています。
また、仕事などの人間関係で悩み、苦しんでいる人も急増しております。ストレス障害などと呼ばれて、心身を病んでいる人が近年増加しています。

以前にも私から紹介しましたが、日本人は世界的にも稀な遺伝子を持っている国民です。
それは「不安遺伝子」です。不安遺伝子には三タイプあり、Sタイプ=不安に弱い、SSタイプ=やや不安に弱い、Lタイプ=不安に強いがあります。
日本人は、このSタイプとSSタイプの両方で97%もの人たちが不安やプレッシャー、ストレスに弱い国民性を持っております。
ですから、日本人には辛いことや苦しいことは難儀なことなのです。
難儀の意味は、困難、面倒な事柄、苦労することなどです。

こうしたことから、生きていく上で私たちには、苦や辛いは避けて通れないもので、私たちは幾度かの試練や苦難などを乗り越えて来ました。心身を鍛えるためには、苦楽がなければ、人は成長しないのは、人の脳に関わっております。幾度かの試練や苦難などを乗り越えると「精神力」が鍛えられます。
また、心身を守るために人は「忍耐力」も身につけることが出来るのですが、最近は、日本の子供たちや若者たちに欠如している脳力こそが「精神力」と「忍耐力」の欠如です。
幼い頃から快適な空間で暮し、何不自由なく過ごし、我儘を通して大人に成長して来た子供ほど、この精神力と忍耐力が欠如しています。
だから、自分の思い通りにならないと我儘になり、イライラして興奮したりします。

また、少しでも、辛かったり、苦しいことがあると避けたがり、逃げようとします。よくスポーツなどで「根性がない」などと嘆きますが、根性などと違い、精神力や忍耐力に欠けているです。
だから、少しでも辛いことがあると実体験不足から対処することも分からず、失恋して辛いからと自ら命を絶つ人もおられます。
子どもたちの虐めの問題もそうです。虐められた方は辛い思いをしているのに、虐める側は人の痛みや辛さなどを分からないから虐めるのです。

私も子ども頃に虐められたから分かります。
私を虐めた相手が今、私を見たら、月とスッポンほどの生活も雰囲気も違い、同級生なんて思えないほどの違いがあります。
私の研究だけでなく、私が今まで体験したことも世間から注目されつつあります。

私が心が豊かになり、精神的に満たされ幸せなのは、幾度かの試練や苦難を乗り越え、生き抜く力を養い、使命を担い、その使命を果たすべく、努めています。愛にも満たされて幸せでいられるのは、苦しことや辛いこと、哀しいこと、寂しい思いもして体験したから「脳が鍛えられたのです」。
現在の子供たちや若者たちに苦労はかってでもしろ!という諺は死後になりつつありますが、辛さ、苦しさは誰にでもあるからそれを乗り越える勇気と精神力が欲しいと願うばかりです。
五感プロデュース研究所、荒木行彦、

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