北海道ラーメン道場3軒目

2014-09-12 00:00:06 | あじ
新千歳空港ターミナルビル内にある人気スポット『北海道ラーメン道場』には道内各地の10軒のラーメン店が出店している。札幌や旭川、釧路、帯広・・。その中で函館から出店の、『あじさい』へ。

函館ラーメンの特徴は「塩」。塩ラーメンである。塩と言うのは人間に必須のミネラルであるのだが、健康上は敵視されている。せいぜい、熱中症防止に有効と言われていて、熱中症防止アメにも、高血圧の人への注意が書かれている。

実際には、味噌や醤油にもたっぷりと塩は含まれているし、どちらが高血圧に悪いかは不明だ。さらに、今さら一杯のラーメンを前に健康を論じるのは無益だろう。ラーメン自体が健康に悪い。

ajisai


で、このラーメンは、塩ラーメンの原点というのだろうか。そういう味だ。

深く考えて書いているわけではないのだが、「函館」と「札幌など北海道一般」とは、違う文化なのだろう。江戸時代から交易地として港を中心に発展していた函館と、明治になって墾田兵や囚人の労働力で農地開拓を進めていた道内の各地。海の文化×内陸文化。

札幌ラーメンや旭川ラーメンの濃厚さは、屯田兵の食事の流れなのだろうか。

ところで、「北海道ラーメン道場」は全10軒中、3軒制覇したものの、全部行こうとはまったくこだわってないので。

それに札幌には、「ら~めん共和国」があるそうで、そこは全8軒なのだが、「ラーメン道場」と重複出店も数店ある。「あじさい」もそうだ。しかし、「共和国」というネーミングも大きく出たもので、といっても「ラーメン王国」というのはありそうだが、「人民共和国」とすると物騒だ。

思えば、公表された「天皇実録」によれば、昭和20年8月の最終ご聖断は、ソ連参戦の直後だったそうだが、ご聖断が遅れていれば、石狩湾あたりから北海道にも進軍してきて、戦後は南北(あるいは東西)北海道に分割になり、札幌市にも壁ができていたかもしれない。「北海道民主主義人民共和国」。国民食はボルシチラーメン。チャーシューなし、コーンなし、シナチク数本。