京急発祥の地

2016-04-05 00:00:43 | たび
京浜急行の川崎大師駅のそばに、円型のモニュメントがあった。遠目でもだいたい見当がつく。京浜急行発祥の地であろう。

keikyu


横浜の桜木町駅の近くには、日本鉄道発祥の地の碑がある。そちらは車輪が地上に寝かされ、その上に碑が立っている。

京急の営業は、明治32年1月21日。川崎六郷橋と川崎大師の間で営業を始める。当時の社名は、大師電氣鐡道。営業距離は2キロだそうだ。単線で車両は5両だったそうだ。5両というのが、どうなっているのかよくわからないが、2両で一編成として、途中駅ですれ違うのだったのだろうか。ちょうど1キロにところに駅を作ると単線のすれ違いが可能だ。そして予備車両が1両。

その後、社名は京浜電氣鐡道を経て、京浜急行電鉄となり、普通の人は「京急」と略号で呼ぶ。線路幅が標準軌でスピードを出し易く、JRに乗り慣れている人が京急の快速特急に乗ると、「無謀運転」のおうに感じ、吊革を持つ手に力が入る。

ところで、日本の私鉄の中には、寺社への参拝客を目当てに設立されたものも多く、たとえば成田山に向かう京成電鉄がある。福岡の西鉄も、設立母体の一つは大宰府馬車鉄道だ。

高野山にも高野山電気鉄道があり、法人としては南海電鉄の前身にあたる。


そういえば、サウジアラビアでメッカとメディナ間の巡礼者用の高速鉄道計画(全長450キロ)があり、スペイン企業が受注したものの、毎年の砂嵐対策にめどが立たず頓挫しているようだ。

もともとアラビア石油の日本権益失効の時にも、対価として鉄道建設を要求されていたように思い出す。やはり砂嵐対策が見つからず断念したはず。今さらながらというところだ。


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