傷ついた街(レオ・ルビンファイン)

2011-10-23 00:00:03 | 美術館・博物館・工芸品
d123世界にはテロリズムが氾濫している。2001年9月11日の同時多発テロの光景を、NYのWTCから2ブロックの自宅で目撃した写真家レオ・ルビンファインが、その体験衝動に突き動かされ、世界中を訪れ、人々の表情から世界の変化をとらえようとした写真群を『傷ついた街』という作品集にまとめた。

一枚一枚が畳ほどの大写真が35枚、竹橋の国立近代美術館で展示されている(~10/23)。

撮影は、まず2002年の日本で行われた。1995年の地下鉄サリン事件の記憶を渋谷や新宿で探したようだ。ただ、冒頭を飾る(?)ような画像は得られなかったようだ。すでに事件から7年が経っていたし、日本人は意外に精神がタフだから(気の弱い人が自殺してしまうからかもしれないが)。


 そして、エンパイアステートビルの女性のカラー写真(2004年)。


 モスクワでタバコをくわえる男性(2003年)。


 そしてロンドンの女性。


こういうのをストリートスナップというらしい(肖像権は?)。2008年から世界各地を回っているそうだ。案外、東日本大震災の後の日本を撮影するために、東京で開催したのかな。旅費の節約?


ところで、話の主旨は変わるが、外国人が渋谷の街にきて驚くことがあるそうだ。

それは、「デブがいない」ことだそうだ。

そういえば、確かに、そうだ。日本人にデブがいないわけではないから、渋谷にデブがいない理由は、デブになると行きにくい街だからということになる。

そういえば、最近、行ってない。