ブルブル

2022-12-17 00:00:01 | しょうぎ
いつも土曜日に将棋関係のことを書いていて、きょうの次は12月24日のクリスマスイブ。パーティの日にはまったく不似合いな話題があるので、今週触れておきたいことがある。

チェスの不正のこと。かなりチェス界では騒ぎになっている。対戦にAIの助けを借りたのではないかという疑惑だ。世界チャンピオンが若いグランドマスターに負けた後、次の対戦で1手指しただけで棄権してしまったわけだ。

内容は、オンライン対局の時は時々視線が違う方を見ているということ。また対戦相手と会場で対戦するときは、肛門の中にバイブレーターを仕込んでいて、第三者がAIで調べた手を電波で送っているという疑惑だ。

全体の疑惑度はよくわからないが、AIの方が人間より強いのは事実だ。問題は、それを本人にどうやって伝えたかということ。おしりブルブルでどこまでできるかだが、まったく簡単じゃない。将棋でいえば棋譜を教えるようなものと考えると、チェスの棋譜のことを考えると、もとの場所と次の場所を書くのが基本だ。

将棋の初手の▲7六歩は、77 76ということになる。駒の種類や先後は不要だ。10進法なら一目で書けるが、ブルブルは2進法だ。あるいは77はブルブル7回のあとまた7回。そして7回のあと6回。全部で27回のブルブルが必要だ。そんなことはないだろう。もしかするとだが、対局が同時間にネット中継されているようで、対局者の方から何らかの指サインを送って、第三者がAIで検討し右とか左とか数個の解答で済みそうな気がする。どうも対応策として、放送はリアル時間より15分間遅れて放送されるそうだ。


さて、12月3日出題作の解答。








今週の問題。


訂正版 5三に桂を追加



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