いおワールド鹿児島水族館

2011-01-30 00:00:21 | 美術館・博物館・工芸品
どこに行っても水族館をチェックしてしまう。というのも、最近、どこの県(市)でも個性的な水族館を作っていて、ちょっとエキサイティングなのだ。たぶん動物園より水族館の方が差別化しやすいのだろう。昆虫をのぞけば、陸上動物より水生動物の方が種類が多いのだろうか。



ただ、鹿児島は日本の南ではあるが、さらに南には沖縄があって、そこには豪快な「美ら海水族館」がある。鹿児島の奄美の海は魅力だが、単に沖縄の海をぶつけるわけにはいかない。

で、いおワールドのレベルが高い点はいくつもあるのだが、まず、海洋生物の研究に熱心なことだ。

サンゴの一種類である「ミナミウミサンゴ」の孵化に成功したということで、これが人工的に行われると言うのは画期的なことらしい。サンゴの一部から子供が生まれたわけだ。サンゴの生態にはまったく疎かったわけで、このサンゴの体と言うのは動物でありながら、体の一部に葉緑素を持ち、光合成を行うというかなり効率的にできているそうだ。

将来、地球温暖化が進んだ時には、人間の遺伝子にもサンゴの遺伝子をまぜ混んで、酸素を呼吸して、二酸化炭素をはいても、それをまた吸い込んで光合成で酸素に戻したりできるようになる。ただし、背中が緑色の肌になって、毎日2時間の日光浴が必要になる。



そして、ウミガメの赤ちゃん。どうして動物の子供って可愛いのだろう。よく考えれば人間の子供って動物の中では最もかわいくないのかもしれない。ギャーギャー泣くし。



そして、この水族館のコンセプトなのだろうが、一つずつの水槽ごとに、世界が完結するようにできている。まあ、水槽ごとにデザインが入っている。タツノオトシゴをシルエット状に見せている水槽なんて、地球上の風景とは、とても思えない。



そして、アオリイカなども飼っている。見るよりも食いたくなる。しかし、もし、そんなことを実行して、逮捕された場合、実名入りで新聞記事になるのだろう、と想像し、人目が途切れるのをじっと待ったが、チャンスは巡ってこなかった。


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