雨のさくらか、さくらの城か

2023-03-29 00:00:11 | The 城
先週末に東総(千葉県東部)方面に小旅行。WBCの帰国記者会見が行われた成田市の外資系ホテルに泊まることになっている。(WBCとは何の関係もない。一応、軟式野球のチームではショートと投手の二刀流だったことを記録しておくが)足回りから行って自動車になる。

最初に行ったのは佐倉市。成田より東京寄り。頑張って都内に通勤する人もいる。

そして、佐倉と言えば、佐倉城をはじめとする城下町文化。現代では国立民俗博物館も城内にはある。そして千葉県を代表する桜の名所。

博物館も佐倉城も桜も見たいと漠然と思っていたのだが、直前に調べてみると桜の季節は駐車場が足りないので通行制限があるようだ。バスも城周りは迂回するらしい。しかも予定は土曜か日曜。月曜になれば花見客は激減するようだが、そうなると博物館の休館日となる。



そのすべての問題を片づけてくれたのが『雨』。桜を見る人は皆無。城を見る人は僅かにいる。博物館内(詳しくは後日)は結構な入りだった。



佐倉城は千葉県では間違いなく第一位の城だ。江戸時代の最初の頃に徳川忠臣の土井利勝が入城して以来、城主は譜代要職を務めることになる。



もっとも有名なのが幕末の老中、堀田正睦。幕府方の幕末三人衆(阿部正弘、井伊直弼)の一人で、最も開国派で、国論統一に奔走を続けるも、結局は誰からも疎まれ、佐倉城で寂しく亡くなる。



現在は城内に当時の建物は存在せず、本丸があった場所が広場になっている。


なお、佐倉城の他に本佐倉城(もとさくらじょう)というのがある。戦国時代の城で千葉氏が北条傘下に入って、城を守っていたが北条氏が秀吉に成敗され、その後、消失した。

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