「ジュース男」対「茶坊主」

2011-09-24 00:00:00 | しょうぎ
王座戦は二局目まで終わる。その前の王位戦と合わせ羽生王座はタイトル戦連続登場(珍しくない)。一方、対する渡辺竜王は、王座戦のあと竜王戦が控えている。

それで、タイトル戦での興味は、勝敗や棋譜以外にもあり、その食事。王座戦第一局、第二局の食事をみると、

王座戦第一局昼食
 羽生王座:五目焼きビーフンとグレープフルーツジュース
 渡辺竜王:五目チャーハン

王座戦第一局夕食
 羽生王座:採りちらしずしとお茶
 渡辺竜王:五目焼きそばとお茶

王座戦第二局昼食
 羽生王座:スパゲティボロネーズとアップルジュース
 渡辺竜王:うな重

王座戦第二局夕食
 羽生王座:アメリカンクラブハウスサンドとオレンジジュース
 渡辺竜王:本日のうどんとお茶
 
どうも、ジュース対お茶という感じだ。まあ、原因は洋食派と和食派の差なのかもしれないので、王位戦(6局、7局)での羽生王座の食事を調べてみる。基本的には二日制で夕食休憩なしなので、昼食とおやつのデータである。

王位戦第6局1日目昼食・・天重
   同     おやつ・・チーズケーキとレモンティ
王位戦第6局2日目昼食・・カレー
   同    おやつ・・フルーツ盛り合わせとオレンジジュース

王位戦第7局1日目昼食・・親子重
   同     おやつ・・和菓子とお茶
王位戦第7局2日目昼食・・カレー
   同    おやつ・・フルーツ盛り合わせとレモンティとオレンジジュース

フルーツの盛り合わせの他にジュースを頼むとは、何かビタミン不足なのだろうか。単にこだわり過ぎなのだろうか。

しかし、よく見ると第六局と第七局の食事は似ている。原因は、どちらも同じ対局場「陣屋旅館」で行われたからだ。どうも最初から七局目まで進むとは思われていなかったようだ。ゴルフトーナメントのプレーオフをもう一回18番ホールで行うみたいなものだ(いや、正確には18番ホールがなくて、17番を二回回るようなものだろうか)。

ジュースよりもアミノ酸入りドリンクを飲んだ方が、脳の働きはよくなるはずなのだが、余計なお世話なのだろう。


さて、9月10日出題の奇妙な図の解答。

a12


▲1六と △同玉 ▲1五と △1七玉 ▲3五馬 △2六歩まで6手詰。

最終手で、後手は自分の王を詰ませてしまうわけだ。そして、一応連続王手である。もしかして、最後の△2六歩が「打歩詰」ということになるなら、初型図の盤上の2五に後手の歩を配置すれば、最終手が△2六歩(突く)になる。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。ごく普通の問題。テーマの発見が重要。

0924


わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。


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7 コメント

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Unknown (とおりすがり)
2011-09-24 13:02:31
9月10日の問題の解答ですけど
将棋はパスできないから7手目は25馬などの
手を入れないとダメなのでは?
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Unknown (市橋宗士)
2011-09-24 15:36:44
葉一郎さんへ
 9・24の解
 ▲○●○以下▲○●○●までの○○13手詰め。4手目の合駒が分岐点、最初は頭の丸い角か桂かなと思ったのですが。角捨ても入り綺麗に詰み上がります。簡素な図はいいですね。手数もこれくらいなら何とか解けそう。「おもちゃ箱」の「展示室」のような何十手もかかるのはどうも・・・ それはそうと、前問では、図も風変わりなら手順も。こんな詰みがあるんですね、脱帽です。確か、あの若島さんの「盤上のラビリンス」で究極の一手詰めが掲載されていて、衝撃を受けた覚えがあります(勿論全問解けていませんが)。またいろいろご教示ください。 by市橋
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Unknown (葉一郎)
2011-09-25 07:28:28
とおりすがりさま
将棋は詰むまで指すのか王をとるまで指すかということになるのでしょうね。
詰将棋というものは、詰むまで指すという前提だから。
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Unknown (とおりすがり)
2011-09-26 00:00:30
詰むまで指すというのは決まってるんですか?

王様を取るまでと思いますけど。

実際取られるまで王手放置にきづかないことな

なんて有段者でも結構ありますよ。

実際大会でも取ったり取られたりしたことあり

ますし。


そもそもこの問題初手からおかしい。

15馬とでも指せば1手で終わるしw
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Unknown (蛇塚の坂本)
2011-09-26 11:13:41
最終手○●○●の○●手詰み。
9月10日の解答でわからないのですが、玉方から、歩を打つことが禁手になるのでしょうか?詰将棋の場合詰手数が奇数になると、思っていたのが、偶数なのでなお驚きです。
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Unknown (おおた葉一郎)
2011-09-26 12:20:57
とおりすがりさま、
将棋の終局ですが、「詰む」までか「王を取るまで」かについては、普通は王を取るまでみたいですが、どうも、「詰む」までであり、「王を取られる手」は反則手であって「王を取られるのは反則負け」ということのようにも思えます。結果は同じですけど。

大会では、投了→時間切れ→反則→詰み という順番が多いように思います。例外的に、時間切れの前に詰んでいれば詰み優先という場合もあるようです。

チェスの場合は、「反則手=無効手」なので、「待った可能」ということです。
またチェスの場合は、相手を行くところなしに追い込むと「負け」なので、その1手前で引き分けになります。

詰将棋は、疑い無く「詰めるまで」ですね。

ご指摘の初手▲1五馬は、「王手」ではないので、「連続王手ルール」に引っかかります。(妙なものでチェスのプロブレムは連続王手でなくてもいいのですね)
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Unknown (おおた葉一郎)
2011-09-26 12:21:55
坂本さま
まず、正解です。
玉方の最終手の歩打ですが、禁手かどうかですが、考慮点は二点

1.行きどころのない駒
これにはあたりません。行き詰った先の駒を先手が取ることで、再度動けるようになります。

2.打歩詰め
自分の王を詰める手が禁止されているかどうか不明です。
あえていうと玉型に2五歩を配置すると最後は2六歩突きになります

偶数手詰
1.後手先の偶数手詰みみたことがあります。
2.▲7六歩 △3四歩 ▲5八飛 △8八角成 ▲6八玉 △9五角まで6手詰というのもありますね。
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