ジャンセン美術館(銀座)

2017-11-26 00:00:55 | 美術館・博物館・工芸品
ジャンセン(1920-2013)は、ジャン・ジャンセンというのが正式名称ということだそうだ。ジャンが重なるという不思議な名前である。日本で言うと、「桜井さくら」とか「太田太」とか「和泉いずみ」とか「進藤進」とかだろうか。20世紀後半を代表する画家である。アルメニア人でフランスに在住していた。

絵画の最大の特徴は輪郭線を描くこと。藤田嗣二のように見えるが色彩には戦後感がある。

日本には、二つの美術館がある。一つは安曇野ジャンセン美術館。普通の美術館である。多くの作品は娘のフローラ・ジャンセン(娘)が所有しているそうだ。

jansen

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そして簡単に行けるのがジャンセン美術館。有楽町駅から数分で、泰明小学校の向かい側のビルに入っている。

この美術館の最大の特徴は、絵画の所有者のこと。

ユル・ブリンナー(1920-1985)氏。「王様と私」、「荒野の七人」で有名なアカデミー賞男優である。1920年にロシア、ウラジオストックに生まれ、パリを経てアメリカに渡る。多国籍の祖先をもち、4度結婚し5人のこどもがいるとされる。ジャンセンと同年生まれということは、パリで友人関係だったのだろうか。

この美術館の雰囲気では、展示作はまた展示品でもあるということではないだろうか。確証はないが。鉛筆書きで数字が記されているが、解読できない。是非、チャレンジしていただきたい。入館無料だし。