東寺 雨中のライトアップ夜間特別公開

2017-11-01 00:00:39 | たび
東寺は五重塔で有名だ。新幹線からよく見える場所にある。京都駅から南西に1キロほどの場所にあり、京都の街の南西(右下)側にある。

桓武天皇が京都に遷都した時に、南側の京都の入口に羅城門を作り、さらに門の東西に東寺と西寺が建てられた。つまり、京都の西側にある東寺のさらに西側に南北の中心線があった。羅城門は現在はこども用の公園になっているし、西寺は戦国時代あたりに消滅したそうだ。なぜ、西寺が消滅し東寺が残ったのかは定説がないようだ。

中心線上にあった京都御所は、室町時代に東側に移動したので、町全体が東側に展開することになり、東寺は京都の西側に残されてしまった。

ところで、東寺は空海が活動の拠点にしていたこと、秘仏が多数眠っていることが有名で、さらに国宝や重文が多数存在する。それらは長い間、秘仏として講堂や金堂の中にあり公開されなかったのであるが、最近になって公開されることになった。

特に春と秋には、五重塔とともに秘仏の夜間公開が始まっている。秋のライトアップの初日に東寺を夜間訪問したのだが、実は台風の接近を目前として、天候は大荒れ。雨がやんだり降ったり猛烈に降ってきたり、これを東門の前で開門時間を待つ間30分間も傘を差し震えた。

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そして、開門時間と同時に拝観料を支払って五重塔に向かって走ろうとしても、ぬかるみや水たまりもあり簡単じゃない。



まずは、五重塔のライトアップ。離れていると神秘的で、近づくと細部まで見えてきて壮麗な雰囲気になる。拝観者はその立派さに驚くばかりだ。また離れてもよい。

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次に秘仏。撮影禁止なので、画像はないが、薬師如来像には圧倒された。特に左目はどの角度に立っても拝観者が自分を見られていると感じるようになっている。そういう話は聞いていたが、そんな話は非科学的と思っていた。

さらに大日如来像はじめ数多くの仏像が東寺に集まっているわけだ。


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