元生徒会長が「万理一空」と言った

2011-10-03 00:00:16 | スポーツ
27歳の琴奨菊が、遅まきながら新大関になった。出身の明徳義塾学園では中学生の時に、高校の先輩に朝青龍がいたそうだ。そして、高校の時には、推されて生徒会長になっていたそうだ。当時は推されて、今は押し相撲というのも、何かの縁だろうか。

先輩大関の千代大海などは、地元の札付きのワルだったらしいので、かなり違う種類なのだろうか。というか、そういう人間なら大関にしても「安心」ということなのだろうか。前の日本人大関が、ギャンブラー琴光喜というのも対象的だ。

また、どうみても日本人の顔で、久しぶりの日本人大関ともてはやされているが、個人的には、日本人が大関の座に座ることに、すでに違和感を感じるようになっている。

大関受諾の席で、抱負のコトバとして「万理一空」と語ったそうだ。殺人鬼である宮本武蔵が晩年に達した境地で、世界にはさまざまな理が存在するが、辿りつく先は一つの世界「空」だ、というような意味らしい。総理大臣になれなかった海江田万理が一人で空しくなることじゃない。

どうも、熟語の中に「一」を入れようとしていたらしく、思えば本名の菊次一弘の「一」なのかな。「一発逆転」とか考えたのだろうか。

ところで、今までの大関達は、昇進後、いつの間に「大関互助会」に入会して助け合い運動をしていたのだが、元生徒会長は、互助会に入会するのだろうか、あるいは入会せずに一人で奮闘することになるのだろうか。